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テーマ:最近観た映画。(40094)
カテゴリ:気になる話題
「魔法使いの弟子」を観てきました。面白さから言うと・・・イマイチでした。タイトルから見てもお子様映画っぽいですから、それはもう、予想通りのお子様ムービーでした。この手の映画の最近の傾向である、主人公がクラスの落ちこぼれで、ドジばかりしている冴えない少年で、クラスの人気者の女子を好きになり・・・と言うお決まりの展開でした。おまけに「そんなヤツおらんやろっ!」って言う位のドジを何連発も見せられるとイライラが溜まりまくるし、ディズニー好きでもないですから大人二人で観るにはちょっと退屈で仕方がない映画でした。また、夏休みに子供連れ(小学生位まで)で観るには最適なファミリー映画!と言いたいのですが、内容が思っていたよりファンタジーでは有りませんでした。ストーリーの骨格は、「太古の昔から時を超えて、善対悪をめぐる魔法大戦争が繰り広げられてきたが、今は亡き偉大なる魔法使いマーリンの後継者が現れて、世界征服を企む邪悪な魔法使いとの決戦が始まる。」と言うもの。ところが、蓋をあけてみると・・・、単なる太古の昔から続く男女の三角関係の話やら、現世の"魔法使いの弟子"の恋の話しやらと、ちょっと人間臭い内輪話しばかりで、絶対に世界を巻き込んではいないスケールの小さい話しで終わっています!(^_^;)
この映画は、1940年のディズニーアニメ映画「ファンタジア」の中の「魔法使いの弟子」をモチーフにしているそうですね。私はディズニーアニメは殆んど観ないからアニメの「ファンタジア」を知りませんでした。さすがに、あの魔法使いの格好をしたミッキー・マウスは知っていますけどね!この映画の中のシーンを観ていて、妙にディズニー映画らしい、子供受けするアニメっぽい展開の場面が有るなぁ・・・とは思っていました。アニメではミッキー・マウスが"魔法使いの弟子"だったんですね。それで、映画の中にディズニーアニメの「魔法使いの弟子」へのオマージュとなる映像として、同じシチュエーションの"掃除で大騒ぎする"と言う、なんとも子供っぽい場面が長々と続いたわけですか!? 映画を観終わってから感想を書く為に、「魔法使いの弟子」の画像を検索した時に、ここに貼ってあるミッキー・マウスの「魔法使いの弟子」の画像を見付けてやっとあそこの場面が納得できました。まるまるこの画像とそっくりな映像が映画の中に有りましたわ。そう言う意味で言うと、ディズニーアニメ好きな人にはサプライズで楽しめるかも知れないですね。ここの文章と画像を観た瞬間にサプライズでは無くなってしまっていますけど! この画像の場面、映画の中に有りましたよ!私はこの時は、主人公の取って付けたようなドジっプリにイライラしながら辟易としていました。おまけに大学生が掃除でこのていたらくですよ!もうすっかりお子様ムービーに、私はあきらめムードでした。ディズニー好きだったら「ファンタジア」のオマージュと認識できて、このお掃除の場面で息を吹き返していたのかも知れませんね!?(苦笑) しかし、主人公が物理専攻の大学生と言う設定なんだから、もう少しアルゴリズムを駆使して今風の魔法陣を完成させて結界を作って魔女を封印するとか、魔法テクニックを科学するとか、視覚効果のレベルを上げて欲しかったなぁ。あの魔法の訓練の場面なんて、せっかく、あんな地下に何かでっかい事が出来そうな研究室が有ったのに、カメハメハァー!ってやってるだけだったから、あそこも退屈で仕方がなかった。その上、気が付いたらいつの間にか♪タララ、ラッタッター♪とレベルアップして最終決戦で世界征服をも企むと言う最強の敵の魔女を簡単に倒しているし。最強の魔女が一番影が薄すかったのにもビックリ!(苦笑)どうもストーリーの要所要所にニューヨークを舞台にしたファンタジー映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の焼き直しみたいな展開が出て来るし、どこも斬新さがなかったです。 この映画は、エンディングクレジットの最後に一コマだけオマケ映像がありますよ!
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