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まだ九月の半ば過ぎだけど山には秋の気配が漂い、苔もコメツガの葉っぱも色合いが薄くなっていきます。 こんなハナイグチの出方は、標高2000m以上の場所ならでは。 その可愛さに、おもわず「ここに出てくれてありがとう」って言いたくなりました。 遠くからみても老菌のマスタケだと分かりましたが、確認せずにはいられません。 せめて裏側にと期待しましたが、もっと流れているものばかり。 今季幼菌には縁がないようです。 きのこには人智を超えた美しさがあります。 そのなかでもトップ5に入るホウキタケ。 鬱蒼とした森に隊列を組んで出ているハナホウキタケやキホウキタケを見つけると、見惚れてしまってしばし足が動かなくなってしまいます。 残暑厳しいながらも、きのこ達は順当に出てきて楽しませてくれます。 これからは、山へ行く度に樹林の色が紅葉へと移ろっていくのが分かり、楽しみの中に寂しさが混じりあう複雑な心境になっていきます。 秋という季節がもっと長ければ、そして体が二つあればと毎年思ってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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