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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
朝8時に投票所に向かったのは、今日は日直当番だったからだ。
ああ、日曜日に仕事かぁ。。。。 仕事の前に投票を済ませ、お昼のパンを買って病院へ向かった。 おかげでいつもより遅い到着になってしまった。 急いでパソコンを起動して朝の準備をしていると、昨夜の当直医のせっかち先生から内線が。 せっかち先生:「医局にカルテがいっぱいあるから。後、ファックスして欲しいものもあるから。」 まぁまぁ、わざわざ連絡してくれるだなんて、お優しいことで。 せっかち先生は、朝9時までの勤務、後15分もしたら昼の当直医師に引き継き、 仕事から解放されるはずだ。 今日の日直の相棒が来ていないので、せっかち先生が帰ってからでもよかったのだが、 せっかく呼ばれたのだがらと医局へ出向いた。 まだ白衣姿ではあったせっかち先生、朝の挨拶をしてとりあえずカルテを回収しようとすると、 せっかち先生:「どう?そろそろ車決めた?」 ・・・・いつものご挨拶だ。 ・・・いやぁ、実は今ちょっと停滞期なんだよね、おいら。 だから、正直にその話をして、決戦は9月っす!なんて話して医局を出ようと、最後に一言。 おいら:「今日の昼間の当直は院長先生でしたよね。もういらしてました?」 せっかち先生:「え?知らないの?」 おいら:「何がですか?」 せっかち先生:「院長、『当直なんて知らない』って昨日の夕方に突然言い出して。」 おいら:「・・・はいいいい?」 せっかち先生:「『今日の当直のことなんて聞いてない。』って言うもんだから・・・。」 おいら:「で?どうしたんですか?」 せっかち先生:「今日の夜勤当直のセクスィー先生に電話したら、セクスィー先生は、『オレは 一ヶ月前から知ってた。』って言われちゃって。」 ・・・そ、それってつまり、本来は今日の夜勤のセクスィー先生に朝から出て来いと。。。 日勤帯から当直をしろと、押し付けようとしたわけですか。。。 でも、『院長が知らないなんておかしいだろ!オレは一ヶ月前から今日のシフトを知ってた。』 とセクスィー先生は主張したのか。平たく言えば拒否ったわけね。。。。 せっかち先生:「だから、今日の日勤帯の当直医は副院長です。」 あちゃぁ。。。。鉄仮面こと副院長がババ引いちゃったんだぁ。。。。 副院長って、結構根に持ちそうなタイプなのになぁ。。。。 んとに、院長ってば、確信犯だよなぁ。 事務所へ戻ると、今日の相棒の事業部のKさんが出勤しており、おいらがほおり投げていた 朝の準備をしてくれていた。 なので、今医局で仕入れた情報を話して、各病棟にも連絡をしなくてはと、内線をすると、 2病棟:「昨日の夜にせっかち先生から連絡ありましたぁ。」 とな。さすがせっかち先生、抜かりない。。。 が、9時20分、院長から外線。。。 院長:「今日の当直は、副院長のN先生にお願いしましたから、病棟にも伝えてください。」 ・・・院長、もう伝えました。。。。 院長:「私から電話があったと、再度お願いします。」 ・・・・院長、めちゃくちゃ寝起きの声ですけど。。。。 ってか、そういう連絡は、9時前にするもんじゃないの??? 引継ぎは朝の9時でしょ!!! でもって、今度は10時15分に事務長から外線。 事務長:「オレ9時に電話するつもりだったのに忘れちゃってて。今日の当直院長から副院長に 交代したから。」 ・・・事務長、もう知ってます。でもって、院長からも電話ありました。 事務長:「で、3時過ぎには院長が交代するとか言ってたけど、ちゃんとした時間は解らん。」 ・・・え?そ、そなの?院長そんなこと一言も言ってかなったのにーーーっ。。。 なんなんだ、もう!!! そもそも、医局医師のスケジュールは、医局の奥にでっかいホワイトボードがあって、 そこに一か月分書き込むようになっている。 当然、当直や夜勤者の名前はちゃーんと書いてあるのだ。 