ブログの書き方 4
「施術例ブログ」と、当「快風院ブログ」の2つを、それぞれ週1回更新しています。10年近く書いていると、続けるコツをときどき質問されます。いろいろ考えられますが、一番は、「続けていれば、何かが変わると知っている」から。さらに、その「何か」は、いい方向に変わるという確信があるので、楽しみにしながら続けられるのです。確信のきっかけは、小学生のとき、体を鍛え始めたことでしょう。4年生でプロレスラーに憧れ、毎日、自分で決めたトレーニングメニューをこなしているうちに、腕が太くなり、胸が厚くなり、レスラーになる前からレスラー用の体になりました。自分が変われば環境も変わります。当時、地元の三重県でレスリングが強かった高校よりもさらに強い、県外の全寮制高校があるという情報が舞い込み、入学できました。体が小さいから、プロになるなら小柄でもOKなメキシコに行かなきゃと思っていると、初代タイガーマスクが体重別の新格闘技を創設し、メキシコに行かなくてすみました。ただ、メキシコプロレス(ルチャ・リブレ)は、アマレスのグレコローマンスタイル(グレコ)が基本だと知ったおかげで、高校時代、自分に向いたグレコに取り組む縁となりました。グレコ全国大会優勝の実績ができたため、一見、無謀な卒業後の進路「プロ格闘技選手」を心配する、親や担任の先生を説き伏せることができました。逆に小学生のときのそろばんと習字は、続けなかったから、何も変わりませんでした。学校が終わり、友達の何人かがそろばん塾、習字教室で練習している間、早く終わって遊んでくれないかなと、塾の外でボーッと待っていました。「そろばん塾へ行かないなら、家で練習しなさいっ」と、親から買い与えられた練習問題帳は、古新聞の束にこっそり混ぜて、ゴミの日に出してしまいました。嫌なものは嫌。みんなと遊べない時間、自分のトレーニングにあてるようになり、体が変わっただけではなく、必要な情報や出来事が集まり、周りの環境も変わりました。自力で変えられるのは「自分」という、全体との関わりの中の一点だけ。関わり方が変われば全体も変わります。ひとつ足りなかった小さな歯車がピタッとはまり、大きな機械がギリギリ動き出すように。「一人一宇宙」という言葉が好きです。大きな機械は何という名前なのか分かりませんが、一人に一台、必ずあります。体の歪みは、施術の何回目かまでは、もとに戻ることもあります。不調があっても、慣れたバランスのほうが、居心地のいい場合もあるのです。あるところまで変われば、そこからはもとに戻らなくなります。体が自然によい方向、快適な方向へ進もうとするから。そんな体験に喜んで下さった方々をたくさん見てきました。「あるところ」は急に来るし、大きな機械も突然回り出します。楽しみに、それぞれのコツコツを続けましょう。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより