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カテゴリ:着物道場
先日、洋服生地での、手作り名古屋帯のお話をしましたが、
それからすっかり、手作り帯にはまってしまいました。 1作目は、アリス柄 + ピアノ鍵盤 の、リバーシブルでしたが、 両面が綿、というのは、とても重くて、締めにくい。 散歩ネコは、前を幅出しするので、 リバーシブルだと、表と裏で、 折り跡の線の位置が違うのも、気になる。 それで、分解して、アリスで1本、ピアノで1本と、 別々の帯にしました。 今日は、3作目のお話。 買ってきたのは、食器のミントンのカップ柄。 食器なら、ウェッジウッドが一番好きなのですが、 お店にその生地がなかったので(^_^;) ミントンもどきではなく、ミントンが正式に販売している正規物。 洋服生地なので、幅110センチ。それを、130センチ購入。 こんなに広いと、柄取りに頭を使います(ー_ー) お太鼓の柄取り枠を作りました(^_^)v お太鼓の形は、タテ8寸(約30.4センチ)× ヨコ8寸。 メジャーでも勿論、測れますが、 枠があると、お太鼓のイメージが掴みやすい。 タテに、綺麗に2列に入れる? それとも、両脇はちょっと犠牲になるけど、 タテ3列、できるだけ沢山入れる? 3列にしましょう(*^_^*) 前柄の柄取り枠。 名古屋帯は、 お太鼓幅 (8寸、約30.4センチ)、 前幅は、その半分(4寸、約15.2センチ)になるのが通常。 前幅のベストバランスは、その人の身長の、1/10。 散歩ネコは、165センチなので、 前幅のベストは、16.5センチ。 いつも、幅出しをしています。 そこで、幅16.5センチ、 柄が出ている横幅は、2尺(約76センチ)の枠を作りました。 これで、柄の出方のイメージができます。 完成! タレと手先は、ミントンのアラベスク柄。 三角部分のアップ。 ピッタリ半分ではなく、 出したい方を、16.5センチにしました。 そのため、わざとずらして縫い留めました。 これなら、帯を締めるたびに幅出ししなくても、楽々! 薄紫に見えるのは、ガロンレース。 生地の両脇の処理に使用。 裾の擦り切れ防止用のガロンレースが、 こんなところにも役立っているとは、 ガロンレース、万能選手です。 半分に折って、縫い留めたので、 裏地も必要なく、その分の生地が不要。 ということは、重量も軽くなり、扱いが更に楽。 手先にいくにつれ、ずれを直していきます。 手先を折り返すあたりは、ぴったり半分。 お太鼓の返し(裏地)は、無地のグリーン。 全体像。 帯を締めた時に隠れる部分は、地色と同じアイボリーの無地。 節約でございます。 綿なので、ちょっと気になる汚れは、 食器用スポンジに洗剤をつけて、 チョコチョコと洗っております。 流れで見ると、簡単に見えますが、 素人のくせに、柄合わせという、 難易度の高い技に凝ってしまったため、 数日間にわたり、大変な時間が掛かっております。 自分でやってみて、 和裁士さんは、すごいなあ、と、シミジミ思い知りました。 ますます着物が好きになりました(*^_^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.01 22:07:57
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