おいらだって知ってるんだから、絶対院長が知らなかったってのは嘘だよねぇ。 さて、月末ということもあって、おいらはやるべき仕事がいっぱい。 運よく変な電話もそんなになく、支払い等もなく、緊急外来もなく、平和に時間は過ぎていった。 ただ、病棟はいろいろあったのか、副院長は何度も薬局へ注射薬等を取りに来ていたようだった。 そんな、事務所は平和な日直、夕方16時を回った頃に、一本の電話が。。。 診療部長の患者さんの家族からの電話。 娘がかなり体調不良だという。今から緊急外来・入院させられないか・・・・と。。。。 この患者さんってば、確かお父さんが医師なんだよね。 でもって、先週も夜に病状悪化した際に、院長が対応してるのだ。 カルテを確認すると、なんと一昨日は主治医である診療部長の診察も受けているじゃん。 なにはともあれ、当直医に指示を仰がないと・・・・。 副院長のPHSをコールしたところ・・・・、 『はいはい、院長ですが。』 ・・・ど、どして副院長のPHSに院長が出るのーーー??? ま、そんなことは置いておいて、事情を話すと、電話を代わってくれた。 さて、どうなるのだ???? おいら達だって、17時で日直から開放されるはずなのに、今から入院なんてことになったら。 他の先生だったら、『明日主治医の外来受診してから!』って言う可能性もあるだろうが、 院長だったら、親御さんとのこともあるし受けざるをえないよなぁ。 案の定、電話が終わった院長から内線が。。。。 院長:「外来カルテと、新しい入院カルテをつくって医局へ届けてください。17時半過ぎに 受診するとのことです。あ、でも事務の皆さんは定時で帰ってもらって良いですから。 診察と入院等は、わたしからセクスィー先生にお願いしておきますから。」 ・・・・院長、セクスィー先生に押し付けて帰ろうとしてるわけか。。。。 過去の入院カルテをカルテ庫から引っ張り出し、 外来処置室に置いてある入院同意書一式を持ってきて、今回の入院カルテを作成する。 ・・・が、過去入院の最終カルテがない!!! た、たぶん主治医である診療部長の部屋とみた!! 仕方ない。それは事情を話して勘弁してもらおう。。。。 一式を用意して医局へ出向くと、いつもは遅刻ギリギリに出勤するくせに 珍しくもう来ていたセクスィー先生と、院長が居た。 良かった、じゃすでにセクスィー先生も事情は知っているんだな。・・・が、 院長:「ああ、ありがとう、今からセクスィー先生に話しますから。」 ・・・ま、まだ話してなかったの!? ぜ、絶対確信犯だろ、院長!!! その後、なんだかんだと事務処理をし、パソコンのバックアップをしている間に、 再度医局へ。 副院長以下、先生達へ依頼する書類をレターボックスへ届けに行くと、すでに院長は帰ったのか、 セクスィー先生が一人でぷらぷら。 おいら:「残念だったなぁ。先生への書類は一枚もないやぁ。今夜は暇だね、きっと。」 セクスィー先生:「どこがだ!院長ばっちりオレに入院を押し付けて行きやがったじゃねぇか。」 はははっ、やっぱりちょっと怒ってるんか。。。 おいら:「ま、院長今日のことは確信犯だよね。朝せっかち先生に聞いてびっくりしたよ。」 セクスィー先生:「え?やっぱり確信犯だったのか?」 おいら:「おいら昨日休みだったから昨日の様子は知らんけど、でも日直を知らなかっただなんて あり得ないじゃん。それに毎週月曜日には業務委員会があるからそこで自分の勤務日を把握する はずでしょ?」 セクスィー先生:「そうか、やっぱりそうだったのか!」 ・・・あちゃぁ。。。セクスィー先生、意外と素直にとらえちゃうのねぇ。 しかし、今日の日曜日は 4人の当直医に逢う羽目になるだなんて。。。 珍しいこともあるもんだなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月02日 21時03分40秒
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