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カテゴリ:degi-photo
まるで酸素不足でぱくぱくと口を開け閉めする魚のように 言葉を吐き出そうにも声は出ず。 胸の奥に押し戻されてるのか、それとも喉元でつかえているのか。 感情の糸はずっと絡まったまま 想いもキモチも伝えることができなかった、ここ最近。 仕事のさなか。ふと息をつける時間に 余計なことは何も考えずにペーパークラフト。 生きた化石がボクのデスクでエアコンの風にあおられくるくると。。。 その時。 あの夏の日の夕方。 二人で座り込んでた軒下にぶら下がっていた 南部鉄の風鈴が聴かせてくれた懐かしい音が蘇ってくる。 外に出れば、夏の匂いが街を駆け抜ける。 また夏が来る。 そんな夜風に背中を押されてもんじゃ。 まるで長雨で漆喰に生えてきた黴のように しつこく胸に残る染みを、鉄板の上で混ぜこぜにして焼く。 腹から笑い続けた2時間。 店の外は、やっぱり夏の匂いに溢れてた。 今年もまた夏が来る。 あの夏と同じかどうか、わからないケド。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/08 01:19:10 AM
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