2017年10月の記事一覧 | 快風身体均整院

気張らない

最近、毎週木曜朝のNHK『テレビで中国語』が楽しみです。録画して、お昼休みに観ています。平成6年12月から2年間の中国協力隊活動を終えるとき、「せっかくモノにした中国語、忘れてはもったいないっ」と、カセットテープや小説など、教材をたくさん買って帰国しました。ほとんど使わないまま20年以上経ち、どこにしまったかも忘れてしまいましたが、急にまた話したくなりました。教材を探し出すのはあきらめ、中国語教室や会話サークルが近くにないかと検索しているうちに、そこまで本格的にやりたいわけではなく、ほんの少し触れるくらいで、今のところは満足ということが判明。ちょうどよかったのが『テレビで中国語』でした。「これからは中国語が話せたほうがいい」など、特に理由があるわけではなく、現地にいた頃から、ただ言葉の響きが好きだったのです。それを思い出しました。テレビから聞こえてくる、ごくごく初歩の日常会話で、今のところ十分です。次に進みたくなったら、どこかのサークルにおじゃまするかもしれません。帰国した頃は、今考えると「うまくならなければっ」と気張りすぎでした。「‘均整’っていう名前が好き」という理由で、均整を学び始めた先輩も、確かいたはず（後輩だったかも）。それがいいと思います。どこか一部でも好きなら、そこから全体を好きになるかもしれないし、そうでなくても、きっと何か楽しくて、必要なことにつながっています。考えすぎずに、今日もレッツエンジョイ『テレビで中国語』です。あ、英語になってしまった。しかもカタカナ……。均整お知らせコーナー１）今月開講した「身体均整法学園」大阪校。申し込みはまだ間に合いますので、ご検討中の方は下記をご覧の上、ぜひお早めに。「身体均整法学園」受講のご案内２）東京校の来年度受講生募集説明会も始まっています。次回は11月4日（土）。その後も月に１回開催しています。私も担当の一人として参加します。下記リンク先より日程をご確認の上、ぜひいらして下さいね。「身体均整法学園」東京校説明会日程３）内臓疲労解消ウォーキングの本、好評発売中です。お客様からの施術後のご質問、「普段、何かしておくといいことはありますか？」から生まれた本です。『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング ―脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』（田川直樹著　さくら舎刊）４）輪ゴム均整の本も好評発売中です。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。増刷もされました。皆様の健康のお役に立ちますように。『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る』（田川直樹著　主婦の友社刊）無料イラスト「イラストわんパグ」さんより

バトン

私は不思議体験ほぼゼロですが、あれはきっとそういうことだったんだな、と思った出来事がひとつだけあります。20代前半の頃、レンタルビデオ店でアルバイトをしていたときの店長、Nさん。3つ年上の彼は小説家志望で、暇を見つけては当時全盛だったワープロ、シャープの「書院」で、応募用の原稿をカタカタ打っていました。できあがると、「読んで。」と言われて読んでいましたが、私には今ひとつよくわかりませんでした（ごめんなさい）。Nさんの書いた一編の作品、今でも大事に持っています。1996年12月。青年海外協力隊で渡っていた中国から帰国し、ひとまず実家に戻り、久しぶりの自分の部屋で本棚を眺めていて、ふと手にとったA4の茶封筒に、その原稿は入っていました。（そうだ、いつかコピーをもらったんだ。Nさんどうしているかな？）と、メールも携帯もない頃でしたので、一人暮らしをしているはずの彼の自宅に電話してみました。何度かかけ直してみましたが不在の様子で、留守番電話にメッセージを。でも折り返しかかってくることはありませんでした。年が明け、再び東京暮らしを始めてすぐ、「東京に戻ったので飲みましょー」と誘うつもりで再びかけてみると、今度は留守番電話にもなっていませんでした。おかしいなーと、共通の知人だったSさんに電話すると、「あ、久しぶりーっ。え……田川君、知らなかったの?!」話を聞くとどうやら、私が実家でNさんの原稿を見つけて、電話した頃のことだったようでした。この2年前に、協力隊員として中国に渡る前日が、彼に会えた最後の日になりました。代々木の「王将」でギョーザを食べながら、「明日の今頃は、北京で本場のやつを食べてますよ（笑）」と、冗談を言いながら別れたのです。Nさんの原稿をしぶしぶ読まされていた（重ねてごめんなさい）頃は、自分が本の原稿を書くとは思ってもみませんでした。こうして今、自分が書くようになってみて、何かバトンを渡されたような気もしています。『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング』、『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る』他を執筆していたここ何年か、特によく思い出していた出来事です。内臓ウォーキングの読者の方から「衝撃を受けました！」「地味で真面目な本」「先生は一家に1冊、『家庭の医学』のような本を書きたいのですね」など、様々な感想をいただいています。ありがとうございます。しっかりと次回作に生かします。Nさんの渡してくれたバトンには、「やっぱり、本はわかりやすいのがいいよ」というメッセージも込められていたかも……なんて、重ねがさねごめんなさい。私の「何か書きたいっ」というモチベーションの内に、いつもいてくれて、感謝しています。均整お知らせコーナー１）今月開講の「身体均整法学園」大阪校。申し込みはまだ間に合いますので、ご検討中の方は下記をご覧の上、ぜひお早めに。「身体均整法学園」受講のご案内２）内臓疲労解消ウォーキングの本、好評発売中です。お客様からの施術後のご質問、「普段、何かしておくといいことはありますか？」から生まれた本です。『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング ―脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』（田川直樹著　さくら舎刊）３）輪ゴム均整の本も好評発売中です。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。増刷もされました。皆様の健康のお役に立ちますように。『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る』（田川直樹著　主婦の友社刊）無料イラスト「イラストわんパグ」さんより

