本日はセミナーへ
本日は障害をもつ人たちの自立生活とエンパワメントと題したセミナーに出席。講師はご自身も脳性まひの障害をもたれている愛知淑徳大学の谷口明広教授。(講演は年間300回を超える)いかにも関西人らしく、落語をきいているような話し方でした。今回は(財)広げよう愛の輪運動基金の研修派遣生に向けた内容。先生も当制度を利用して過去にアメリカ留学を経験されている。最近は障害者の「害」の字を「がい」と表示するケースが多い。公文書では「障害のある人」となっているが、先生は「障害をもっている人」と表現するそうだ。何故?論文で文字数が稼げるからだそう(笑)「持っている」には好んで持つという意も含まれているので、あえて平仮名を使用されている。米国(カリフォルニア州)では車イスに乗っていても誰も見ないが、日本ではいまだに注目されるという。現在は日本の方がバリアフリー化が進んでいるかも知れないが、心のバリアフリーは格段の差があるようだ。また、本家ディズニーランドでは車イスでアトラクションを楽しむことができるが、東京ディズニーランドでは多くが「×」であると。障害者の自立とは、自分で稼いで生活することだけではなく、自分の出来ることをいっぱい見つけること。こんな風に考えればいいのではないだろうか。追伸:当財団はミスタードーナツの店舗に置かれている募金箱が主な財源。