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カテゴリ:the mind
これまで歩んできた道を一区切り。 まだおぼろげにしか見えない、自分が目指したい方へと舵を切るために 失わなければならない大切な人々。 先週末のそんな別れの日に、みんなが開いてくれたハワイアンな宴。 「ここに載っけるよ」と断って撮ったみんなの写真は さっき半時間ほど悩んで載せるのをやめた。 ひとりひとりの胸中なんてボクにはわかりっこないけど 笑顔で送ってくれた人。 いつもと同じように別れの言葉を残して帰っていった人。 気がつけばフェードアウトしていた人。 きっとそれぞれがそれぞれに自分らしいカタチで 見送ってくれたんだと思う。 だから画一的な表情の集合写真の掲載はいらないかな、と。 そして夜が明け、本当に最後の別れをした後にも 涙を流しながら追いかけてきたADちゃんたち。 そんなみんなにボクは何かを残せたのだろうか? 朝靄の帰り道でふとそんなことを考える。 きょう。極度の寝不足のまま訪れた 日本橋の歩道を照らす日差しを遮っていたのは満開の桜。 そこでふと、何かを残せるのは これからなんじゃないかと。 先に去った者が、みんなと同じ時を過ごした間に得たものを どう活かしていっているか。 それが、これからは同僚ではなく“仲間”としての時間を共有していくみんなに 残せるものじゃないだろうか、と。 みんなと一緒に得たものから、ボクがどんな道をみつけて歩いているか。 きょう偶然訪れた街で、その存在すら知らなかった満開の桜をたたえた道が そんな自分でつけた区切りの先に続く、新たな道の象徴のようにも思えた。 予定になかった思わぬ花見の帰り道。 チビが花びらを残したまま枝から落ちた桜をみつけた。 ボクは、そして仲間たちは これからどんな道をみつけるんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/04 12:27:58 AM
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