表現あれこれ

地域の秋祭り担当など、秋の様々なイベント疲れ解消施術をご希望のお客様が増えてきました。中には体の疲ればかりではなく、心の疲れが体調に反映している方もいらっしゃいます。心の専門家ではないので、あまりに深いお悩みには踏み込むことはできません。心の状態は猫背や巻き肩、落ちた骨盤など、姿勢にも現れます。均整師のできることは、その姿勢を整えるのみです。それでも施術中、ふとこちらが話したことで元気を出してもらえたときは、うれしいです。以前、大切にしていた上着を外出先でなくして落ち込んでいた女性のお客様に、均整師の先輩が指輪をなくしたときのお話をしました。大事な物がなくなるのは、その物が災いを一緒に連れ去ってくれたからだと、先輩が聞かせてくれたエピソードをお伝えしたら、とても元気を回復して下さいました。それがうれしくて、ブログでも同じことができるといいなと思うようになりました。会話の中で心に響く人、文章を読んで響く人。伝えたいことは同じでも、手段がいろいろあると、伝わる輪も広がります。その意味で、漫画・小説などが原作のアニメや実写映画を観ると、勉強になります。原作で感じた気持ちが、映画ではどんなふうに伝わってくるのか、感じ直せるからです。近々放送の、アニメ『3月のライオン』第2シリーズや、ドラマ『精霊の守り人』最終章、映画では、来年ですが『ちはやふる -結び-』などが楽しみです。そんな勉強を通じて、私のこのブログ、もっと上手に書けるようになって。読んで下さった方が元気になったり、その方の心の響きを通じて、何かの表現のきっかけになればうれしいです。均整お知らせコーナー１）今月開講の「身体均整法学園」大阪校。申し込みはまだ間に合いますので、ご検討中の方は下記をご覧の上、ぜひお早めに。「身体均整法学園」受講のご案内２）内臓疲労解消ウォーキングの本、好評発売中です。お客様からの施術後のご質問、「普段、何かしておくといいことはありますか？」から生まれた本です。『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング ―脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』（田川直樹著　さくら舎刊）３）輪ゴム均整の本も好評発売中です。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。増刷もされました。皆様の健康のお役に立ちますように。『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る』（田川直樹著　主婦の友社刊）無料イラストかわいいフリー素材集 |「いらすとや」さん無料イラスト「イラストわんパグ」さんより

街へ出る効用

夜、ベッドの端から片方の手をおろして寝ていると、その手をフッと誰かに握られて……という、ちょっと怖い話（でも最後にはホロリときて、よい話でした）をずっと昔に聞いてから、手は布団の中か、枕の下です。この前の定休日、池袋駅前で買い物を済ませ、さて、UCとしまえんで映画を観ようと、西武線の駅のほうへ地下街を歩いていると、突然左手をフッと、小さな手に握られました。（ひえぇーっ！　真っ昼間なのに、なんか出た!?）と、手の先を見ると、３歳くらいの男の子が、同じくびっくりした顔で、握った手を放すのも忘れてこちらを見上げています。さらに後ろを振り返ると、ママと思われる女性が、この様子に笑っていました。もしかすると、私の近くにパパもいたのかもしれません。パパに近づいてきたつもりが、よそ見をしていて、私をパパと間違えたようでした。ママの笑いは、（あの子、きっとあの人に手をつなぎに行くなー、くくくっ）という、予想が当たった笑顔だった気がします。子どものうちは、この子のようなびっくり経験が、毎日たくさんありますよね。経験を通じて、うれしかったり悲しかったりイライラしたりと、いろいろな気持ちがあることを学びながら大きくなっていきます。　大人になると、毎日いくつかの同じ気持ちを使いまわしていることが多くなりがち。この日みたいな新鮮な出来事はありがたいです。なんて、一瞬のうちにいろいろ頭に浮かび、男の子とママにそれぞれ笑顔を返せて。自分の中にこんな自分もいたと、仲間が一人、増えた気がしました。均整お知らせコーナー１）今月開講の「身体均整法学園」大阪校。申し込みはまだ間に合いますので、ご検討中の方は下記をご覧の上、ぜひお早めに。「身体均整法学園」受講のご案内２）8月4日に拙著、内臓疲労解消ウォーキングの本が発売されました。お客様からの施術後のご質問、「普段、何かしておくといいことはありますか？」から生まれた本です。『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング ―脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』（田川直樹著　さくら舎刊）３）輪ゴム均整の本も好評発売中です。増刷も決定しました。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。皆様の健康のお役に立ちますように。『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る』（田川直樹著　主婦の友社刊）無料イラスト「イラストわんパグ」さんより