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消防署で、人口呼吸・心臓マッサージ・AEDの使い方の講習を受けて、
「普通救命講習修了証」をいただきました。 試験はないのですが、講習は全部で3時間、 そのうち実技は2時間やって、できないところは繰り返し何回もやらされます。 人口呼吸や心臓マッサージは、地域の災害訓練で数回見たので、 やり方は大体わかっている気になっていたけど、 いざダミー患者(訓練用の人形)に人口呼吸をしようとしても、 口の横から空気がもれて、ダミーちゃんの肺に空気が入らなかったり、 ダミーちゃんの気道確保(あごを持ち上げて空気が通りやすくする)が不十分で、肺まで空気が届かなかったり、 やり方を知っているだけと、実際に実技を体験するのとは、まったく違いました。 あと、AED。 これは、フタをあければ音声案内が流れるので、 その音声ガイドにしたがって行動すれば大丈夫。 地域の防災イベントで一回でも見たことがあれば、誰でも扱えるでしょう。 倒れている人を発見したら、 まずは意識の有無を確認して、周りの人に助けを求める。 「誰か~救急車とAEDを~!」では誰も動かないと考えて、 通行人をつかまえて、「あなた、救急車を呼んでください!」、「あなた、AEDを持ってきてください!」と、個人にお願いする。 自分は、救急車が到着するまでの数分間、 心臓マッサージと人口呼吸をがんばる、というのが命を助けるための応急手当だそうです。 今回の講習で「あなた、AEDを持ってきてください!」と言うところを、 ATM、ADL…みなさん、言い間違い、色々(笑) 普段使わないから、いざという時にAED、って名前が出てこないかも。 その時は、「電気ショックの、アレ」でも、 「心臓を動かす、アレ」でもなんでもいいから言って、 頼まれた人が「ああ!アレね!」とわかってくれれば結果オーライと。 でもね…、知ってました? AEDって心臓を動かすものではなく、 心臓を止めるものだということ…。 あたしは知りませんでした…!! 心臓が完全に止まってしまう前の心室細動(ブルブル細かく震える)の時のみ、 電気ショックのボタンを押す指示が出ます。 電気ショックで一旦心臓の動きを止めて(!)、 心臓の震えをリセット(除細動)し、 その後の心臓マッサージで心臓を動かし続けて、救急車に引き継ぐ。 受講者から、「人様の心臓を止めるボタンなんて押せません!」という声があがったのですが、 心室細動になってしまったら、自然に回復することはなく、あとは心臓が止まるだけなので、 命を助けるには、一刻も早く除細動(電気ショック)することが必要だそうです。 電極を貼って心電図をコンピューター解析したあとは、 心臓が動いてる時と、心臓がすでに止まっている時は、 電気ショックの指示は出ません。 電気ショックが必要な時だけ、通電ボタンを押す指示が出るので、 自分の判断は要らないので、 ボタンを押す指示が出た時は、勇気をもってボタンを押してください、と言われました。 救命の現場に居合わすなんて、フツーの主婦には一生ないと思うけど、 もしかして一緒に出掛けた先で、家族が?友人が?という場合、 もしかして、あたしでも役にたてるかも?と、講習を受けて思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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