ゴンチャロフ労災認定(西宮労基署)
洋菓子メーカー「ゴンチャロフ」(神戸市灘区)の工場に勤務していた前田颯人さん=当時(20)=が2016年に自殺したのは、長時間労働とパワーハラスメントが原因として、西宮労働基準監督署は5日までに労災認定した。代理人の八木和也弁護士らによると、前田さんは2014年4月に入社。神戸市東灘区の工場でチョコレートやゼリーの製造に携わっていた。15年9~12月は月87~109時間の超過勤務があった。 また、上司からあいさつを無視されたり、暴言を吐かれたりするなどのパワハラを受けたという。颯人さんは16年6月、同区のJR摂津本山駅で快速電車に飛び込み亡くなった。母親の和美さん(44)=芦屋市=は17年9月、「長時間労働とパワハラでうつを発症していた」として、西宮労働基準監督署に労災補償を申請。西宮労基署は5日までに、自殺は長時間労働とパワハラが原因だとして労災認定した。和美さんは「あなたが悪いんじゃない、と息子に伝えたい」と悲痛な思いを語った。(2018.7.5 神戸新聞) 親の気持ちがよくわかる歳になってきた。本当にその通りです。「親」という字は木の上に立って見ているとはよく言ったものです。自殺と自死。使い分けが難しい。NPO法人 全国自死遺族総合支援センターによる「自死・自殺」の表現に関するガイドライン。これもまた難しい。http://www.izoku-center.or.jp/images/guideline.pdf