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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
このエントリー、実は書いてる途中でパソコンがぶっ飛んだんだよなぁ。
最近またしても、度々パソコンが突然落ちるんだよ、困ったもんだ。。。 っつーことで、一から書き直したので、アップしそびれてた。。。 土曜日、出勤すると、今日の早番の同期さんが受付でてんてこ舞いしてる!? 受付に行ってみると、 同期さん:「非常勤のH先生から電話があって、今日の外来休診になっちゃったの!」 なんですとーーー!!! 非常勤のH先生は、週一回土曜日の勤務だ。 新規の患者さんは診察する余裕がないほど、患者さんが多い。 しかもH先生じゃなきゃダメだっていう患者さんばかりだ。 女医さんだからってこともあるのだろうが、丁寧な診察だから人気なんだろうなぁ。 同期さん:「もうすでに3人は帰ったんだ。H先生じゃなきゃイヤだって言って。」 はははっ、やっぱりな。 同期さん:「でも、他の患者さんはどうしたら良いか。外来看護師さんに確認してくれる?」 おいら:「了解!」 一応受付の対応としては、『他の外来担当医が代診します。』と患者さんに話しているようだが、 さて、それは良いとして、一体どの先生が診察してくれるのやら。。。 外来看護師さんのところに出向くと、看護師さんも困り顔。。。 外来看護師さん:「今日は、昼に外来予約がある診療部長も家庭の事情でお休みじゃない。」 あっ、そうだった!! 診療部長、ホントは前夜は夜勤だったはずなのに、突然セクスィー先生に夜勤交代するって 事務所に連絡があって、どうやら不幸事だったらしく、つまりは突発的だったようなのだ。 そりゃ昨日の今日だもの、今日も一日お休みってことかぁ。。。 外来看護師さん:「院長は自身の予約で手一杯だし、だからってせっかち先生に全部任せると なると、絶対文句言うから。。。どうしようー。」 おいら:「・・うーん、あっ、だったらセクスィー先生に頼んじゃうのは?」 外来看護師さん:「居たっけ?セクスィー先生?」 おいら:「昨日夜勤を変わったじゃないっすか。だからまだ院内には居ますよ、きっと。」 外来看護師さん:「そっか。・・・でも、、、夜勤も変わって、それで明けで外来まで頼むの、 忍びないっていうか、引き受けてくれるとも思えないんだけど。。。」 おいら:「そうだけど、非常事態だし、でもなんだかんだ言っても、いつもセクスィー先生は 最終的には嫌とは言わないじゃないですか。」 確かに突然の夜勤交代で、尚且つ本来は先生の公休日に、夜勤明けで外来の仕事までさせるだ なんて、気の毒この上ないけれど、でも患者さんのこと考えたら、この日の外来担当医は皆、 自身の予約患者さんがいっぱい居て、そこにH先生の患者さんを何人もねじ込むとなると、 予約患者さんもH先生の患者さんも、待ち時間が大幅に延びてしまうことになる。。。 ここはやっぱり、セクスィー先生にお願いするのが一番良いような気がするのだが。。。 しかし、おいらにそんなことをお願いする権限はないわけで。。。。 が、権限があるのかないのか、そういう意見をドクターに言う立場にある事務長も、同じように 考えたようで、おいらがその後、医局へ前日のカルテを回収にし行くと、 医局には、憮然とした表情で電子カルテの前に鎮座するセクスィー先生、その向かいの席に 座る事務長、セクスィー先生の後ろの席では、出勤してきたばかりで白衣に着替え中のせっかち 先生、という、役者が勢ぞろい!!! うわっ!!最悪な場面に遭遇してもうた!! 事務長:「でね、H先生がお休みなんですよー。」 ・・・事務長、どうやらすでに、代診依頼をしたようだな。。。。 頬杖ついて、憮然としたセクスィー先生の顔と、これまた渋い顔のせっかち先生を見れば判る。 おいらも同じことを外来看護師さんと言ってはいたけど、それを知ってか知らずか、 それとも事務長と目を合わせたくないのか、カルテを取りに来ただけのおいらをガン見する セクスィー先生の怖いことと言ったら。。。。 ああ、こりゃ事務長、雲行き怪しいみたい。。。 