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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
院長がお休みだった土曜日の外来は、
さほど混まない予定だったのだが、 何せ入院料の支払いが多かったのに加えて、 電話がジャンジャンなるは、 先輩方二人が至急の仕事があってだねぇ、 おいらと派遣のMさんと二人だけで外来を捌くしかなかったんだな。 ってことで、午前中はそれなりに忙しかったりしたのだった。 そもそも、土曜はいつも事務所は人が少ないんだもの。。。。 まして昼休憩は交代で入るから、その時間帯は受付も後方業務も一人ずつ、 それぞれ全てをこなさなければならない。 そんなとき、自分の会計とお薬を取りに来たせっかち先生。 当直明けだからか、むくみ顔というかなんというか、、、。 せっかち先生:「直明けって調子が出ないんですよ。」 と、なんとも殊勝なことをおっしゃるし。。。 受付の後輩さんが、入院料のお支払いの対応をしていたので、 後方業務のおいらがせっかち先生のお会計をすることに。 おいら:「はい、では700万円になりますぅ。」 毎度の一言。 もう動じることないせっかち先生は、ちゃんとお財布から700円を取り出し、 せっかち先生:「釣りはいらねぇぜ。」 とおいらの手の中に小銭をチャランと置いていった。 おいらとせっかち先生にとっては、普通の会話。普通の光景。 なのに、入院料の対応をしていた後輩さんの耳には特別な響きとなっていたらしく、、、 せっかち先生が去り、入院料の支払いの対応を終えると、 ダダダっとおいらのところに駆け寄ってきたと思ったら、 後輩さん:「せっかち先生、さっきなんて言ったんですか?」 おいら:「はぁ?」 後輩さん:「さっき会計に来てたじゃないですか?釣りはいらないって言ってませんでした?」 おいら:「ああ、あれのことか。」 後輩さん:「ほんとに、釣りはいらないって?いくら貰ったんですか?」 ・・・後輩さん、本気にしちゃってたよ。。。 あははっ、せっかち先生ってば罪作りなことを。。。 なので、その後せっかち先生から所望されたカルテを医局へ届けに行った際、 ちゃーんと報告しておいたさ。 おいら:「後輩さん本気にしちゃってましたよ。先生が“釣りはいらねぇ”なんて言うから。」 せっかち先生:「ほんとに?」 おいら:「目をランランさせて聞いてきましたもの。『いくらくれたんですか!?』って。 だから次回はホントにお釣りを頂戴ませね。」 これにはせっかち先生と、医局に居た非常勤のI先生も大笑い。 ほんと、後輩さんってば妙なところで純粋なんだよなぁ。 でもって、頂くと言えば・・・、 夕方、せっかち先生を捕まえに再度医局へ行くも、せっかち先生の姿はなく、 非常勤のI先生のみだったのだが、 おいらを声を聞くなり、座っていた奥のデスクから出てきてくれたI先生から、 I先生:「はい、これプレゼント。」 と言って、とあるものを手渡されたよ。 昼に事務所の廊下で話していたものだったんだけど、 これが今のおいらにとっては、ためになるものかどうか、ホントに欲しいものかどうか、 今のおいらにはちょっとまだ分からないが、 まぁ、貰えるものはありがたく頂戴するとするか。 I先生、何気に心配してたけれど、、、 おいらもしお金に困ったとしても、決してこれを売り飛ばすことはしないから、 そこまで悪党じゃないからね、安心してくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月07日 10時12分11秒
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