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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
いつも元気なイメージのおいら、病気知らずのように思われてはいるが、意外とカラダはガタが
きているし、持病もあったりする。 小学一年生からの持病は、アレルギー性鼻炎・結膜炎。 もう●十年の付き合い。。。 大人になってからは、車生活だったり、日中は仕事で屋外に出ることは限られるので、だいぶ 症状も軽減されてきてはいるが、それでもやはり、この持病は無ければ無いにこしたことはない。 ああ、もうすぐいやな季節がやってくる。 さて、この日は朝から後輩さんと同期さんが何度か医局へ出向いていたようだったが、とにかく 退院した患者さんの処理をしたいおいらは、仕事に集中していた。 来週早々外来受診予定の患者さんの分に関しては、なんとか退院処理の目途が立ったので、患者 さんから預かった入院証明書を主治医に作成依頼すべく、処理の終わった入院カルテを持って、 それから同期さんからの用も頼まれて、午前の10時頃に医局へ出向いた。 医局に居たのは3人のドクター。 入って最初に目に入ったのは、自分のデスクがあまりにも汚すぎてデスクの機能を完全に失って いるが為に、電子カルテ等が置いてある中央のテーブルで診断書を作成していた鼻水ズルズルの セクスィー先生。 おいらが持っていった入院証明書の主治医だ。 前日の午後もずっと書類作成に精を出していたのは知っていたので、またしても書類依頼で恐縮 しつつ、 おいら:「退院した患者さんの入院証明書、置いておきますので作成お願いします。」 と、一言声を掛けて、雪崩のようなデスクの上に入院証明書とカルテを置かせてもらった。 さて、お次は同期さんから頼まれた用事、せっかち先生のデスクにあると思われる外来患者さんの カルテに資料を貼付すること。 これまたデスクの右半分が雪崩を起こしそうなせっかち先生のデスクに近寄り、医局に何かを 取りに戻ったところだったのか医局のど真ん中でボーっと立ち尽くしているせっかち先生に 一言声を掛け、カルテの山の中から一冊を抜き取り、セクスィー先生が診断書を書いている隣の 席を借りて同期さんから預かってきた資料をペタペタとカルテに貼付、せっかち先生のデスクに カルテを戻した。 最後の用の相手は、前夜が夜勤であまり寝られなかったのか、常勤医師がすでに皆働いていると いうのに、奥のソファでうつらうつらしている伊達メガネ先生。 ・・・起こしても良いものか・・・。。。 と一瞬思ったが、おいらがそちらに向かって行ったら一応目を開けようとはした為、声を掛けた。 おいら:「センセ、ちょっと頼みあるねん!」 伊達メガネ先生:「んー?何?」 おいら:「昨日話した例のソフト、使い方教えて!」 図書室のパソコンに入っていておいらがまだ使いこなせていないソフトを、伊達メガネ先生が 普通に使っていることを知った為、前日に『今度教えてー!』とお願いしていたのだ。 ま、教えてもらうといとも簡単なソフトなんだけど、使用説明書を読む手間が省けたのでラッキ! 伊達メガネ先生も、ソフトをやりながらやっと覚醒してきたのか、教え終わると医局から出て 病棟へ行ってしまった。 よーし、おいらもこれで医局での用は終わりだ。退散だ退散!! 図書室のパソコンを落として、資料を片付けて医局を出ようとすると、2通目の診断書の作成に 取り掛かっていたセクスィー先生から、書き終わった1通の書類を渡された。 セクスィー先生:「これ、出来た分、持ってって。ズルズルズルッ(←鼻すする音)」 おいら:「先生、風邪長いっすよねぇ。全然良くなってないんすか?」 セクスィー先生:「いや、かなり良くなってるよ。」 おいら:「とてもそうは見えないけど。鼻ズルズルじゃないっすか。」 セクスィー先生:「これは、風邪っていうよりもアレルギー。」 おいら:「アレルギー?先生も花粉症?」 セクスィー先生:「っていうか、ストレス。」 おいら:「ストレスー?」 セクスィー先生:「そう、ストレス!」 おいら:「ストレス抱えてんのぉ?先生がぁ?」 セクスィー先生:「なんで?」 おいら:「(ストレスあるように)みえない。」 セクスィー先生:「あのさ、一日中診察室でさ、次から次と来る患者の話を8時間も聞いててみ。 ストレス溜まんないほうがおかしいだろ。」 おいら:「そりゃまぁそうだろうけど、でもそれが先生の仕事なんだから仕方ないさ。」 セクスィー先生:「終わったらもうクタクタになるよ。」 おいら:「だったら、適度にどっかで発散するしかないっすね。」 セクスィー先生:「まあそうなんだけど。。。」 ストレスとアレルギー・・・、、、、 おいらも、この職場に来て経験したことあったなぁ、って思い出してしまった。 春の終わりから夏に掛けて、原因不明の蕁麻疹に悩まされた時期があった。 蕁麻疹が出ると、決まって胸も苦しくなったものだった。 眠れなくって、辛かった。 布団や枕を交換してみたり手袋したりして防衛し、耐えられないときは抗アレルギー剤を服用し 対処したけど、どうしてそうなるんのかは、解らなかった。 いつの間にか蕁麻疹は出なくなったけれど、今思えば、あれもストレスから来る一種のアレ ルギー反応だったんだろうなぁ。。。 ストレスかー、現代社会に生きるものの宿命なんだろうかなぁ。。。 そう思うと、口内炎と舌炎がなかなか治らないのも、吹き出物がやたらと出来るのも、なんだか ストレスが原因なんじゃないかって思えてしまって、医局を出て事務所に戻る道中考え込んで しまったよ。 はぁ、ストレスかぁ。ストレスねぇ。。。。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ズルズルズルッ(←鼻すする音)。。。。 あれ?おいらもなんだか鼻がムズムズする。。。。 そ、そうえいば、図書室で伊達メガネ先生にパソコンを教えてもらっていた時も、鼻がズルズル したなぁ。。。。 セクスィー先生が鼻ズルズルやってるの聞いてて、うつったぁ??? ってか、もう花粉症!???? そんな、まさかねぇ。一月中旬からだなんて、早すぎるよねぇ。。。。 事務所に戻り、その話を同期さんにすると、、、 同期さん:「それってさ、医局が問題なんでしょ!?」 おいら:「へ?な、なんで?」 同期さん:「だって、医局って埃っぽいじゃん!」 おいら:「医局ならいつもヘルパーさんが掃除してるよ。」 同期さん:「でも、あそこって床が絨毯でしょ。それに先生達のデスクだって資料やら何やらで ちゃんと掃除は出来ないはずだもの?埃が溜まってるに決まってるよ!」 おいら:「・・・ってことは、医局で鼻がムズムズするのは。。。」 同期さん:「ハウスダストだよ。汚いんだよ、医局って!」 そうか、そういうことか!言われてみれば、今までも朝医局に行くと、セクスィー先生は良く くしゃみをしてたし、鼻もズルズルやってることが多かったっ!今日に限ったことじゃないんだ。 つまり、ストレスがアレルギーを誘発するのは確かだろうが、でも一番の原因は、医局の汚さ! ストレスが一番なわけじゃないんだー!!! んとにー、然も、 セクスィー先生:『仕事大変!ストレスいっぱいでキツイ!』 みたいに、同情引くようなこと言いくさってからにーーーーー!!! おいらも、もう花粉症が始まったのかと思って焦っちゃったよ。 ま、それでも、後半月もすれば、花粉症シーズン到来なんだけどね。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月19日 21時55分04秒
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