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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
他医療機関からの入院依頼の電話で、電話の相手がドクターであった場合、今までは
院長に電話を繋ぐことになっていたのだが、先月の医局会議で、新しい体制に代わった。 つまり、外来診療中に電話を繋ぐのもどうかと思う・・・ってことで、 曜日毎に担当医師が決まったのだ。 金曜日は、院長が入院依頼の対応をする日だった。 午前に先輩が電話を取った。 相手はとあるクリニックのドクターだった。 相手がせっかち先生を指定したため、詳しいことを聞かずに先輩はそのまませっかち先生の PHSに電話を繋いだ。 と、折り返しで内線電話が事務所に掛って来た。 せっかち先生:「事務所で対応してもらう用件のようだから。。。」 電話を取った先輩は、疑問に思ったようだが、電話を引き継いだ。 と、その電話はどうやら、そのクリニックの患者の入院依頼のようだった。 そういうことか。。。。金曜の入院依頼の対応は院長が担当だ。 だからせっかち先生はこちらに電話を回してきたってわけだ。 が!! 先輩が院長のPHSに電話を回そうとしたが、繋がらない。 っつーよりも、まだ来てないんじゃないの??? 外来ない日だから。。。。 事務長が駐車場に車を見に行くと・・・ 事務長:「院長やっぱり来てないよ。」 先輩:「どうしましょう。。。相手のドクターを待たせるわけにはいかないし。」 おいら:「せっかち先生に事情を話して対応してもらいましょう。」 おいらの提案でせっかち先生に再度繋いで対応してもらうことになった。 が!!! 先輩:「せっかち先生、電話に出ません!」 おいら:「え?どうして?まさか、拒否ってるとか!?」 ・・・・有り得るなぁ。せっかち先生なら。。。。 先輩:「どうしよう。。。」 受話器を持ってせっかち先生にコールしたまま困り果てる先輩。。。 おいら:「今日の外来は副院長と診療部長。診察中の二人に繋ぐわけにはいかないし、こうなれば 病棟にいるセクスィー先生に繋ぐしかないんじゃないですか?」 先輩:「そうだね。そうしましょう。」 そうして、先輩はせっかち先生のPHSのコールを切り、今度はセクスィー先生のPHSをコールした。 が!!!!! セクスィー先生と話している先輩の顔がだんだん歪んでくるのが分かった。 ってか、セクスィー先生が電話の向こうで抵抗しているのが、うっすらもれ聞こえてきたからだ。 先輩:「ええ、勿論今日の入院依頼の対応は院長が担当なんですが、まだ来てないものですから。 診療部長も副院長も外来中ですし、せっかち先生も電話が繋がらないので。」 そういっても、頑として譲らないのか、頑なに拒んでいる様子。 ・・・・うだうだ言ってないで強引に繋いじゃえば良いのに。。。。 すると、事務長が電話を代わった。 事務長:「先生、なんとかお願いできませんか?」 事務長も先輩と同じ台詞を言うが、やはりセクスィー先生を説得はできない様子。 結局電話を切って、思案の事務長・・・。 事務長:「診療部長(つまりはこの病院のナンバー2)に頼むか。PHS何番だっけ?」 おいら:「○0○です。」 そうして事務長が診療部長に電話を繋ぎ、事情を話すと外来中の診療部長が対応を了承して くれて、やっと入院依頼の電話を繋ぐことができた。 いったいどんだけ非常識な病院なんだろ、ここは!!! どんだけ電話を保留すりゃ気が済むんだろう。。。 社会のルールでは、電話の保留は1分半が限界だろう!!! 5分近く待たせたぞ!!しかも、内線たらいまわしだもの。 そもそも、一番悪いのは、入院依頼対応の担当になっているくせに遅刻する院長だけど、 せっかち先生もセクスィー先生の、『僕が対応することじゃないから!』っていう言い分は いったい何なの???? 非常識にも程があるよ! じゃあ何かい!? 院長が不在の際には誰が対応するか、二番手三番手までマニュアル作って、それさえあれば 対応するってわけか??? そんなに仕事が嫌なの?そんなに入院患者が増えるのが、負担増が嫌なの??? だったらどうして医師になったんだよ!? あまりにムカついたので、外来看護師さんのところで話をすると、 外来看護師さん:「取扱説明書が欲しいわね。あの人達には。。。」 おいら:「あー、同感ですね。っていうかこの間から思ってたけど事務長も力ないなぁ。」 外来看護師さん:「取扱方が良く解ってないんだろうねぇ。」 おいら:「意外と分厚い取扱説明書が必要なんですね。いろんな事例や『こんなときどうすれば!』 なんてページが欲しい感じ!」 外来看護師さん:「言えてる言えてる!」 ここの職場は、業務マニュアルだけじゃなくって、医師取扱説明書の作成が急務だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月16日 22時12分11秒
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