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カテゴリ:the mind
夕方、TVに映ったある風景。 思いもかけず、それを目にした瞬間 3年前、ボクの胸の中にあった“確かなキモチ”が脳裏に蘇った。 あの街のあの空気を吸い あの夕陽が夜空に塗りつぶされるまで 何度も何度も確かめ合ったお互いのキモチ。 その記憶があまりに強すぎてか、残りの仕事も放り出して 少し上の空になったままボクは もうとっくに変わっているだろうアドレスを打ち込み ありきたりの言葉を並べたメールを宙に飛ばす。 久しぶり。元気かい? あまりに稚拙すぎて 自分でも苦笑してしまう文面。 そこで冷静さを取り戻した。 そして、過去を振り返ることが どれだけ女々しいことか、を再度自分に言い聞かせる。 もう過ぎたこと。 もう終わったこと。 ところが、やがて日が沈んだころ。 ボクの携帯は、あの街からの着信を告げたのだ。 久しぶり。元気? 変わらぬ声。変わらぬ優しさ。 変わらぬ… …もうこのフレーズを書くのは、今年で何度目だろう? でもやっぱりあの突然のTELは、無防備だったボクのココロを戸惑わせて こう思わずにはいられないのだ。。。 また夏が来る。あの夏と同じかどうかわからないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/06 04:24:13 AM
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