マニアックな神様
今場所の朝青龍関、大記録をいくつも達成しましたねっ(祝)。プレッシャーがかかればかかるほどそれを力に変えてゆける、彼から漂う雰囲気が好きです。元横綱の曙氏が現役で横綱に昇進したばかりの時、確かインタビューで、「横綱になんて、なれるとは思ってもみなかった」と、話していたのを覚えています。「自分がなれないと思ったものにはなれない」という考えからすると、それでも横綱になれてしまうのはおかしいなとずっと疑問でしたが、彼がいくらなれないと自ら思っても‘横綱’というエネルギー、‘横綱の神様’でもいいですが、その目に見えない存在が「彼を横綱にしたいっ」という気持ちの方が強かったのでしょう。ましてや朝青龍関のように最初から100%「俺は横綱になる男だっ」と実感できる人なら、横綱の神様が放っておくはずはありません。曙氏のコメントにはもちろん謙遜も入っていたと思います。実際にはそのコメントで発した言葉の何十倍も「俺は横綱になるっ」という気持ちの方が強かったことでしょう。いくら横綱の神様でも、100%「俺は横綱になれない」と思っている人を引っ張り上げることはできないはずです。きっとみんなそれぞれに‘○○の神様’が見てくれていて、あなたを引っ張り上げるチャンスを狙っていますよ(^-^)o※ちなみにこれまでぼくのことを見てくれた神様の中には‘鉛筆削りの神様’‘400mハードルくぐりの神様(中学時代の陸上部コーチがレクレーションとして考えた競技ですが、ぼくは部員の中で常にぶっちぎりの一位でした。これが陸上の正式種目なら、ぼくは絶対オリンピックに出られているはず。。。)’など、マニアックな神様もいらっしゃいました。今はきっと‘均整の神様’が見てくれているはずですから、その彼(彼女?)をマイナーやマニアックではなく、メジャーに押し上げることも自分の役目だと思っています。