着物でお出掛け会　～千駄木きもの倶楽部　　　　とにかく着物でランチ・お散歩・街歩き

今回は、お出掛け記録ではなく、
着付けの便利グッズについてのお話。

長襦袢か、二部式か、
二部式にするとして、はたまた、嘘つきか…
そんなお話は、何度もしてきました。

便利、お安い、手入れが楽、早い、見た目がきれい等々、
選択の基準は色々ありますが、
最終的には、その人の好み、ということになります。

嘘つき襦袢にする場合も、
替え袖をどうするか、という選択が必要です。

これも、色々ありますが、
散歩ネコがいいと思うのは、
半無双仕立てで、
マジックテープ付けにすることです。

半無双（はんむそう）とは？

夏物なら、単衣仕立て（裏地なし）。
袷物なら、袷仕立て（総裏地付き）。

でも、総裏地にしても、
人から見えるのは、袖口と振りの一部だけ。
中央部分は、人には見えません。

そこで、人から見える部分だけ、裏地をつけます。
そうすると、外からは、
袷仕立て（総裏地）に見えます。
これが、半無双仕立て。

これの何がいいのか？

生地を節約できます。
軽くなりますしね。

下の画像は、
青山の「えり華（えりはな）」さんの替え袖。


半無双仕立て。全体像。

えり華さんは、マジックテープではなく、
スナップ留めが特徴です。


半無双仕立て。アップ。

折り返しの部分（外から見える部分）を
アップにしてみました。
ここだけ、折り返し（裏地付き）にしてあれば十分。

えり華さん、撮影の許可＆ご協力を、
ありがとうございます。

秀逸なのは、「中表」にしていること。
単衣仕立ての時も、中表にすれば、
一番いいところが、内側にくるので、
袖の中から、表地が見えることになります。

散歩ネコも、単衣仕立ての時は、
中表を指定します。

襦袢姿になった時は、
裏側が見えることになるので、
あまり美しくありませんが…

替え袖を仕立てるのはいいとして、
そんな中途半端な長さの襦袢地、
どうやって買うの？

えり華さんなら、大丈夫。


これが全部、替え袖用の、長襦袢用反物。

必要な長さだけ買えます。
なんてお買い得！

お値段は、1尺（約38センチ）単位で、色々あります。
好きな柄を、必要な長さだけ買えます。
夏前には、夏用も豊富に出ます。

お仕立て代は、
えり華さんで購入した襦袢地なら、2500円。
持ち込み地なら、3500円。
＋生地代、となります。

散歩ネコは、先日、
襦袢地を持ち込んで、
仕立て代3500円で、替え袖をオーダーしました。
一緒に写り込んでいる
歌舞伎模様の襦袢地です。

できあがるのが、楽しみ～♪


青山　「えり華」さん

青山にいらした際には、是非どうぞ。
スタッフさんも、皆さん親切ですよ。

ただ、3500円は、ちょっとお高いかな～？
散歩ネコは、たっくさ～ん作りたいんです。
持ち込みで、3500円以下にならないものかと、
そんなお店を探しています。

替え袖のお仕立てを、お安くできるお店・技術者の情報、
大募集中です。
どうぞ宜しくお願いします。