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テーマ:癌(3522)
カテゴリ:闘病日記
10月10日 水曜日 午後9時24分
父は約10ヶ月間の闘病生活に幕を下ろしました。 最後は苦しむ事もなく、家族や親戚に見守られながら、 静かに息を引き取りました。 父は最期に一筋の涙を流しましたが、 それは、感謝の気持ちを持ちながら亡くなったのだと、 お坊様がおっしゃっていたそうです。 明日は初七日になります。 私たち残された家族は元気です。 父がいなくなった寂しさはありますが、 父の死を受け入れ前向きに生きていけそうです。 精神的に一番辛かったのは、 父の病名を知り、余命宣告された今年の一月でした。 息の仕方がわからなくなるくらい動揺し、 しばらく食欲もなかったのを覚えています。 あれから10ヶ月、父の病気を治すために家族一丸となって頑張ってきました。 この10ヶ月があるから、今穏やかに父の死を受け入れられたのだと思います。 私たちが想像している以上に肝臓病って辛いようですね。 一番辛い症状が「倦怠感」という周りからはわからない症状の為、 周りに理解してもらえず、とても苦しいそうです。 私たちも父が亡くなるほど肝臓病が進んでいることは、 意識を失う前日にさえ気づきませんでした。 いつもと同じ夜だったのに、まさか翌朝ベッドで意識不明になっているとは・・・。 父は私たち家族の為に10ヶ月も頑張ってくれたのだと思います。 この10ヶ月間、父と過ごした日々は私たちにとってかけがえのない時間です。 余命宣告されてから過ごす日々は不安と恐怖もありましたが、 父と過ごす一日一日、瞬間瞬間に感謝して幸せを感じながら過ごしたので、 辛かったはずの闘病生活も辛い記憶はほとんどありません。 10ヶ月間、本当にお疲れ様でした。 大好きなお父さん。 ありがとう、いつかまた会えるよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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