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カテゴリ:着物道場
今日は、着物ならではの、美しい仕草のお話。
着物道場なのか、番外編なのか、悩みましたが、 とりあえず、着物道場にて。 夏になると、とても気になることがあります。 それは、日傘の差し方。 え? 日傘って、差せばいいんでしょ? いやいや、 美しい差し方と、そうでない差し方が、あるのですよ。 こちらは、悪い例。 「見苦しい差し方」と説明文があります。 どこの出典だったか、メモを紛失(T_T) ちょうど良い例がなく、昔の資料で申し訳ない。 イメージだけでもお伝えできれば。 日傘の中棒(傘骨、シャフト)を肩に乗せる(担ぐ)のは とても見苦しい。 お猿のカゴ屋さんか、江戸時代の飛脚さんに見えます。 江戸時代の飛脚 江戸から京都まで、3日で走り切りました。 形がそっくり! 美しい例 中棒を、肩に乗せない(かつがない)。 そして、ちょっと斜めに差す。 垂直に持つより、優し気に見える。 日傘を差しながらの、ご挨拶の仕方。 目上の方へは、日傘をたたんで、お辞儀。 親しい間柄なら、 「このまま失礼させて頂きます」と一言添えて、お辞儀。 この時、傘はお辞儀に連れて前後に揺れないのがよい、 と、あります。 これが、現代にどれだけ通用するのか、 その方の社会性や、生活環境によると思うので、 全てを鵜呑みにする必要はありません。 ただ、現代でも美しいと感じる人は、 きっと多いと思います。 日差しが強くなって、 日傘を差す着物姿の女性が増えて来ると、 毎年、気になっていることでした。 やっとアップできました(^-^)v ステキなお着物、コーディネートもバッチリ、 着付けも、お化粧も完璧! だけど、飛脚やってる~(T_T) という方の、なんと多いことか・・・ ビバ! 着物ライフ! しかし、気取って日傘を差しながら、 カツラを吹っ飛ばした散歩ネコには、 なんの説得力もありません。 手編みバテンレース日傘 実用性はともかく、こういう日傘、憧れ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.25 20:42:45
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