きものあれこれ大和撫子　　★楽天バージョン★

秋の長雨シーズンに突入してしまったのでしょうか・・・
連日の雨、そしてしばらく雨が続く様ですね。
私の長雨シーズンはもう少し後な気がするのですが、
今年はなんだか雨が多く、肌寒い6月～9月という気がしています。

さて、雨が続きますと色々憂鬱だったりしませんか？
主婦や一人暮らしの方は、
「洗濯物が乾かない！」という悩みもあるでしょう。
ですが、大抵の方は、仕事やお出掛けが億劫といいますか。
特に着物で出かけるとなると、用意が大変ですよね。
大事なお着物が汚れないように、雨コート着て、足元も
濡れないようにして・・・

と、いつも雨支度のお話は何度も折に触れていますので、
今日は着物のガード加工の話をしたいと思います。

私は正絹の着物の９０％程度に、汚れ防止加工をしています。
ですので、雨の日も水を弾いてはくれます。
（もちろん、心配なので濡れないように気を付けますよ！）
汚れ防止加工は、水分を弾いてくれますので、
例えばお醤油こぼした時等も、さっと拭き取るだけ。
（この時、こすりつけないように注意は必要ですね＾＾）
あとは防カビ効果もあるので、しまいっぱなしでも安心です。
（着物のカビは悲しいものがありますよねぇ・・・）

ですが、この加工を嫌がる方もいらっしゃったりします。
・生地の風合いが変ってしまうから　→　若干堅くなる？殆ど変らないけどなぁ。
・染め変えが出来なくなると言われた　→　そんなことはないんだけど・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お店の加工方法にもよるかも？
などなどですが、
意外にも着物を良く着用する、いわゆる先生と呼ばれる方から
否定的意見を言われたからという方が多いみたいです。

私の経験からは、
大事な着物には加工して大事に着てあげた方が良いと思うのです。
特に縮緬系は、水に弱いですので、加工したほうが良いでしょう。
あと、白っぽい着物や帯も加工はオススメです。

ただ、加工も万全ではないです。加工した着物にシミ付けてしまった事もあります。
綺麗に落ちましたけどね。

でも一番は、加工しているので雨の日でも多少安心して
好きな着物が着られるってことでしょうか！

雨の日はポリの着物という方もいるでしょう。
でも、雨の日ってジメジメ暑かったり逆に寒かったり。
ポリはより一層そう感じてしまいますので、意外と不快。
正絹の着心地の良さを知ってしまったからだと思いますけどね。

まぁ後は、その人の好き嫌いや考え方なのでしょうね。