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テーマ:着物(542)
カテゴリ:着物ネタ
本日、江戸小紋会を開催致しました。
朝からバタバタ片づけて、昼過ぎに次男君預けて広げてみると・・・ 江戸小紋だけで反物42反! ものすごい数です。 江戸小紋というのは、 遠目からみると無地に見えるのですが、細かい型染めの柄のある 着物です。 遠目から無地に見えることから、鮫・行儀・角通しなどは一つ紋を入れることで 色無地と同等に着こなすことができます。 もちろん、家紋を入れなくてもOKです。 その場合は、おしゃれ着としてはもちろん、 フォーマルな格好ではちょっと・・・でもカジュアル過ぎては困る という場合に、大変重宝する訳です。 型染め、つまりは現代風に言えばステンシルです。 が、ぼかし染めはしませんで、一色ないしは二色を重ねて染めていきます。 江戸時代の将軍徳川家をはじめ、武家の皆様は、 裃を着ていましたね。 その裃、江戸小紋の技法なのです。 細かい柄を、和紙に彫刻刀で彫って、染めて行くのです。 型紙を掘る人は、かなり細かい作業をします。 染め師さんは、染めムラや、型紙を置いて外してその部分に差がでて しまうことのないように、これまた細心の注意を払って染めていきます。 江戸小紋は、彫り師さんと染め師さんのお二人がいなければ 出来上がらない、共同作品です。 江戸小紋の柄は、400種類以上あると言われています。 一般的に有名なのは、↑に書きました通り、 「鮫」「毛万筋」「角通し」などですね。 他にも「あられ」「鱗」などもあります。 今回、面白かったのは 桃太郎というテーマの桃と棍棒柄。 (桃が向きによっては、ハートやお尻に見えたり^^; 後は物語というテーマで 所々に「こい」「あい」「ゆめ」という文字が隠されているもの。 定規をあしらったもの(数字も入っているんですよ!) などなど。 そして、鮫小紋一つとっても、 種類が色々! 鮫小紋の細かさの違い、染めの違い、などなど。 見比べると思いっきりよく分かります。 そして生徒さんが惚れ込んだ品は 「住田双光」さんが掘った作品でした! いくつも商品があったのですが(鮫や毛万筋等) 本当にどれも目が細かい! そして、後で気が付きました。 私が惚れた毛万筋も住田双光さんの作! あ、その前に、私、毛万筋LOVEです 袷で赤の毛万筋持ってます。 でも、また毛万筋(藤色と水色の間の色)にひかれてます☆ ★楽天で見つけた 住田双光さんの作品★ 小紋お仕立てあがり本草木染錐彫型染着尺「極鮫」(新古品) 正絹江戸小紋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月15日 22時19分28秒
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