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カテゴリ:着物道場
今日は、久しぶりの着物道場。
わけあって、 ブラックフォーマルの確認。 「着物道場」でいいのか? という疑問もありますが、 他にどのカテゴリーがいいのか、思いつかない。 ブラックフォーマルの小物は、 一つの大きな箱に、全て入れています。 黒ハンドバッグ、黒サブバッグ、お数珠、 黒のティッシュケース、黒のレースハンカチ、 黒ストッキング等々、 靴と草履以外の全て、和洋取り混ぜて。 ブラックフォーマルが必要な時って、 慌ててるし、絶対間違っちゃダメだし、 「ここにある!」と決めていると、安心。 お数珠を出してみました。 なんなの、この黒カスはっ 最初、Gのカケラかと思い、背筋が凍りました でも、なんだか違う~。 よく見ると・・・ 割れてるやん! 東北生まれ、関東育ちなのに、 いきなり関西弁が出てきて、自分でもビックリ。 お笑いの見過ぎである。 これは、ジェットという、 喪の席用のアクセサリーです。 軽くて、お手入れも特に必要なく、 気に入っていました。 ジェットとは、化石化した木で、 イギリスのビクトリア女王が喪の席につけたことから 正式な喪のアクセサリーとして一般化しました。 和名は、「黒玉」。そのままやん。 読み方は、「こくぎょく」。 海に浮かぶ漂流木が、海底に沈み、 数千万年以上をかけて、化石化したもの。 宝石とはいっても、有機物なので、 真珠や琥珀と同じ系統になるでしょうか。 琥珀は、木の樹脂が化石化したもの。 ジェットは、漂流木の幹が化石化したもの。 このブログ、ためになるわ~。 有機物だから、そりゃ~割れるよね~。 でも、何もしてないのに。 経年により割れる、ということがあるの? 木だから? もしや、と思い、 セットで購入した、ネックレスも手に取ってみました。 あ~よかった。 こちらは無事よ~。 念のため・・・ と、ちょっと強めに引っ張ったら・・・ 糸が切れた・・・ これは、床に散らばったジェットを拾い集めて 箱に戻したところ。 まさかばらけるとは思ってないので、 無事な姿の写真は撮らずにいました。 ネックレスのジェットはキレイでしたが、 糸が古くなっていたようです・・・ 糸の種類はわかりませんが、 多分、木綿糸なのかな? パールのネックレスでも、 よいお品は、テグスみたいな(名前不明)、 ちゃんとした糸を使うと思います。 そして、一粒ごとに、糸留めするよね~ 箱は一見、キレイですが、 内側の和紙にシミが浮いているので、 これは着物と同じ、湿気にやられたのかなぁ。 だとしたら、管理が悪くて、ごめんね。 こちらは、有名なテレビ通販番組、 ショップチャンネ〇の、本日のお買い得で購入したお品。 何回か使用したので、まあいいけど、 当日にこのようなことにならなくて、せめてよかった。 ジェットは悪くないと思う。 木の化石はこうなる、 という特性を知らなかった散歩ネコが無知でした。 因みに、 喪の席のことを「モーニング」、 喪の席につけるアクセサリーを 「モーニングジュエリー」と呼びますが、 「朝(morning)」ではありません。 「喪(mourning)」なんですね。 スペルも意味も違いますが、 発音は、同じだそうなので、 日本人にとっては、余計にややこしいです。 色々書きましたが、 とにかく、もうジェットは買わないな。 ビクトリア女王にはなれませんでした。 当たり前。 そんな時は、着物の喪服で行くように という、神のお告げと受け取りましたm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.01 17:10:12
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