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カテゴリ:気になる話題
お久しぶりの更新です。「アバター」を観てきたので、私の今年最後に観る映画となるのでUPしてみました。この映画は全編3D映画と言うことで公開前からすごく話題になっていましたが、私が観たのは3Dではなく2Dの普通の映画館だったので、それほどすごいと言える映像体験はできませんでした。確かにCGを駆使した映像は綺麗で壮大で目を見張るパノラマをみせてくれましたが、やはり3Dではないのでねぇ・・・ビックリ体験できませんでした。ビックリとまではいかないけど2Dでもすごい迫力でしたから映画館で観る価値は大いにあると思います。
キャメロン監督が構想14年、製作に4年もかけて描き上げた物語と言うだけあって、風景も登場人物も細部にわたりきめ細やかに作られていて、大半がCG映像だと分かっていても本当に存在するような荘厳な雰囲気さえ醸し出している映像でした。私が初めて公開前のスチール写真でアバターを見た時に、「目が異様に大きくて青い皮膚が気持ち悪い!」とか「CGばかりの映像じゃ親近感がわかない!」とかマイナスイメージが強くて「観たい度」は低かったんですけど、惑星パンドラの風景が綺麗だったから、「気持ち悪さ」は感じませんでした。この映画の根底に流れているテーマが、人類が永遠に解けないパズルのような物でもありますが・・・「人間と環境と侵略」と言うものだったので、すごくそれぞれの立場と行動が分かりやすくて、シンプルに感情移入ができて飽きずに観る事ができました。 主演のサム・ワーシントンさんが演じるジェイクは好感が持てたし、リアルにアバターに息を吹き込んでいたと思いますが、ジェイクが人間の側で動いている時の演技が淡々と演技し過ぎていて、顔の表情や言葉使いなど全てにおいて感情表現を抑えた演技に終始していたように感じたので物足りなかった気がしました。この映画を観ていて思い出したのが19年前にケヴィン・コスナーが製作・監督・主演を兼ねた映画でアカデミー賞やゴールデングローブ賞の作品賞に輝いた「ダンス・ウィズ・ウルブズ」とダブって見えた所でした。(これはパクリとか言うような批判的な見かたをして書いているのではなく、私は、単に今までの映画と同じようなシーンを探すのが好きなだけですけどね! この二つの映画は起承転結が殆ど同じで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」では、南北戦争時代の一人の軍人とスー族との交流と、スー族の女性との恋愛模様が描かれ、最後は合衆国軍がインディアンに総攻撃を仕掛けてくると言う内容でした。その中でスー族と交流する主人公が、交流の様子を日記に書いていて、後にその日記が軍に押収されて主人公が反逆罪に問われて捕らわれてしまうと言うシーンがありましたが、「アバター」でも、主人公のジェイクがアバターとの交流の様子を日記風に映像でビデオに納めていた内容が、アバターへの総攻撃の材料にされてしまい、その後、軍の侵攻を阻止しようとしたジェイクらが反逆罪で捕らわれてしまうと言う所もソックリでした。映画を見ていて思ったのが・・・、この「アバター」は22世紀の話なのに、先住民と言えば、”原野で裸に弓矢”と言う南北戦争時代のインディアンとほぼ同じ発想と言うのがおかしくも有り、哀しくも有りと言う感じでした。 キャメロン監督はすでに「アバター」では3部作の構想ができ上がっていて、この第1作目がヒットすれば続編が決定するらしいです。もう各国での興行成績が初登場1位を獲得して大ヒットしているので3部作は決定したようなものですね!?それから、「タイタニック」を3D映画にする構想もあるらしいです。新しく撮り直すのではなく元映像を3Dに変換するらしい。「3Dタイタニック!」ってどうなんでしょう!?(^^ゞ
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Last updated
2010.02.04 00:34:47
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