カテゴリ:着物な日常
さて次の日。
チェックアウトは十時なのにさ…… 起きたのは十時半を回っていた…… 掃除機の音でようやく目が覚めたのよ。 オーナー、寝かしていてくれたんですね。 ありがとう~~。 お掃除をしていた従業員の方に、「すみません!!」とあやまると、 「いいんですよ~。ゆっくり着替えてくださいねー」とやさしいお言葉。 それに甘えて……というか、ちょっと二日酔い? 慣れないお酒が残ってて、ぐずぐずとしか動けない。 のろくさ着替えたのは、いつぞやの娘に貸した銘仙と、「和の服屋」さんでゲットしたチェリーな袋帯。でも、写真を撮る気力もナッシング。 ロビーに下りたときには、すでに十二時を過ぎていた。 従業員の方は、コーヒーを入れてくださり、「お着物いいわねー」としばし歓談。 さらに、「よかったら荷物お預かりしますよ。それに、また帰りに着替えたいでしょう? お部屋も今日は空いてると思うし、使っていいですよ。オーナーに話しておきます」って。 うおー、ありがたい! 帰りもタワー浴場に寄ろうかな、って思ってたのよー。 すっかり甘えて、荷物を置いて出かけることにする。 でも、どこに?? 本当は行きたいところがいろいろあったんだけど、今は正直、このまま寝ていたいくらいな気分。 でもでもせっかくだしねー。 気力をふりしぼってとりあえず京都駅まで行ったけど、バス乗り場の看板を眺めて、ぼーっとしてしまう。今日は昨日以上に蒸し暑く、だるさがさらにいや増す。 計画では、 きさらさんオススメの嵯峨野の鈴虫寺と 大好きなおはりばこさんの実店舗と 両方に行きたかったんだけど…… 葉緑素さんも行ったという国立博物館の展示も見たかったが、これは月曜日で休館みたいだ。 残念。 うーん、何にも考えられない。 何か食べれば知恵もわくかしら、と思ったが、入ったのは結局ふつーの喫茶店。 京都まで来たのにねー。 で、サンドイッチのセットを頼んだ。 でも、やっぱり、ぼーっとしたまんま。 そうだ、どうせなら、どこか公園とかお庭みたいなところでお花でも見よう。 と、思いたち、近そうな平安神宮へ。 花菖蒲にはまだ早いけど、睡蓮と杜若が見られるはず。 ってわけで、行ってきました。 お庭はかな~り広くて、ベンチがあるたんびに腰をおろしては、ぼーっ。 でもさすがに木陰は涼しいし、木がさやさや鳴る音、鳥の声、水の流れる音…… 癒されますぅ…… 来てよかった。 お花も綺麗だったわ。正直、花菖蒲と杜若の区別もつかないんだけどね(爆 時間を忘れてのんびりしてたら、すっかり夕方に。 もうどこにも行けないじゃん。 あわてて宿に戻り、お部屋を借りて着替えさせていただく。 オーナーは「どうせ部屋は空いてるんだし、バスが夜なら、ゆっくり休んでいっていいんだよ。シャワーも浴びたら」とまで言ってくださり、感激。 でもまあ、夕飯も食べなきゃだし、家族にお土産も買わなきゃなので、ぼちぼちとまた駅に向かう。 夕飯こそは、京都らしい料理を…… と思ったが、昨夜の会話で、なぜかある人と、スパゲッティーの話題で盛りあがったためか、 どうしてもほかの料理が考えられず。 お土産も無事ゲットして、残りの時間はなぜかまたネットカフェへ。バスを待つのであった。 帰りのバスは、とってもすいていて、ふたつの座席を使えたため、行きよりは全然楽でした。 休憩のたび、目が覚めてしまったけど、逆に言えば、ともかくその間は寝られたってこと。 横浜には7時頃到着の予定だったのに、またまた一時間も早く着いた。 よっぽどの渋滞があったとき、文句を言われないように到着時間を書いてあるのかしらね。 でも、あんまり早く着いちゃったって、困ることもあるのでは?と思わないでもない。 ま、そんなわけで、オフ会の次の日は、かなりへたれであったものの、 無事、おうちに帰り着きましたとさ。 今回の旅行も、本当にいろんな方にお世話になりました。 体力的にはかなり消耗したけど、帰るやいなや、また行きたくなってしまった京都でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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