こころXからだ はぐくみ隊　KIPS

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  チャレンジャー参上！

   跳び箱から跳び箱へ　　勇気と気合いのチャレンジタイム！　勇気を出して、とんだ！　精一杯　とんだ！　一気に　とんだ！　かっこよく　とんだ！

  2007.08.06

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  鬼が島の仲間さがし大作戦

   　鬼ごっこなど、マスゲームと呼ばれる集団遊びは、人との関係構築や、ルールを理解して守るという社会性の育成。更に知能の発達のために大切な要素を持っています。　KIPSでは、基本的運動能力、運動スキルがアップするのはもちろん大切にしていますが、”運動遊びを通して、社会性の育成”をも目指しています。それに加え、”汗かいた～””おちゃ、おちゃ～～”というほど、運動量も多い時間です。跳び箱が跳べた！逆上がりができた！という形になりにくいものではありますが、今３．４．５歳の子どもたちの成長にとって、はずすことのできない大きな学びのステージです。今日は、マスゲームの少し高度なものをご紹介しますね。”鬼が島の仲間さがし大作戦”…、簡単に言えば、エリア鬼ごっこですね。　　鬼が島がありました。そこには、ぽっつり塔が建っています。鬼が島の鬼さんは、お友だち欲しくて、仲間探しに出かけます。　　”私の仲間になってくれる人はいるかしら？”　ぼくたちは、鬼に捕まらないよう、逃げる！とにかく逃げる！　赤帽の鬼さんに”でん”されたら、塔につながれます。　次のお友だちが来たら、どんどん長くつながります。　”お友だちを助ける方法はありますか？”ハイ！塔から”カット”すれば、捕まっているお友だちは、逃げることができますよ。　　やっったぁ～～～、お友だちがカットしてくれて、また逃げれるよ。 

  2007.08.03

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  ”自分でやりたい”気持ちむくむく

  　７月のKIPS　CLUB　は自主性がぐーんとUPしているようです。　　　　　　　７月の強調種目”ウサギジャンプ”　疲れたら、白い木のところで休んでもいいですよ～。　そして、スペシャルマシーン”ブランコしてたら逆上がり”の登場。初めて経験する逆回転系の感覚に、”きゃ～～～”と叫ぶ子もいましたよ。　いろんな運動を取り入れた、”遊園地”（サーキットトレーニング）。　デモンストレーションは、よい行動を促す方法のひとつです。見ている子どもたちの姿勢もばっちりなのは、かっこよく座っている子など、いいことがあればデモンストレーションができるからなのです。”あぁあ～、次はぼくができるかな～？？？”　子どもたちはいつのまにか、とっても主体的に関わるよういになっています。サーキット遊びの準備では、”私、何したらいい～？””ぼく、何しよ？？？””○○君と一緒にけんぱの森作ったよ”とそれぞれが、自分の仕事を見つけ出します。　そのことは必ずデモンストレーションの時に話すようにしています。「S君がケンパの森を作ってくれました。ありがとう～。上手できたね。」と。　自分の行動がプラスの評価を受けると、よい行動がもっともっと出てくるようになります。（過去日記「ごほうびは○or×（オペレント条件づけ）」をご覧くださいね）　飛び越す！感覚がつけば、何段だって大丈夫！　　今日は、おにいちゃんと一緒になわとびしよっと。　跳び方を教えるより、身近かな人と一緒にやる環境が、スキルアップへの近道です。　　　私、ここで連続ジャンプを練習するわ。”はい、ぐ～ぱ～ぐ～ぱ～”　なわとびは、縄の操作、ジャンプのタイミングを合わせるなど、幼児には高度な”巧緻性”という運動能力が必要な種目です。縄を回して跳ぶ練習は、かなりの精神力が必要なことでしょう。縄をまわすこととは別に”腰が落ちずに連続ジャンプ”ができることも身につけていくこと。これもスキルアップへの早道です。 　このように、形、早くできることにこだわらず、必要な運動能力、運動感覚を身につけることは、反復練習で嫌になったり、競い合って劣等感が育まれるようなこともなく、結果的に”いつの間にかできる”とてもスムーズで、楽しいこととなっていきます。　

