カテゴリ:雑
去年の暮れ、左の上の奥歯が痛み始めた。
お正月に痛いままじゃ困るなって思って、歯医者に行くと、 銀歯の内側に、膿がたまってるんだな、と言われた。 ところが、この銀歯、前に通ってた歯医者さんが、えらく気合いを入れて作ったらしく、通常よりも金属の棒が長く、しかも二股になっているので、 これを取る自信がない、と今度の歯医者さんは言う。 「どうしてもがまんできなくなったら、歯茎を切って、横から根っこの回りを掃除しましょう。とりあえず、痛み止めを出しますから、様子を見てください」 さいわい、一度は痛みも治まり、そのあと他に虫歯が見つかったりして、治療を続けていた。 が、今日、歯医者に行くと、 「もし、例の治療をするなら、3月中じゃなきゃだめになっちゃったんです。 4月から規則が変わって、何が何でも銀歯を外さなきゃならないんです」 とのこと。 えー、心の準備ができてない。 が、確かにあれからもときどき風邪を引いたりするたびに、奥歯が痛むから、 やっておいた方がいいだろうなあ。先生曰く、この銀歯を外すとなるとうちじゃできないから、口腔外科に行くとか…… なんて大げさな話になっちゃうし。 もー。なんでそんなに丈夫に作ったのかな、前の歯医者さん。 ま、ともかくやってもらうことにする。 いきなり採血だ。 歯茎に穴を開けて、根っこの回りを掃除するので、そこにできた穴に、自分の血液の血小板を充填すると、治りが早いんだそうな。 歯医者で採血って初めてだよ…… なんか先生も手つきが慣れてないし……怖い。 そして麻酔をされ、 今度は丸い穴の開いた、大きな布をばさっとかぶせられる。 「あの……何にも見えませんけど……」 「血が飛び散ると困るからね」 こ、怖いよう…… 気配でメスを入れられたり、がりがり削られたりしてるのはわかるけど、 見えないところでなんかされてるというのは、実に怖い。 普通の手術だったら、麻酔で意識がなくなってるうちに終わるけど、 歯医者さんだとほかはしっかり目が覚めてるしね。 最後に傷口を縫って、1時間半に渡る「手術」が終わった。 なんか縫う糸も、やたら長いよ。お腹を縫ったりするときの糸なのかな? 「下手の長糸」とか思わず心の中でつぶやく。 ……だんだん麻酔も切れてきたところ。 今日は痛むかもしれません、と脅かされているし。 あああ、歯医者ってほんとにいやだな。 まあ、好きな人はいないだろうけどね。 いや、先生にも、助手のお姉さんにも、感謝してますけど…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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