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カテゴリ:degi-photo
23時過ぎの雨降る公園を歩く。 一日中空から落ち続けた雨粒は、大木の下に佇む ベンチをもぐしょりと濡らしていた。 透明度の高い夜。 地面に落ちて跳ね返った水の結晶が 微細な球となってあたり一面に漂い、街灯の光を受け よく磨かれたレンズのようにすべてをクリアに、そして魚眼に写す。 きょう一日の間に起きた、頭を悩ますあれやこれやのデキゴト。 そしてその混沌から助けてくれとばかりに電話して聞いた久しぶりの女史の澄んだ声と ありありと思い出された女史にまつわる一年前の想いと感情。 いっさいがっさいを抱えたままぎゅうぎゅうに押し込まれた地下鉄から開放され 濡れた公園の歩道に出ると、雨粒のレンズがボクの視界を開くように ふとアルコトを思い出させた。 …あ!家の鍵、会社のデスクの中だ!! その後、先に寝ていた奥さんを携帯で起こすのに小一時間。 ずぶぬれのココロ プライスレス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/31 02:14:18 PM
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