  2007.07.23

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  ♪～今日は卵の日～♪

                            ♪♪♪たまごをぽん！っと割りまして～。ジュージュー焼いたら目玉焼き♪♪♪今日は、世にも不思議なとびはねるたまごちゃんが登場しました。このたまご、ひよこになるの～？　　まずは、たまご投げ！　バウンドのしかたがとってもおもしろいんです。わぁ～、逃げちゃうたまご。うまくつかまえられるかな～？あら！お友だちがおもしろいことを発見したようです。こまのように回しています。ぼくも、わたしも～。学び合いの生かされている所ですね。またまた新しい遊び発見したよ！ベンチの溝をころがすとおもしろいね。「２段つなげて、○○になるよ」子どもたちは盛り上がっているのだけど、それはなぁに？テレビで出てくる場所なのかしら　              次はころころボーリング。まっすぐころがすのは、難しいなぁ。   「この卵をお料理しよう～！」そんな声があがりました。(待ってました～その展開)    そこで。。。切る・折る･貼る。簡単ですが、製作タイム。    　活動的なみんなは一気に変身！　コンセントレーションを呼び起こしますよ。しっかり遊べば、集中力もUP！         　できた～。フライパンに乗せてお料理しましょ。そして、お次は、目玉焼き運びレース。　落とさないように戻ってこれるかな？　　１回目の運びっこレースでは、反則がいっぱい。落としたまま走ったり、目玉焼きを押さえて走ったり。そして、同じチームのお友だちが運んでいる時は、休憩タイムに…。　KIPS CLUBでは（けがにつながることは別ですが）、はじめからいろんな規制をするのではなく、まず、活動をしてみることが多いです。その後、そこで起こったことについて話し合うようにしています。この取り直しは、”実体験をもとにした学び”として、かなり効果があると感じます。　　　　　お次は、”目玉焼き吹き飛ばしレース”。どんな方向から仰ぐのか…、子どもたちには難しかったようですね。かなり苦労しているチームもありました。その中でもRチームはかなりの苦戦。ところが、ペアーのRくん、ずっと、がんばれ～がんばれ～と応援していました。　年長児になると、急に知能も発達してきますので、順位にもこだわるようになります。”競争”は運動効果をアップするひとつの方法ですが、むやみに競争心をあおるのは、運動を楽しむためにもマイナスになってしまいます。　今日、最後にゴールしたRチームですが、目玉焼きを裏まで丁寧に貼りあわせていたので吹き飛びにくかったのですが、あきらめずに仰ぎ続けたIちゃんと、ずっと応援していたRくんに、みんなから「チームワーク大賞」の拍手が贈られました。少し変な顔をしていたRくんもにこにこ笑顔を取り戻し、帰路につきました。　もちろん、できたことは評価してくことは大切です。ですが、強い・速いということばかりではなく、前向きになれる価値観を伝え続けたいですね。そして、幼児は小さいですが、傷つく心は大人以上かもしれません。傷ついていても、それをことばに表すことも難しいので、どんなに傷ついているかがわかりにくいのです。生活のいろんな場面で、子どもの心を大切に受けとめていきたいものですね。　とはいえ、私はわが子どもによく謝る母です。自分の器の小ささゆえ、よく器からはみ出してしまうのですね。子どもはかなりいろんな形（反抗・拒否・無視・八つ当たりなど）でぶち当たってきますので、受けとめられることばかりではないですね。でも反省したら、すぐ謝る自分でいたいな、と思う日々です。　　　　ホットなおまけ　 今日は、たまごちゃんの黄身を糊（のり）で貼り付けるのに、持って行くのを忘れちゃいました。手伝いに来ていた小6の息子に、お願い　「プリット買ってきてくれる？」　「なんでそんなもんいるん？」（ここでおかしい！と気づくべきでした。）　「今日は製作するからね」　　「ふ～ん」ところが、少しして、帰ってきた息子がぶらさげていたのは、         　おかしのプリッツ　...プッツン…   　　製作におかしって、おかし～いやん～～～ 

