渾身のコンシンネ2(映画『ルックバック』の感想も少し)
快風院の玄関に置いてある観葉植物。「コンシンネ」といいます。現在の院への移転当時、均整仲間の先生からお祝いとしていただきました。ガラスの鉢に2本並んでいて、もう20年近く、お客様のお出迎えとお見送りをしてもらっています。それだけの時間頑張ってくれていたためか、2本ともだんだんと葉の繁る勢いが弱くなってきていました。ところが数ヶ月前から、ある変化が現れました。ほぼ同じくらいだった2本の繁り方に、差が開いてきたのです。1本はこれまでに見たことがないくらい元気に大きく葉を広げ、それと比べるともう1本は、1/10くらいのミニサイズになってしまいました。まるで栄養、もしくはエネルギーを、一方から一方へ譲っているようです。そんなこともあるのかなと思っていると、ある日の新聞書評欄に「森の木々は根に共生する菌根菌(きんこんきん)の巨大なネットワーク(インターネット)で結ばれ、『会話』を交わしている。」と書かれているのが目に留まりました(書名『WAYS OF BEING』)。本当に譲っているのかどうかはわかりませんが、2本が相談しながら、共に枯れてしまうよりも、元気のある1本に今後を託しているのかも、などと想像しています。さらにコンシンネが、不思議に思っていた私に新聞記事を通じてコンタクトしてくれたのかも、とも。アニメ映画『ルックバック』を鑑賞したばかりだったから、そう感じたのかもしれません。風を通じ、時空を超えた二人のコンタクトにほろっとさせられます。均整師はまさにルックバック。背中を観て体を整える仕事です。お客様とはもちろん言葉で会話をしますが、背中からの直接のコンタクトも聞き漏らさないよう、今日も指の訓練、頑張ります。「快風身体均整院」お知らせコーナー◯「渾身のコンシンネ」1(2010年9月17日)◯均整施術ではどんなことをするのか、普段の施術の流れを、「快風院 均整日記」に連載しています。◯ 『内臓ウォーキング』他、拙著のご紹介:これまでに6冊出版させていただきました。感謝いたします。◯快風身体均整院ブログの挿絵には無料イラスト かわいいフリー素材集 |「いらすとや」さん、無料イラスト「イラストわんパグ」さんのイラストを使わせていただいています。いつもありがとうございます。