カテゴリ:オペラ
東京文化会館の大ホールで
急遽「愛の妙薬」(藤原歌劇団)初日を観劇してきました。 作曲は、ガエターノ・ドニゼッティ、1832年に初演された全2幕からなるオペラ。 しかし、開始時間が18時半というのは、 仕事を終ってからかけつけるには大変、 何とか開演に間に合いホットと言った感じでしたが、 何と席が一階5列目のセンター席。 仕事帰りのカジュアルな洋服では、 ちょっと気が引ける席では、ありましたね。 舞台は、18世紀の農村から現代のショッピングモールに設定を変更しての物語。 イタリアの気鋭の演出家マルコ・ガンディーニの演出です。 ショッピングモールの高級化粧品売り場で働く 美人で頭も良いがちょっと高慢なヒロインと 彼女を愛してしまったた気の弱い商品補充係のネモリーノという設定。 二人が最後は、結ばれるまでを描く喜歌劇ですが、 ソリスト、ショッピングモールに買い物に来る客(合唱団)の キャラクターや、ぬいぐるみ達、巨大なバルーン、そして、 オケも好演で、楽しい舞台ではありました。 ただし、ショッピングモールの高級化粧品売り場で 紙袋を持ってウロウロする兵隊達には、違和感があったのも事実です。 演出的には、おもしろい企画では、あったのですが、これは、 いただけませんでしたね。 話の設定上、どうしても兵隊達は不可欠ですし、 この演出で再演があるかのかどうか?、 再演があった場合、私が観に行くかどうか微妙なところですが、 キャスト次第というところかな。 ちなみに本日のキャストでは、 以前もアディーナの高橋薫子を観・聴いた時に、 はまり役だと思いましたが、今回も、あいかわらすキュートな容姿と 魅力的な歌声で、この夜のヒロインでした♪ ネモリーノのE・ダグアンノの 「人知れぬ涙」は、声量不足だったのが残念でしたが、 このカンパニーのこの役にはあっていたと思います。 まだ若手ということで今後に期待!! ドゥルカマーラを演じた久保田真澄は、 ゴールドラメの上着が良く似合い、 詐欺師らしいうさんくささで、おもしろいキャラクターでした。 可愛いぬいぐるみのウサギに迫る姿は、ウサギの好演?も あって大笑いさせてもらいました。 <キャスト> 高橋薫子(アディーナ)、 エマヌエーレ・ダグアンノ(ネモリーノ)、 久保田真澄(ドゥルカマーラ)、 須藤慎吾(ベルコーレ) 向野由美子(ジャンネッタ) 【指揮】園田隆一郎 【演出】マルコ・ガンディーニ 【演奏】原歌劇団合唱部(合唱)/東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 本日のきもの:仕事帰りのためカジュアルな洋服。ただ、色目をパープル 系にして衿元に真珠、ショールでごまかすはずが、そのままクロークにショールを預けっぱなしにしてしまった私でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 19, 2009 09:41:08 PM
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