Happy Happy Life!

本当にお久しぶりになってしまいました。。。

前回の日記が1月だから今は4月。。。

ばたばたとしているうちに季節は冬からすっかり春になってます。。

とりあえず実家の引越しも無事に終わりました

しかも結構前の話なんですが

何より私の役目も終わりやっと肩の荷が下りて、自分のこと

家族のことに専念できそうです。

自分のことといえば・・・・。

先日、昨年11月から通っている不育症の専門の先生から

ついに次の妊娠に関してＯＫサインがでました

2回の流産という悲しい結果の後、私は妊娠することすら怖くなってしまいました。

仕事を辞めて、精神的に楽になって、体を休めても

私の頭の中には

「次の妊娠してもまた流産してしまうんじゃないか・・・？」

このことが常にありました。

昨年11月、2回目の流産から1年経つことから

私は大学病院で専門的に調べてもらうという道を選びました。

結果、私は不育症（妊娠はするものの流産、死産などを繰り返すこと）

であることがわかりました。

ここで少し不育症について説明しますね。

私は自分が流産を2回繰り返すまで「不育症」という言葉すら知りませんでした。

不妊症と違いまだまだ認知度が少ない不育症。

不育症とは妊娠はするものの流産、死産などを繰り返すことで、

自己免疫異常が原因に関連するといわれています。

自己免疫異常とは・・・・。

「免疫」とは人間の体の中に、異物（ウィルス、細菌など）が侵入してきたときに、

異物を排除して体の状態を一定に保つ大切な働きをいいます。

この「免疫」が人間の体を作る組織に対して作用するようになった状態を

「自己免疫異常」といいます。

（普通は自分自身に対して免疫は働きません。）

「自己免疫異常」に伴い、出現する物質に「自己抗体」があります。

自己抗体のなかでも、抗リン資質抗体が、不育症の原因として重要であることが

わかっています。

この抗リン資質抗体が陽性の場合

●絨毛（胎盤を形づくる組織）の間に血栓（血液の塊）ができやすくなる。

●抗リン資質抗体が絨毛組織を直接障害する。

●抗リン資質抗体が血管内皮細胞（欠陥を裏うちする細胞で血液を固まりにくくする、

高血圧などを防ぐなどの作用がある）を障害する。

等のことから、反復流産、死産、子宮内胎児発育遅延、さらには妊娠中毒症が

発生しやすくなることが明らかになっているそうです。

（この説明は大学病院からいただいた不育症に関する用紙を参考にしています。）

2ヶ月間いろんな検査をして、私は抗リン脂質抗体の値が少しだけ

通常値より高いとの診断でした。

1月にこの結果がわかってからこの3ヶ月間、

抗リン脂質抗体を低下させるための免疫抑制療法として

柴苓湯（サイレイトウ）という漢方薬を処方されました。

私の場合数値があまり大幅に多かったわけではないので

この漢方薬を用いた治療で充分とのことでした。

3ヶ月間、食前に飲む漢方薬ということもあり

何度も飲み忘れたりしましたが飲み続け、

先日の検査の結果私の抗リン脂質抗体の値は正常値になっていました。

と、言うことで無事に先生より妊娠してもＯＫとのお言葉をいただきました

また今回妊娠ＯＫになったので、血栓形成を防ぐため低用量アスピリンを

基礎体温で高温相になって２～３日目から服用しはじめます。

低用量アスピリンは、平たく言うと小児用バファリンだそうです。

この漢方と低用量アスピリンの治療法で抗リン資質抗体が陽性の不育症患者の

次の妊娠での分娩にいたる率は私が通っている大学病院で8割程度だそうです。

もちろんこれで私が１００％次の妊娠で無事に赤ちゃんが授かるとは限りません。

でもあのままもやもやと悩んだ状態でいるよりも

こうして原因であろうことを知ることができて、自分が出来る限りのことをした

そのことが1番の成果なんじゃないかなって思います。

来年には娘に弟か妹ができるといいなぁ。。。