介護施設の選び方(シリーズ その3)
そもそも その施設は何のために設置されたのか を考える必要があるつまり 介護施設が 全て 高齢者等の介護のために設置されているのではない 建設会社等が 経営多角化のために ビジネスとして開設している場合も 普通にある利益が出なければ 閉所 撤退もある 入所者は路頭に迷う収益優先であれば 職員に余裕は与えられない自治体の天下り先と化している医療法人もある問題を起こさないことが必須となり介護事故(必ず起きる)は隠蔽される 事故を教訓とせず 同じ過ちを繰り返す運営主体が(施設や職員の管理ではなく)入所者の生活をどう考えているか に尽きるそれをどう確かめるか見学時には 担当者のほか できれば施設長や介護部長などにも 話を聞く方がいいその中で 理解を示さない 違和感がある などはないか質問を嫌がったり 疎んじていないか施設利用者の表情はどうか 笑顔はあるか職員も見学する側も人間なので 生理的に合わないこともあるこれも できれば避けたいが施設側に誠実さが感じられれば 家族側が我慢するという選択も勿論あるいくら施設が綺麗でも 立地が便利でも介護は 人間が行う ということを忘れないこと経験の浅い職員も 夜勤など 一人きりで仕事をさせられる精神的に孤立してしまうこともある問題を隠す 入所者を黙らせようとする などは当然に起こる 問題は起きるのだという認識があるか(何を問題と考えるか も含め)それをシステムとして どう防止しようとしているかそれが一番大切なところ当然ながら 新しい施設は 職員の経験やオペレーションが発展途上でこれから問題が出てくる と思うべきしかし 実際には 入所者側に選択の余地がないことが多い気が動転して 冷静に判断できないことも往々にある入所したなら 頻繁に通って よく職員と話をするほうがいい家族の訪問は 必ず歓迎されるはず歓迎されないとしたら 必ず何か問題がある入所させた親等の話をよく聞き入所者の立場になって(エンパシーだ)解決策を探す必要なら 他の施設へ移る(大変なことだが)ことを考える家族側は 待機者数が何百人と言われて 仰天し入所の順番が来ましたと言われて 幸運を喜ぶ(ここが落とし穴)多少の虐待があっても 入れただけで恵まれているのだと思い込んでいる入所者も多くいるだからと言って不幸なまま過ごすのは やはり良くない施設は それぞれ考え方がまったく異なる老化とは 認知症とは何か というところから 考えが異なる困ったら 他の施設を探し 相談してみるべき話を聞いてくれる人は必ずいる(経験上 地元の社協は信用できなかった 行政=有力施設と結びついている〜天下り先など〜場合が多い)(終わり)