また食べたい、読みたい、受けたい
普通の人が家でパンを焼くのは面倒だから、パン屋さんは朝4時に起きて、みんなの代わりにパンを焼いてくれます。すべての仕事に当てはまりそうです。均整師なら、みんなの代わりに、みんなが自分では触れない背中を触って、整えてあげることができます。パン屋さんは自分が食べたいと思えるおいしいパンを作り、物語を書く人は、書きながら自分でワクワクできる物語を書いていることでしょう。ぼくは、自分の背中を目の前に置いて、自分でこんなふうに施術してもらえたら幸せ、と思える施術を常に心がけています。あと、普通の人が「なんで体が歪むんだろう?」とずっと考え込むのは面倒だから、均整師は、みんなの代わりにそういうことをずーっと考えています。ただ、歪みの原因が、例えば運動不足だったとしたら。それをお伝えすることはできても、代わりに運動してあげることはできません。。。いや、できないというのは嫌いなので、「受けるだけで運動にもなる、夢の整体開発中」ということにしましょう。「運動せずにはいられなくなる整体」のほうがいいかな。「施術のあと、走り出さずにはいられなくなる整体」だったら。。受けたくないです、自分でも。