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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
月初めは、入院レセ&一ヶ月分の入院料の請求書の発行の為忙しい医事課。
なのに、全員出勤すると事務所の医事コンピュータが足りなくなるので下っ端達は居心地悪い。 だから、朝から病棟に行って病棟においてある若干使い勝手の悪い医事コンピュータで 仕事するほうが良い。 ってことで、今日は同期さんに医事コンピュータを譲るべく、 ついでに病棟で臨時箋も確認したかったので、おいらは事務所から抜け出した。 最初に医局に書類の回収に行ったところ、 朝からセクスィー先生とせっかち先生が向かい合わせで、それぞれ書類と格闘中だった。 書類を回収し、ちょこっとだけセクスィー先生と仕事の話をして、その後おいらは病棟へ。 最初に医局と同じ階の3階から。。。 医事コンピュータを起動して仕事を始めると、 さっきまで医局で書類を書いていたせっかち先生も病棟へやって来た。 火曜日は、せっかち先生は病棟勤務の日だったねぇ。 3階でカルテチェックを済ますと、 今度は2階へGO。 2階では、電子カルテの前にセクスィー先生、処置室には非常勤のドクターが居た。 おいらは、2階でも電子カルテの隣の医事コンピュータを陣取った。 担当患者さんのカルテをラックから拝借し入力しだすと、 あれ?3階でご一緒したせっかち先生が今度は2階に登場だよ。 数冊のカルテを両手に抱えて、奥の診察室へこもってしまったセクスィー先生と交代するように、 せっかち先生が電子カルテのところで仕事を始めた。 2病棟は老人病棟だから、ドクターも非常勤・常勤入り乱れいつも混雑するのだが、 この日はナースステーションに常駐する看護師さんがいない。 ナースステーションにドクターの方が多いだなんて、珍しい光景だなぁ。 2階で仕事を終えたおいら、さて最後は5病棟だ。 5病棟は、3階や2階の包括病棟とは違い、出来高病棟なので入力すべき量や質が違う。 じっくりやろうと、勇んで病棟に到着。 ここでも運よく医事コンピュータが開いていたので、早速起動して仕事開始だ。 仕事し始めて数分すると、 あれあれあれれ? またしてもせっかち先生ご登場。 今日はせっかち先生によく会うなぁ。 っていうか、行く階で必ず会うよ。 外来診察室への行きも帰りも事務所を通り道にするセクスィー先生や、 朝の行きは必ず事務所を通る副院長・診療部長と違って、 せっかち先生は事務所を通ることがないので、外来日でもかち合わない日があるってのに、 今日は行く先々で会う。。。 これってほんと、珍しいことだなぁ。。。 そうしみじみ思いながら仕事していると、 電子カルテの方向から、かすかに声が聞こえた・・・様な気がした。 が、集中していたおいらは、それがおいらを呼ぶ声だとは気づかなかった。 気づいたのは、たぶん3回目に呼ばれたときだったように思う。 せっかち先生:「きむぽんさん!」 はっとカルテから目を離し、声の聞こえるほうへ視線を向けた。 おいら:「あ、すいません先生、気づきませんで。何か?」 おいらを呼んでいたのは、せっかち先生だった。 電子カルテに入力していたはずのせっかち先生は、手を休めておいらのほうを向いていた。 せっかち先生の座る電子カルテと、おいらの医事コンピュータの間には、 レーザープリンタが置いてあるため、今いる位置から若干カラダを動かさないと、 お互いの顔は見えない。 おいらはレーザープリンタをよけるようにしてせっかち先生のほうにカラダを動かした。 せっかち先生:「きむぽんさんはさぁ、この病院に来る前はどこ(の病院)にいたの?」 ・・・・え?そ、それを今聞くの???? そう思ったが、ドクターに聞かれたとなれば、素直に答えねばね。 と、前職を答えた。●町の○○って医療機関に勤めてました、ってね。 せっかち先生:「そうなんだ。その前は?」 その前は無いんです。おいら、医療機関はここが2つ目なんです。 せっかち先生:「ふーん、そうなんだぁ。」 前職では右も左も解らない素人で採用されて、でそこでいろいろと学びまして、 まぁなんだかんだと永く勤めさせてもらったんです、と話すと、 せっかち先生:「へー。そう。」 ・・・・ うーんと、どうして、今聞かれたんだろう。。。。。 先生ってば、暇なのか??? おいらは正直、暇なんてありゃしない。 月始めは忙しいのだ。 ってか、この会話、もっと広げるべき??? でも、そういう感じでもないんだよねぇ。 ってかさ、ほんとにおいらの前職を聞きたかったの???? こんな疑問を持ちつつ、病棟から事務所へ戻り、同期さんと産休明けの先輩にこの話をした。 おいら:「・・・ってことでせっかち先生から前職を訊ねられたのだよー。」 同期さん:「せっかち先生もさ、行く先々できむぽんちゃんがいるから気を遣ったんじゃないの?」 おいら:「そんなもんなの?」 同期さん:「それかさぁ、医局でセクスィー先生と話してる様が可笑しかったとか。」 おいら:「どうして可笑しいんだよ、それが!?」 同期さん:「いつものようにデカい態度でドクターを威圧してたんじゃないの?ってこと。」 おいら:「そんなことないよー。ってか、いつもだって態度デカくないよー。」 産休明け先輩:「・・・・でもーーー。」 おいら:「なんですか?」 産休明け先輩:「せっかち先生も、今更それを訊くの?」 おいら:「・・・はい?」 産休明け先輩:「だって、きむぽんさん、ここに来てどれだけ経ってるんだっけ?」 おいら:「・・・1年4ヶ月ほど、経っておりまする。。。」 そう、言われるまでもなく、おいらだって、思っていたさ。気づいていたさ。 せっかち先生、今更それを訊くんかいっ!!って。。。。 おいら、ここに就職してもう1年4ヶ月以上になるのに。。。。 はあ、、、おいらの存在なんてさ、所詮はそんなもんだぃ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月10日 01時32分56秒
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