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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
医局を間借りしている今の職場の図書室。たまに図書室での仕事があるおいらは、比較的余裕の
ある木曜に行くことが多い。 先輩達がランチ休憩している時間ではあったが、外来が混んでないこと、同期さんと後輩さんが いる為、今のうちにと図書室へ向かった。 図書室で仕事していると医局の会話が筒抜けなことは、図書室の構造からも分っているので、 おいらは図書室の扉からではなく、わざわざ医局の扉から中に入った。 医局では診療部長が電子カルテに、セクスィー先生がパソコンの前におり、それぞれ仕事に没頭 しているようだった。 程なくして、セクスィー先生は外来からの呼び出しを受け、医局から出て行った。 医局には診療部長が一人。。。。 この日はがっつり書類作成のつもりだったのか、パソコンのタイピングの音が続いていた。 おいらも図書室のパソコンを起動させ、仕事モードに入った。 と、診療部長のPHSが鳴った。 診療部長:「はい、・・・ああ、はいはい、じゃ繋いで。」 外来患者からの電話のようだ。 ・・・ 診療部長:「え?それはダメ。・・・え?ダメだって言ってるでしょ!!」 初めて聞くキツイ口調。 へー、いつも温和なイメージの診療部長らしからぬ口調だこと。。。 診療部長:「いつも言ってるよね。わたしの外来日は今日じゃないの。外来日以外は病棟の患者 さんを診ないといけないの。解る?自分の都合で診てくれって言ってもそれはダメなの。ちゃんと 外来日に受診してください。」 ふーん、意外な。。。。 診療部長も、言うときゃ言うんだなぁ。。。。 この患者さん、わがまま三昧でね、確かに病気だってこともあるんだけど、ちょっと度が過ぎる んだよねぇ。でも今まで、診療部長はそういうわがままを許してしまうタイプだと思っていた んだけど、、、、違ったんだぁ。。。 ふーん。。。。 と、そこへ非常勤の伊達めがね先生が登場。 診療部長の大学の後輩にあたる伊達めがね先生は、現在その大学の医局に属していて、そこから 非常勤としてここに派遣されているのだ。 診療部長:「先生、例のパートの話、どうなりましたかねぇ?」 伊達めがね先生:「ああ、確か明日の朝に決まるようですよ。」 診療部長:「明日かぁ。ここの病院って一体何番目なんだろう。誰か来てくれないかなぁ。」 伊達めがね先生:「どうでしょうかねぇ。こればっかりはなんとも。」 診療部長:「そういえば、○○総合病院の医師が辞める話って知ってる?」 伊達めがね先生:「ああ、聞きました。上の医者が二人揃ってってやつですよね?」 診療部長:「そう、その辞める二人がここに来るって噂になってるのは?」 伊達めがね先生:「え?そんな話があるんですか?」 診療部長:「どっから出た噂なんだか。だから○医大では、ここは医者が余ってるって話になって るらしくって。」 伊達めがね先生:「へー。」 診療部長:「こっちはパートでもいいから喉から手が出るほど欲しいってのに。。。」 へーほー、そんな噂があり、そんな状況になってんだ。。。 診療部長、ほんとにここ最近は気の毒な状況だもんなぁ。。。。 通常の外来診療日はまともにランチ休憩取れないし、だから外来日でない日も予約患者入れない と診察し切れないくらいだし、でもって入院患者数もダントツだし。 そりゃ、パートでも良いから誰か来て!って嘆きたい気持ちもわかるよなぁ。。。 ここの医師不足も、結構深刻かも。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月08日 23時34分15秒
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