「まだ早い」は「GO!」
4段変速、5段変速など、多段変速機付き自転車が流行り始めたのは、小学校低学年の頃でした。クリスマスが近づき、きっと買ってもらえるとワクワクしながら、親と一緒に自転車屋さんに行ったところ、「お前にはまだ早い」と、変速機なしに決定。ふくれて帰宅し、居間の書棚に飾ってある、それまで見向きもしなかった百科事典を手に取り、「オ」、オートバイのページを開き、(チャリの変速機どころか、オートバイのエンジンだって分かるんだ! 全然早くない!)と無言のアピール。別の年のクリスマス。「小学生にはブルワーカー(下の画像、筋トレ用具)はまだ早い」と買ってもらえず、廊下で毎日、猛烈に筋トレ開始。「早くない!」アピール。おかげで百科事典好きになり、「ア」「イ」「ウ」に戻って、「ヤ」「ユ」「ヨ」ときて、「ワ」、ワレモコウまで読破して、プチ物知りになったり、筋トレでブルワーカー不要なくらい鍛え上げ、その後の格闘家生活に大いに役立ったり。意地っ張りな「早くないアピール」で成長できた面、他にもいくつもありそうです。誰かに言われるとカチンとくる「まだ早い」なのに、自分で自分には、つい言ってしまうこと、ありませんか?「この勉強は自分にはまだ早い」「転職するのはまだ早い」「独立するのはまだ早い」etc.あとで思い返すと大抵、「あのとき始めていればよかった」と悔やまれるはず。子どものときに親から言われる「まだ早い」は、安全を考えての愛情と思って感謝しつつ、ちょっと反発すると、よいことがあるかも。大きくなったら、誰かから、または自分から自分への「まだ早い」は、GOサインと決めてみては?何かを始めるとき、それに必要なものが100%身について、準備万端になる日なんて、永遠に来ません。逆に、一番軽いギアにサクッと切り替えるように、身につけているものを脱ぎ捨てて、身軽になってGO! しましょうっ。ワンポイント均整コーナー「まだ早い」を振りきって決断するには、尾骨が大切。戦国武将の尾骨は、ガッシリしていて、ピシッとまっすぐ、いいかたちをしていたそうです。これが決断するための尾骨。逆に、決断できない人は、尾骨が丸まっていたり、どちらかにひょろっと歪んでいたり、その周囲の骨盤底部筋ごと縮こまっています。こんなタイプには「お尻歩き(骨盤歩き)」がお勧め。両手両足を前に伸ばして床に座り、前、後ろ、そして左、右にも30歩ずつ。底部筋がほどよく緩んで尾骨が整い、決断力がアップしますよ。お試しを。※輪ゴムを使った均整法の本『アレルギー性鼻炎は輪ゴム1本でよくなる』、好評発売中です。『アレルギー性鼻炎は輪ゴム1本でよくなる』(田川直樹、おかのきんや共著)※輪ゴム均整の本を共著して下さった、おかのきんやさんの最新刊。読むだけで元気になれます。『あなたがいい。超訳手塚治虫』無料イラスト「イラストわんパグ」さんより