そりゃそそくさと退散したわけだが、事務所に戻り、少しして外来看護師さんのところへ行くと、 看護師さんがキレている!! 看護師さん:「早速、せっかち先生からクレーム電話が来たよー。」 おいら:「え?なんて?」 看護師さん:「H先生の患者さんを受付順に数人だけだけど、せっかち先生に診てもらおうと 思って、せっかち先生で入力したら、『どうしてボクがこんなに診るの?』だって!仕方ない じゃないの!非常勤のI先生は他県から来るから診療開始が遅いんだし。」 おいら:「なんだかセクスィー先生も抵抗してたみたいですよ。医局で雰囲気最悪でした。」 今見てきた様子を外来看護師さんに伝えた。 看護師さん:「事務長の言い方に問題があるのかしら。せっかち先生も『これって院長命令?』 って言うの。つまり院長の命令なら引き受けますけどそうじゃないならやらないってことなの?」 ・・・・だって、院長まだ来てないじゃん。。。 確かにせっかち先生はうだうだ言うことが多いとは、常々感じてた。 『ボクばっかり診るのは不公平だ。』とか、 『新患は平等に回してくれ!』とか、 仕事があまり好きではないように感じられるドクターだ。 でも、なんだかんだ言うけど、結局は診察してくれるし、日直の時も自身の患者さんではない 患者さんが急変した際も、ちゃんと対応してくれた。 セクスィー先生もそうだ。 2日前だって、おいらが受付当番で対応した、転医したはずの当時は副院長の患者さん、 今のかかりつけ医が休診日でここの駆け込んできたのだが、お願いしたら診察してくれたし、 そもそも外来担当日じゃないのに、自身の患者さんを2人診るだけで外来に降りてきたのに、 別の患者さんも急遽お願いしたら、引き受けてくれた。 ドクターという職業って、本来はそういうものだと思ってる。 だから、お願いするほうに問題があるのかも!?・・・。。。 ドクターだから引き受けて同然!常勤医だからやって当たり前! そりゃじゃ、へそ曲げるよ、誰だって。。。 運悪く、その後また医局へ行く羽目になると、、、 あっ、セクスィー先生、明らかに不機嫌全快といった顔で、電子カルテで書類作成中。。。 セクシィー先生は、なんというかほんとに判り易い。 機嫌良くてカマってほしい時は、カマってオーラを振りまいてキョロキョロし、おいらのちょっ とした動作にもすぐ反応するくせに、反面機嫌悪いときは、むすっとしてまったく視線を動か さない。 こういう時は、話しかけられるのも地獄だし、うっかりこっちから話しかけたりしたら最後だね。 触らぬ神に祟りなし! 用を済ませ、一目散で医局から退出した。 事務所に戻ると、事務長が総務課長相手に文句をブツブツ言っている。 事務長:「非常勤のI先生は、診療部長の患者をお願いしたら、快く引き受けてくれたのに、 それに引き換え、ここの常勤医ときたら。。。」 ・・・・あーあ、事務長がそれを言ったらいかんでしょ。。。。 非常勤の先生だって、非常勤ってことで文句は言わないだけで、ホントは嫌かもしれないんだし。 すると、ガっと事務所のドアが開いたと思ったら・・・、 うぞ!!白衣着たセクスィー先生が!!! 思い切り驚いた顔しちゃったら、微妙に勝ち誇ったような顔のセクスィー先生と目が合って しまったよ。 さっき医局でやっていた書類が書き終わったのだろう。外来診察する為に降りてきたようだ。 んとに、結局引き受ける気なら、最初から素直に『やるよ。』って言えば良いのに。。。。 捻くれてるんだから。。。。 そして気づけば、せっかち先生も、お昼抜きで一番多くH先生の代診をしてくれていた。。。 あんなに文句たれてたくせに、バンバン診察しまくるんだもの。 ほんと、素直じゃないっていうか、なんていうか。。。 でも、今回のことで思ったよ。 おいら達お願いする側のニンゲンは、それなりに対応を考えないといけないよね。 だって、大変なのは、そのお願いを引き受ける側のニンゲンなんだから。。。 どうせなら、嫌々じゃなく、快く引き受けてもらいたいもんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月12日 22時21分25秒
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