きむブログ

一応ね、入院施設のある病院だからさ、午後の外来は基本的には再診の予約のみの今の職場。

限られたドクターだけで入院も外来も診なければならないわけだから、仕方の無いことなんだ

ろうけど、でも今までのおいらの常識では、医療機関が、具合が悪いと受診に来た患者を断るだ

なんて、明らかに救急患者の対応をしていてドクターの手が空かないという状況ならいざ知らず、

単に『午後は予約だけだから！』というように外来看護師や事務所レベルで断ることが考えられ

なくて、また、ドクターによってもそれぞれ対処がマチマチで、診てくれる先生もいれば拒否る

先生もいて、そういう諸々のことが、凄いストレスだったりする。





そんなおいらが、早番当番で通常より３０分早く仕事を終われる日、後少しでおいらは帰れる

って時間に、中年の男性と老人の女性が受付にやって来た。

患者さん：「ここに受診してる●●だけど、外来ってもう終わりですよねぇ。」

おいら：「はい、どうかされましたか？」

患者さん：「実は、母親が具合が悪くって。診てもらうことは出来ない？」


・・・・さて、どうしたもんか。。。。

どう具合が悪いのか尋ねると、、、、そのまま返して良い状態ではないようだ。

本来なら、救急外来の他病院への受診を、ってことになるのだが、、、でも、ここにだって、

確かに今外来には居ないけど、病棟にはドクターは居るわけだし。。。

おいら：「お母さんは、こちらに受診するのは初めてですか？」

患者さん：「母親は初めてです。」

おいら：「●●さんの主治医は、えっと・・・・。」

その場でコンピュータで主治医を検索してみた。明日が外来担当日のセクスィー先生だった。

明日のセクスィー先生の外来に来て・・・。。。とは、言えないよぉ。。。。。



セクスィー先生だったら、、、、。

外来看護師さんや事務所のニンゲンからは『自由人（←本来外来担当日は週二なのに、自分が

勤務日だといつでも予約を入れるから）』と言われているセクスィー先生だったら、この状況を

話せば、診て、くれるかもなぁ。。。。



外来看護師さんに電話して、相談してみた。若干大げさ風に、患者さんの症状を話してみた。

もしここで対応できなくても、せめてドクターに話してもらって、指示を貰わなくっちゃ。


外来看護師さん：「先生に相談してみるね。」

おいら：「お願いします。待合で待っててもらいますから。」

３分で外来看護師さんから折り返しの電話が入った。

外来看護師さん：「セクスィー先生が診てくれるって。問診だけ家族にやってもらってって。」

おいら：「予診は？」

外来看護師さん：「それは飛ばして良いって。先生が診察で直接聞くからって。」

おいら：「了解しました。」


よ、良かったよぉ。。。このまま帰させることなくって。。。


ホントはね、ホントは患者さんの症状って、以前からのものだったらしいんだ。でも我慢してた

んだって。今日の午後からひどくなってしまってどうしようもなくなって来たんだって。。。

だから、ホントは急患って言ってはいけないんだろうし、家族だって午後に初診の外来は受け

ないことは知ってるはずなのに、こんな時間に来るんだから、だから・・・、断るって選択肢も

あったんだろうけど・・・。

でも、おいらはイヤなんだ、イヤだったんだ。。。この病院の姿勢、もっと変わんなきゃ！って。

自己都合のコンビニ受診の患者とは違うんだから。








だけど、、、、


問診だけやったら、すぐ診てくれるはずのセクスィー先生、、、待てど暮らせど外来に降りて

来ないんだけど。。。。



おいらの就業時間、とっくに過ぎてるんだけど。。。。



・・・・


一体、患者さん、どんだけ待たすわけ？

こんなんだったら余裕で予診も出来たんじゃん！？



しかも、、、


やっと降りて来たと思ったら、事業部のＹさんに捕まって事務所でずっと話し込んでるし。。。


先に患者を診てよーーーっ！！！！


受付コンビの先輩と二人、何度も視線を送ったのに、最初はおいらの視線に気づいたはずなのに、

最後には、、、

先輩：「ちょっとぉ！！もう視線をあわせもしないですよ！あの先生ときたら！！」




誰か、セクスィー先生の狂いまくってる体内時計、もっと早めてくれーーー！！！！！





急患さん、結局４０分以上診察を待たされてた。。。。


・・・他の病院、紹介したほうが良かったのかも！？