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カテゴリ:着物道場
お出掛け画像の整理がなかなか進んでいませんが、
今日は事情があり、替え袖のお話をいたします。 着物には長襦袢が必要ですが、 散歩ネコは、手入れの楽さと、コーディネイトの楽しさから、 二部式の、替え袖タイプを愛用しています。 ★【二部式の上(半襦袢)】 既製品も、オーダー品も持っています。 長所・短所は、それぞれ。 ★【替え袖】 好きな正絹の襦袢生地を用意して、水通しをします。 正絹は、水につけると縮んでしまい、寸法が崩れるので、 原則は水洗い禁止。 そこで、仕立てる前に、水通しして、わざと縮ませておきます。 散歩ネコは、更に、衣類乾燥機に掛けてしまいます。 替え袖が完成した後、そういうお手入れをするので、 襦袢地の時から、同じ処理をしておきます。 その後、替え袖を仕立てるわけですが、 大きく分けて、単衣用・袷用(無双 むそう)の2種類があり、 無双には、生地を節約した半無双(はんむそう) というタイプもあります。 袷用・無双 普通の袷用 表と裏を合わせて、2重になっています。 どこから見ても、表側が見えます。 袷用・半無双 袷用の、生地の節約タイプ。 袖の中心部は、単衣。 両脇だけ、裏も当てているので、 袖口・振りから見ると、通常の袷用(無双)に見えます。 襦袢姿は、ちょっとカッコ悪いですが、 人様にお見せする姿ではないので、大丈夫。 生地が節約できます。 中表(なかおもて・表地が内側)にして仕立てています。 これだと、思わず、袖の奥まで見える事態になっても (たま~にあります(^_^;))、 ちゃんと表地が見えることになります。 ★【単衣の替え袖】 中表は、単衣の替え袖にも使えます。 通常、単衣の袖は、表が表側で仕立てますが(当然)、 これだと、せっかく素敵な襦袢地を用意しても、 チラリと見えるのは、裏側の、白っぽいところだけです。 単衣の替え袖を、中表(表地が内側)にして仕立てると、 袖口・振りから、襦袢が見えた時も、 裏地ではなく、ちゃんと表地が見えます。 半無双と同じで、襦袢姿は、カッコ悪いですけどね。 単衣の袖で、袖幅の生地があまったら、 両方に振り分ける方法もありますが、 肩側だけに寄せるのが、今風です。 完成前に、水通しをしてあるので、 着用後は、テープをペリペリと剥がして、洗濯機にポイっです。 簡単! 既に、わざと縮ませてあるので、もう縮みません。 洗うのは、気になった時だけ。 それでも、丸洗いよりは、頻度も多く洗えて清潔。 ★【テープの位置】 テープの位置は、 上から2センチ、上から13センチにしています。 以前は、装道の美容ランジェリーに合わせていましたが、 着物友達から譲って頂く時など、 各メーカーによって、位置が微妙に異なます。 色々試して、ほとんどのメーカーに対応できるのが、 この位置ということがわかりました。 ぴったりではないですが、なんとかくっつきます。 テープ派も、スナップ派もいますが、散歩ネコは、テープ派。 テープのほうが、前後の微調整ができます。 スナップのほうが、生地を傷めない、という説もありますが、 例えば、裄が合わない着物が多くて、 今日は内側5ミリ、今日は外側5ミリにつけたい、等という時、 それごとにスナップもつけ足さないといけないので、面倒。 テープなら、ちょっとずらせばいいだけなので、楽ちん。 あくまで長襦袢派、二部式でも替え袖はイヤ派、 替え袖ならスナップ派、等々、 好みは人それぞれですが、 自分としては、今はこれがベストだと思っています。 それぞれが、自分の納得できる形に辿り着けるといいですね。 お出掛け画像が溜まっていて、すみませ~ん。 順次アップして参ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.19 23:18:40
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