090101 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

光冠~CORONA~ 乗鞍への道

光冠~CORONA~ 乗鞍への道

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

corona3026

corona3026

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Recent Posts

Comments

corona3026@ Re[1]:やっと・・・(02/16) 試験とレースは両立するのはとても難しい…
どらこら@ Re:やっと・・・(02/16) 後期試験とマラソン大会、お疲れさまでし…
corona3026@ Re[1]:この世の不条理(02/08) 来週末の大会に実家の車を運転してもらっ…

Favorite Blog

暖かい日も残りわず… New! どらこらさん

Free Space

設定されていません。
2010.08.24
XML
昨日、2日目までを振り返りました

今日は3日目からです


3日目(8/19)

朝は2時起床、インスタントラーメンを朝食にして、3時に高山裏避難小屋テント場を出発

クマが出てきそうな山の中をトラバースして、途中からカール地形を登り始めます

ガスがかかったり、晴れたりしているのを気にしながら、

テンポ良く登っていると、コースタイムよりも少し早めに前岳(3068m)に到着

荒川岳の山頂に行きたかったですが、時間がなかったので省略して荒川小屋に下りました

荒川小屋は森林限界の下側、標高は2600m程

そこから小赤石岳(3081m)、赤石岳(3120m)へと再び登り始めます

赤石岳に着いた時にはすっかりガスに覆われてしまい、視界が悪かったですが、人が結構いました

中には我々と同じ高山裏避難小屋から来られた人も…

4時半に出てきたらしいです

1時間半の差を詰められてしまいました(>_<)

赤石岳から百間洞山の家までは約650mの標高差を下ります

さすがに下り飽きました

百間洞の山小屋には12時過ぎに到着

天気が崩れかけてきましたが、雷の心配は低いと見て、兎岳避難小屋まで進むことにしました

しかし、中盛丸山の手前でそれまで自分よりも速く歩くことができていた友人が突如ダウン

中盛丸山を下るときには雨が降ってきて、雷の心配も出てきました

友人の水2Lを自分が代わりに持ち、ゆっくり確実に歩くように促しながら

何とか兎岳避難小屋に到着しました

避難小屋は以前は崩壊寸前だったそうですが、改修されたようで、泊るには不都合はありませんでした

日没の直前には雨も止み、霧も晴れ、聖岳~茶臼岳の展望も臨むことができ、安心しました

避難小屋にはもう一人単独行の方が来て、合計3人で過ごしました


4日目

朝は4時起床、5時出発

聖岳まで少し危険な道が続くことと

友人が昨日ダウンしてしまったので、無理に進むのはやめて、聖平から下ることにしたため

夜が明けてからのスタートになりました

200m程下って、400m程登り、聖岳(3013m)に到着

到着時は完全にガスがかかっていましたが、しばらくすると北側の視界が晴れ、

南アルプスの北側まで遠望することができました

歩いてきた山々が見えて、少し感慨深いものがありました

40分ぐらい聖岳で過ごし、一気に聖平小屋まで下りました

そこから4時間程歩いて登山口へ下山

意外に登り区間が多かったので少し大変でしたが、吊り橋が2ヶ所あって、楽しかったです

登山口には13時半頃に着き、しばし休憩をとります

靴下を脱ぐと、気づかぬうちにかかとにマメができていて、潰れていたことが判明しました

普通に歩けていたので、こんな風になっているとは思いませんでした

休憩後、普通なら歩いて北上して椹島ロッジまで行き、バスを利用して南下するのですが、

あえて歩いて南下していきました

ところが、2時間ほど経ったとき、昨日と同様に再び友人が失速し始めました

足が痛くて、肩も痛いとのことです

小休憩を挟み、また歩き始めても症状は改善しないようなので横に並んでみると

友人のザックの位置が低いことに気付きました

ザックの重さのほとんどを肩で支えていたようです

部活(今は2人とも辞めましたが)で去年北アルプスを1週間歩いたのですが、

その時は何事も起こらなかったため、ザックの背負い方くらい習得していると思っていました

その時まで気づいてあげられなくて申し訳なかったです

その後も友人は調子の悪い状態が続き、茶臼岳登山口の手前でついに座り込んでしまいました

体調を訊くと、「全身が痺れてきた」とのこと

肩や足の痛みが全身の痺れにつながるはずがないので、

慌ててスポーツドリンクをしっかり取っているか訊くと、

返事はノー

塩分やミネラル分が不足していると判断し、

すぐに自分のスポーツドリンクの粉を水に溶かし、飲ませました

10分ほどで症状は改善しましたが、

ザックの背負い方と同様に、これについても早く気付いてあげられなくて申し訳なかったです

こんなことがあって予定よりも時間をかけてしまい、

沼平ゲートに着くころにはすっかり暗くなってしまいました

すると友人は「クマが出るのが怖い」といってそれ以上歩く気をなくしてしまいました

色々あって精神的に参ってしまったのでしょうが、

ゲートから先は舗装路でしかもダム湖沿いを走る県道

クマなんて出ないよと励ましながらやっとの思いで畑薙第一ダムに到着

もう少し進みたかったですが、友人が精神的にかなり衰弱してしまったので

やむなくテントを張って休むことにしました

5日目

午前4時、準備を済ませて井川方面に出発

井川の駅まで約25km歩くつもりでしたが、途中でタクシーが来たので12km程タクシーに乗りました

井川駅には8時前に到着

始発列車が9:26発なので、暇つぶしに井川ダム周辺を散策していると友人も徐々に元気になり、

その回復ぶりにほっとしたころ、井川駅に列車がやってきて、

9:20頃にトロッコ列車に乗り込み、井川駅を出発

有名なアプト式区間を通過して2時間ほどで千頭駅に到着

ここで、温泉に入ってきれいにからだを洗い、昼食を済ませました

駅から10分ほど離れた温泉に行く途中に階段もありましたが、

友人は多少びっこを引きつつも歩くことができていたので、足は大丈夫だったようです

昼食は駅舎内のうどん・そば屋で山菜月見うどんを食べました

久しぶりに下界の食事ができて嬉しかったです

14:58発のSL南アルプス号で金谷駅へ

SLに乗ったのはこれで3回目

動態保存をするのは非常に大変なことですが、これからも走りつけてほしい

いつも乗る度に感じます

金谷に着いた後は普通にJRで実家に帰りました


今回、自分はアキレス腱炎という爆弾を抱えながらの山登りになりましたが、

無事、むしろ良くなって帰ってくることができました

一方で、友人はフィジカル的にも、そして特にメンタル的に大きくダメージを受けることになりました

冬にフルマラソンをやった時には友人の方が2回とも速かったので、

確かに体力は友人の方が上のはずなのですが、

山というフィールドの経験値が足りなかったのだと感じます

事前に近隣の山でトレーニングを積むことなく縦走に臨んだのがいけなかったと思います

…というかトレーニング軽視の雰囲気が嫌で部活を辞めたんです


辞めた部活と同じことをしていてはいけません

自分がやるべきことを再確認して、山にもっと謙虚に向き合っていこうと思った縦走でした





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.08.24 19:33:38
コメント(0) | コメントを書く
[トレイルラン(登山)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X