神護寺~神光院へ
過日、奈良国立博物館で開催された「空海展」にて、修復された「高尾曼荼羅」と対面。というわけで、職場の同僚と京都・高雄山神護寺へ。市内からのアクセスが悪く、(紅葉シーズンを除き)観光客は殆どいない。インバウンド効果も期待薄。唐から帰国した空海(弘法大師)が最澄(伝教大師)に結縁灌頂を授けたと伝わる古刹。つまり、最澄さんは空海さんの弟子ということになります。この2人が同時期に生きたのも奇跡か。ご本尊の薬師如来立像は、長い歴史の中でも、今回はじめて京都から出られ、東京国立博物館へご出張。創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」2024年7月17日(水)~9月8日(日)。その他、成田山新勝寺のご本尊不動明王像は、もともと神護寺の護摩堂(明王堂)に奉安されていたとのこと。このことも世間ではあまり知られていない。当寺がもっともっとメジャーになって欲しいと願っています。その後、京都「三弘法」の一つ、神光院へ。こちらも観光客はゼロ。上賀茂周辺は私にとっては懐しく、思い出の詰まった地です。