カテゴリ:演劇・コンサート・ミュージカルなど
シャーロット・ブロンテの名作をミュージカル化。
主演二人の並びは絵になり、松たかこは、当たり役。 松は、3時間近くほとんど舞台にでずっぱりで、ジェーンとして舞台に生きづき歌にも説得力がある。以前聴いた「ミス・サイゴン」時より確実に歌唱力がアップしておりすばらしい。彼女で「エリザベート」が観たいかも。 しかし、全体的には、長大な原作の前半であるジェーンの成長に比重をかけたためか、ジェーンとロチェスターの2人が愛を抱く過程と、後半の見せ場である2人の結婚式が壊れる過程が淡泊になり、なぜ二人が分かれなけばならないのかが説得力に欠けるのがおしい。 また、美術、照明とも美しいのだが、日生のミュージカルとしては、箱が大きすぎ地味な印象がぬぐえない。もう少し狭い劇場のほうが臨場感が増したのではと思える。 しかし、ミュージカル自体は、気に入ったので、もう一度観るのが楽しみである。 原作 シャーロット・ブロンテ 演出 ジョン・ケアード <キャスト> ジェーン・エア 松たか子 ロチェスター 橋本さとし ブランチ・イングラム 幸田浩子 フェアファックス夫人 寿ひずる スキャチャード他 旺なつき リード夫人他 伊東弘美 ジェーンの母他 山崎直子 シンジュン他 小西遼生 メイソン 福井貴一 ブロクルハースト 壤晴彦 本日の着物:市松変わり織りの灰色の紬にトンボ模様のの名古屋帯。帯揚げはレース生地を流用。真夏にはちょっと暑いが、今日ぐらいの暑さには、ちょうどよい感じの夏物である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 13, 2009 08:53:56 AM
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