未来拾い
均整法学園卒業生の皆様おめでとうございます。4月になれば、さっそく支部研修会。新会員としての参加ですね。引き続き一緒に勉強しましょう。卒業式当日の朝、開業の心構えとしてお渡しさせていただいた資料中、補足の説明をし忘れたことがありました。ご紹介した、宣伝や勉強のための本は、もうずいぶん前に出たものばかりです。お薦め本というよりも、開業当時の現場で何からヒントを得ていたかのリアル感だけ伝えたかったのです。そのことを言い忘れていました。どうしても読みたければ、ブックオフの100円コーナーでときどき見かけますよ。私にとっては、あのときあの本に出会っていなかったら、と振り返ることのできる、大切な一冊ばかりです。ただ、仮にそのうちのどれかに、または全部に出会ってなかったとしても、やっぱり今の未来はあったかなとも。時間は未来から過去に流れるそうです。川の流れに例えてみます。自分に必要な本や人との出会い、均整師として成功している姿、そうではない姿などが、それぞれ小舟に乗って上流から流れてくるとすると。ある本がうまく拾えず、下流に流されていったとしても、その後の出会いや、均整師として成功している姿まで拾えなくなるわけではありません。様々なシーンは、後から後から流れてくるのですから、再び選んで拾えばいいだけです。過去の出来事は、今に影響を与えません。過去からは、ただ拾い方を学び、よい思い出があれば元気をもらって、自分がこうありたいと願う未来が、目の前に流れてくる、その瞬間に備えましょう。