大人の選択 魂の選択
ゲームも小説も、途中でやめられない性格なのです。寝落ちというのでしょうか、コントローラーや本が、いつの間にか床に転がってしまうまで止まりません。フリーター時代、ときどき徹夜明けのままバイトに行ったりしていました。それがこわくて、均整の仕事を始めてからはプレステ1以降、ゲーム機を買えずにいます。ファイナルファンタジーやドラクエが好きでした。CD-ROMの中には、主人公の冒険がすべて入っています。入っていない冒険はできません。均整師になって悠々自適な生活を、と望んでもなれないのです。現実世界でも同じようなことが起こるそうです。自分が今いる一枚のディスクの中に、素敵な均整師物語が入っていなければ、いくらもがいてもなれません。ではどうするか?均整師物語のディスクを選び直せばOKとのこと。他にもミュージシャン、格闘家、料理人など、ディスクは無限にあります。その中から自分のなりたい一枚を選ぶために、希望の物語をはっきりと思い描いておく。すると、時間はかかっても、徐々に自分の希望物語、に近づいていく物語の入ったディスクに乗り移りながら、最後には到達できるようです。乗り移るべき物語の入ったディスクが近づいてきたときには、兆しがあります。人との出会いだったり、本でふと目にした一行だったり。乗り移るためには、兆しを素直にを受け入れて行動する。同じ一枚の中で、いくらもがいていても見えなかった道が、簡単に見えてきますよ。そろそろゲームにも小説にも、「ここからは明日のお楽しみ」と区切りをつけられる、大人の一枚を選ぶとします。【参考図書】「振り子の法則」リアリティ・トランサ-フィンリアリティ・トランサーフィン 2