つかみはOK
均整仲間であり、古武術稽古会仲間である代々木「川名操体治療室」川名慶子先生から教えていただいた「足半(あしなか)」。高知県「竹虎」(株)山岸竹材店製普通のわらじの半分くらいの大きさしかありません。江戸時代の農村や漁村で日常的に履かれていたそうです(上記「竹虎」サイト内に、実際に履いている画像があります)。うちのあるお客様(女性)が室内スリッパとして履き始めたところ、3週間前に来院したときと比べて、足首がすっきり細くなっていました。最初は、履いているうちに足半が外側へずれてしまって歩きにくかったそうです。それではいけないのです。足指で鼻緒をしっかりはさみ、足半全体をつかんでいないと、どんどん外側に、あるいは人によっては内側にずれてしまいます。普通のビーチサンダルなどでは、多少つかみが甘くても、足裏全体をカバーする大きさがあるため、多少ずれても歩けなくはありません。足半は、足の裏でしっかり包みこまなければ、ずれた上に足裏からはみ出してしまうため歩きにくくなり、足で地面をつかむトレーニングには最適なのです。私のアドバイス後、指先にひっかけるだけだった履き方からつかむ履き方に変えて3週間。彼女の足首は見違えるほど細くしなやかになっていました。普通のビーチサンダルだとしても、また、たとえ靴であったとしても、足でしっかり地面をつかむ感覚は、誰もが本来持ち続けなければなりません。下の写真はつかんでいるところ。「体玄塾」志水博彦先生のブログより。こちらは足半ではなく、普通サイズの布わらじです。足首の前側に、腱が浮き上がっているのが見えるでしょうか。志水先生が‘美脚筋’と呼ぶ「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」の腱です。つかんだときにこの腱がしっかり見えていれば、あなたの足首は正しい使われ方をしている証拠。美脚への最短コースです。