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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
『4階に入院中の●●さんの外来カルテを、4階に持ってきて欲しいんだけど。』
セクスィー先生からのこんな内線電話を、うっかり取ってしまったおいら。 まあ、今日は外来と事務所のメッセンジャー役だからね、こういう仕事は仕方ないことだ。 入院中の患者の外来カルテは、カルテ庫に保管しているので、カルテ庫から取り出して4階へ 向かった。 『処置中だから居ないけど、ナースステーションに置いといてくれれば良いから。』 と言われていたので、看護師さんに託そうと思って病棟に入ると、あれれ、処置室の廊下に セクスィー先生が居て、おいらに気づいた。 声を掛けてそのままナースステーションに置いて、おいらはすぐ病棟を出た。 ・・・外来カルテなんて、何に使うんだろ。。。入院中の処置に関係あるんだろうか??? 内心ハテナマークがいっぱいだったが、ドクターが所望したんだから、まぁ良いか!と事務所に 戻った。 と、15分後、この日症状悪化で入院になりそうな外来患者さんの診察の為、セクスィー先生が 事務所に降りて来たのだが、先輩になにやら外来カルテと書類を渡してから外来診察室へ向かった ようだった。 と、わなわなと震えながらカルテを手に先輩が受付のおいらのところにやってくるではないか。 先輩:「きむぽんさん、これ、さっきセクスィー先生のところに持ってったカルテ?」 おいら:「はい?●●さんだったらそうです。さっき先生から言われて病棟に届けました。」 先輩:「先生が書類を書いてきたんだけどね・・・。」 おいら:「ああ、傷病手当金の書類ですかぁ。ふーん、で?」 先輩:「これ、見て下さい。」 ん?んんん???んんんんん???? おいら:「うぞ!マジっすか?」 傷病手当金とは、健康保険などの被保険者が、業務上でない負傷や病気のために就業できなく なったときに支給される手当金。保険給付の一つで、本人およびその家族の生活費として支給 されるもので事業主及び、医師の証明が必要。 医師の証明が必要なのだよ。そう、証明がね。。。 確かに書いてくれたみたい!だけどね、、、、 7箇所も書き間違いがあるってどういうこと??? しかも、書きもれもあるし・・・。。。 しかも、未来日まで証明してるし。。。(この人が突然退院したりしたらどうすんの!?) もう意味不明。。。 これを、全部説明して、書き直してもらって訂正印を押せってか!!??? おいら:「誰がこれを先生に言うんですか?」 先輩:「ですよねぇ。」 おいら:「(あのドクターに)どういう教育してたんですか!事務所は今まで!!」 先輩:「ですよねぇ。」 ・・・・先輩のこの態度。。。。もう完全においらに『言え!』って言ってる。。。 確かにカルテを届けたのはおいらだけど、だけどまさか傷病手当金を書くからだなんて、知らな かったんだもん。でも届けたおいらに責任があるかのような先輩の視線。。。。 そもそもね、最近カルテ委員会で、患者さんから預かる書類に関しては全て事務所を通すことに 決まったはずなんだよ。 病棟で預けようとする患者さんの家族が居ても、病棟では預からず、事務所に提出してもらう ようにって。。。 今回みたいなことが起こるんだからって。。。 結局、このときに外来で診た患者さんはそのまま入院となり、一旦病棟に上がってしまったセク スィー先生が再度外来に降りて来た際、事務所で捕まえて書類の不備を指摘し、尚且つ『書類は 必ず事務所を通してください。』と、それはそれは低姿勢でお願いするも・・・ セクスィー先生:「あ゛?俺が預かった書類でも書かずに事務所に届けるの?俺が?」 ・・・あー出たよ、オレ様発言。。。 おいら:「そうです!カルテ委員会で決まったことでしょ!?」 もうこうなりゃこっちだって負けてたまるか! おいら:「書類は未来日を不用意に証明しない!いくらお渡しするのは後日だとしてもです!!」 セクスィー先生:「あーもう、解った!」 おいら:「解りゃいいんです!」 ・・・・・ 事務員、気が強いのが取得です。 ドクター怒らせても、訂正印さえもらえればへっちゃらだってんでぃ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2009年01月30日 22時57分01秒
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