カテゴリ:本
姉ちゃんが本を持ってきた。 「割と面白かったよ」と。 うちは大変効率のいい(??)家庭。 本はいっぱい消費しますが、面白かったものは、たいてい姉と私で回し読みする。マンガとなると娘や姪っ子、甥っ子も読むし、そのまた友だちまで。 完全に趣味が一致してるわけではないけど、 相手が興味を持ちそうなもの、そうでもないものはだいたいわかるから、 こうやって持ってきてくれたものは、まず間違いなく面白い。 この本も、姉には珍しくヤングアダルト向きの本だったが、 (児童文学を読むのは、いつもなら私の方) 確かに面白かった。夜中の3時までかかって一気に読んでしまった。 魔女によって、体を乗っ取られ、おばあさんにされてしまった少女。 お父さんもお母さんも、だれにも信じてもらえず、老人ホームに閉じこめられてしまうのだが……。 この本の作者、アレックス・シアラーの本では、ほかに 「チョコレート・アンダーグラウンド」 「青空のむこう」 なども売れているようだ。 私の本来の好みからすると、ちょっぴりストレートすぎるお話だけど、 (児童文学といっても、ユーモアやひねりが効いている方が好き) 「年を取る」ということがどんなものなのか、考えさせられる。 作者は、電車の中で携帯電話をかけている女の子に注意したとき、 「ダサいじじい!」と言われたことから、この話を思いついたという。 (こういうことって、日本だけじゃないのね……) 最近の若者の目に余る言動も、もとをただせば「想像力の欠如」じゃないかと思う。相手の身になって考えることができないから。 そんな意味でも、本を読むって大切よね。 こういう本を読んでいたら、お年寄りを大事にしなきゃ、って思えるかも。 だって、見かけは年寄りでも、ひょっとしたら心の中は、まだ子供なのかもしれないのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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