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本のソムリエさんが紹介されていたので、そのまま紹介です。
「STRESS FREE: ネガティブな感情を力に変える ケンブリッジ大学の研究者が明かす科学的に正しい シンプルな63のメソッド」オリヴィア・リームス、ポプラ社 【私の評価】★★★☆☆(71点) 【内容と感想】 ■ケンブリッジ大学で不安や抑うつなどの 心の健康について研究している著者から、 悲観的な気分から抜け出す方法を 教えてもらいましょう。 この本では、 決められない、やる気が出ない、 継続することができない、 不安や心配で落ち込むといった 症状別にアドバイスしています。 似たような症状なので重複している ものもありますが、まず「不安」が 人間が自分を守るために作り上げた 仕組みであることを知ることが 大事なのでしょう。 自分の中に湧き上がってくる不安や 悲観的な気分は自然なもので、 否定するものではなく、うまく 活用するものなのです。 仮に「不安」が現実に則していないなら そこは補正してあげる必要があるのです。 ・心にもわたしたちを守る仕組みがあります。 嫌なことが起きたときにその衝撃を和らげて くれる、心理的なメカニズム(p27) ■では、「不安」や「やる気が出ない」ことを どのように補正すればよいのでしょうか。 その方法は数多くあります。 プラスの言葉を発すること。 一休みして、美味しいものを食べること。 「何がエネルギーを与えてくれるか」を考えること。 「自分がこの先どうなりたいか」を考えること。 つまり、体調を良くして、思考をプラスに もっていくように自分を誘導するわけです。 どうしてもマイナスの面ばかりに 目が行きますが、今の状況のプラスの面に 注目し、今やっていることが将来の プラスにつながることを意識するわけです。 落ち込んでしまったときこそ、 いったん休んで、次の一歩を踏み出す 準備期間として前向きに試行錯誤を したいものです。 ・ポジティブな気分になれる「即効薬」・・・ 5分から10分の短い休憩を取り、 ちょっとしたごほうびを自分に与える(p71) ■また、私が注目したのは辛い状況では、 「3つの良いこと」を考えることを 著者が推奨していることです。 ドン底で四面楚歌の状況にあると、 人はどうしても悲観的になってしまいます。 そうしたときに、周囲にある良いことを ピックアップしてみることで、 マイナスだけではなくプラスのことが あることに気づくのだと思うのです。 仮に会社が倒産して、恋人から捨てられた としましょう。収入もなく、自分は人から 好かれないのではという自己否定を 考えてしまいがちですが、プラスの面を 考えることができないかということです。 より良い会社や恋人と出会うチャンス かもしれない、自由な時間が増えて、 好きなことをやってみよう、と 考えることができないでしょうか。 真っ暗闇の中でも、良いことを探してみると、 一点の光が見えてくることもあると思うのです。 西欧人はポジティブなイメージがありますが、 イギリス人でも不安や心配ごとで 動けなくなる人がいるのだと安心しました。 日本人は不安に感じやすいと言われています ので、こうした知識をうまく活用してきたいものです。 リームスさん、 良い本をありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.03 08:32:45
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