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カテゴリ:猫ボランティア
仔猫を見つけたのは2週間前。 大きな橋の袂の材木置き場付近で3匹の仔猫と母猫。 そこは半年前に猫小屋を設置したり、貼り紙されたり クリーンアップ(ゴミ拾い)作戦を繰広げた場所から 数メートル先である。 ボラのMさんに仔猫の存在をメールで知らせると、 その日の夜にはチェックに来てくれて、 捕獲しましょう!と相成った。 金曜日、まろ加は有給を取り、 入り組んだ路地に巣を作ってあるであろうネコたちの 捕獲に理解を求める為に1件、1件まわった。 正直言って、この辺の住民の方には申し訳ないが、 先々週に旦那が仔猫を探して裏庭を覗いたときに おっちゃんに怒鳴られたので、あまり良い印象がなかった。 また変な事言われたら嫌だなぁ・・・。 ところが、 猫よりもワラワラと家から出てきたおばちゃん達合計4人は とても良い人たちで、一生懸命話を聞いてくれた。 中には「あたしは猫が嫌いでねぇ。粉まいてるのよ。」と言い、 「持ってってくれるの? お願いします」なんて事も 言うおばあちゃんがいたが、 世間話や家族の話をするにつれて、 「世の中、人間の身勝手だよねぇ。猫を捨てるなんて」と話してくれた。 (最後に、お茶とおせんべいを土産で持たせてくれたw) 捕獲器内に用意する猫餌用のプラスチックスプーンが折れた時も、 「代わりのが家にあるよ!」と言いながら、 四人同時に各家に戻り、コンビニ弁当の付属と思われる フォークやスプーンを大量にくれた。 (10個は集まった、、、、) 話してみないと、人間どんな人かわからないもんだなぁ。 良い人だ。。。。 Mさんが住民の人との会話のポイントを教えてくれた。 猫嫌いな人には、これ以上増えない為に手術をすると伝え、 猫好きな人には、同じ説明+また元の場所に戻すと伝える事。 なるほど。 勉強になるわ。 それから、私が2回、Mさんが1回現地チェックをする。 Mさんの携帯番号を控えていたおばちゃんから連絡があり 猫が入ってるわよ!と・・・・ 合計で母猫1匹と仔猫1匹、 そして想定外だったタキシードちゃん。 夜22時に現地で合流し、残された仔猫(恐らく1匹のみ)が 母猫を探して独りぼっちで可哀相なので、、、、と 再度、捕獲器を設置。 また明日(って、今朝か)チェックする事に。 日曜日に里親会があると言うので間に合うと良いけど。 本当なら、親子仲良く幸せに暮らせたら良いのに。。。 母猫はきっと悲しむんだろうな。。。 なんだか切なくなる。 しかし、殺虫粉をまかれ、猫避けペットボトルが 何十個と囲まれているこのエリアで 猫が生き抜くのは厳しい。 捕獲器を1個置かせてくれた猫好きの人がMさんに教えてくれた。 1ヶ月前にトラバサミに足を挟まれた猫が歩いていたと。。。 可哀相だから外してあげなくては。。。と思い、 近くに行ったのだが、 足を引きずりながら逃げていってしまったらしい。 恐らく生きてはいないと思う。 そんな罠を仕掛ける人がいる限り、 猫は外で暮らしてはいけないんだと思う。。。。 なんだか、やり切れないね。 おばちゃん達との会話は非常に有意義であり、 そしてきっとおばちゃん達も娘や孫に近い女性が2人で 一生懸命(少なくともMさんはいつでも真剣だ。) 頭を下げてる姿を見て、協力してくれた。 しかも想像以上に。 以前から思っていたが、猫の問題は 人間同士の問題が大きいのである。 糞尿で悩まされている人の目の前で 見ず知らずの人が猫餌を与え逃げるようにしてその場を後にすれば 誰だって面白くない。私が住民だったら追いかけるかもしれない。 でも話し合い、去勢し、猫が増えなければ、 多少の糞・尿なんて目をつぶってくれる人間味のある人が ほとんどなんじゃないだろうか?って。 こうゆう活動は、もっともっと広げていった方が良いに決まってる!! そんな貴重な時間を与えてもらった気がする。 この猫騒動がひと段落したら、普通に世間話をしに またおばちゃんに会いに行こうかな~・・・? そして、そんな日は立て続けに良い事が起こる。 サビ子が居た場所の唯一のサバイバル猫の『クロ』。 10日ぶりの餌やりだったが、非常に元気にしており、 いつもより私の近くに来てくれた。 「なんだか、人慣れしてきたなぁ・・・・」 そんな事を考えながら遠くで眺めていると、 ウォーキング中のこ洒落たおじちゃんが急にクロ出没地帯付近で 立ち止まり口笛を吹き始めた。 私の存在に気づいていないらしい。 心配そうにガードレールを除き、クロを発見すると 既に(私の)ご飯を食べていたのでキョロキョロしながら 私と目が合う。 おじちゃんはなんだか嬉しそうにクロを見ていたので 私はジリジリと近づき話し始めた。 (↑最近、誰にでも話しかける辺りが既にオバちゃん・・・) すると、サビ子の事、カズの事、いろんな共通点があり、 貼り紙?あなたが貼ったの?とか 足にタビはいてる猫(ソックス?)が最近いないんだよねぇとか クロの仔猫はどこにいったんだろ?とか 20分も話が盛り上がった。 ウォーキングズボンの両ポケットには猫缶が入っており(笑)、 雨の日意外は毎日、クロにご飯をあげてるんだとか。 食欲のない日にはシーバをあげるんだよ?と言いながら、 今度は上着ポケットから黄色のシーバを私に見せてくれた。 そして、私は自分のバックから全く同じ色のシーバを出し、 お互いに「やっぱりコレだよね~」なんて言いながら笑った。 おじさん:「それじゃあ、猫をよろしくね?」 まろ加:「いえいえ、おじさんこそ、猫をよろしくね?」 そんな会話で終わったと思うが、 おじさんは口笛を吹きながら、また歩いていった。 世の中捨てたもんじゃない。 クロは半年前より人間が好きになってくれたような気がした。 ※ 美談の後のこんなオマケ ※ 金曜日の12時間労働の後、ふら~っとパティンコへ。 21時過ぎてたけど、新台・海で大当たりw 5000円が40000円になりましたとさ♪ (○´・д・)ノ---------ヽ(・д・`●) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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