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テーマ:今日のこと★☆(106310)
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キャリア研修についての問い合わせが多い。
キャリア研修は、終身雇用や企業一家的な「心理的な契約」にあった時代から、 相互が心理的に独立し、対等な関係にある段階では特に必要な研修である。 社員は「働き甲斐・生き甲斐」を持って豊かな職業生活を送りたいという期待を持ち、会社も社員が自立した個人に成長して企業に貢献し、組織成果を向上させていくことを期待する。 このように両者の「共生」の中で、社員に対して自立したキャリア形成への気づきと計画作成支援を行うのがキャリア研修といえる。 キャリアプランといっても毎年精緻に作り上げていく必要はないと考える。「偶然の出来事から新たなキャリアの方向性が生じる」場合も多いので、5年から10年ごとの節目に、キャリアビジョンを設計し、その間はドリフトさせていけばよいのである。 したがって、企業が社員に提供するキャリア研修として、10年毎の研修でも良い。 「20代」「30代」「40代」「50代」向けの研修というのが一つの考え方と思う。 また職業入門期の20代にはあえて前半、後半で2回実施する場合もある。 キャリア研修の中身は、「自己認識」「環境理解」「キャリアの棚卸とプランの策定」が基本であるが、50代については、「経済プランと引退後の年金・社会保険・税金」などの項目を加えることが必要である。 また、20代では、「職業人としてのマインドリセット(心構え)」や「職業生活を支援する基本的スキルのブラッシュアップ」を加味するとキャリア形成がより現実的になる。 このスキルアップをキャリア研修に盛り込むことは、少ない教育機会の中においては有効と思われる。たとえば50代の人にとって「若手への指導育成や技術・技能の伝承」を今後の役割と考える人は多いが、そのためのスキルとしてのコミュニケーションについて不安を抱く人も多いので、コミュニケーションスキルをブラッシュアップするということが、前向きなキャリア形成にもつながるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 9, 2009 09:04:08 AM
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