  2007.07.22

• プールへＧＯ！

   水が気持ちいい季節になってきましたね。　子どもに習わせたいおけいこNO,１の"水泳" 　確かに、水泳は、特に幼児にとって、よい種目だといえるのですが、具体的にはどんな点が　　というのは、一般的には知られていないようですね。 　　　　　　水泳は特に幼児に適しています。。。★皮膚を鍛える　水泳は、薄着や日光浴と同じように、皮膚を鍛えるという効果があります。外気温と水温の温度差は、呼吸中枢を興奮させたり、体温調節中枢を刺激します。★血液循環を促進　水の中では、重力による骨への負担がなくなるので、自由にのびのびと手足伸ばしたり縮めたりすることができるからです。そして、水の刺激は、マッサージ効果もあります。★幼児は浮力が強い　体重あたりの肺活量が、おとなと違わないのに、体比重がおとなよりも軽く、浮力が強いのです。★重力による下肢への負担がない　柔らかい骨格の幼児に強い負荷をかけることは、骨の変形などの危険性があります。しかし水泳は、浮力に助けられて、負担が少なくてすみます。★呼吸制限により、心肺機能を高める水の中では、息を止めるなど、いつもと同じように呼吸できません。（呼吸制限）このことが、心肺機能を高めます。★水圧が胸かくを圧迫し、運動効果を高める水圧が胸をおさえることになるので、あまり激しくない運動でも充分に効果が上げられます。　　　　　　　　　　　　　　　　（小野三嗣氏「健康を求めて」より抜粋）　　　効果的な水泳！　この夏、たくさん機会があるといいですね。子どもたちに一番身につけて、ほしいのは、水の事故を回避できる力です。その点では早いにこしたことはありません。（特に呼吸法を身につけてほしいですね）ですが、泳力がつくことを重視したり、過度のトレーニングは、できるだけ避けたいものです。子どもの健康的な心と身体の発育と、生涯ずっと運動好きになるために、選手の道を選ばれる場合も、できるだけ思春期以降にしてあげてくださいね。（過去ブログ”有能感を高める”をご覧下さい。）

  2007.07.04

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  祭りモード　ＯＮ！

  　 夏といえば祭り！　平野（大阪市）のとっても暑い！熱い！夏のスタートです。　　　　　　　　今日は子どもみこしです。　　7/11～14　　大阪市平野区　杭全神社の夏祭りでは、たくさんのだんじりが出て、盛り上がります。そのひとつをご紹介しますね。　　　　　http://www4.famille.ne.jp/~segumi/japanese.html　　　　　（全体的なサイトはみつけられず　m(_ _)m）               皆さんの町は、どんな祭りモードでしょうか？　    

  2007.07.01

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  うさぎジャンプ効果

   　Ｑ ：　ウサギジャンプはどんな運動効果があるでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　両手をついて、ぴょんぴょん跳びながら進みま～す。　まず…　　Ａ：腕をつくので、体支持力がつきますね。　そして…　Ａ：頭が下になるので、逆さ感覚がつきます。　さらに！　うさぎジャンプは、種目として、跳び箱に近い運動です。特に、肩の微妙な位置をつかむのはとっても重要なのです。　横から見るとわかりやすいのですが…、ついた手の位置より、肩は前に出ます。下記の写真のように、おしりが、上まであがるとなおさらです。　　　　　　　　　　　　　　　Ａ　：　うさぎジャンプは、開脚とびを目指していたのです。　跳び箱の練習をむやみにするのではなく、肩より前に身体が出る感覚をつかんでおくと、怖い””痛い”をあまり感じずにできるようになります。　また、幼児は、大人の練習方法とは異なりますし、動作の補助もさまざまです。　子どもたちが、”自分でできた”感が持てるような手助けをしますが、ちょっと越えがたい課題であるときには、アプローチをかえていきます。　子どもたちひとりひとりの状況を見極め、その子に合った関わりを持つことは、指導者のスキルとして、大切なことです。そして、援助がうまくいけば、それを踏み台にして、子どもたちは、どんどん力をつけていきます。　「子どもが楽しそうだから」　それはお稽古選びの重要なポイントですね。ですがそれだけでなく、楽しくて、技術も身につくこと「無理なく、楽しく、うまくなる」は可能です。　　　子どもさんのお稽古は適切かどうか、もう一度見直してみませんか？「楽しそうだから、あまり上手にならなくてもしょうがないわ～」とあきらめないで！

  2007.06.29

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  新聞マジック

       ちゃりらりらら～～～パラパン！さて今日は新聞マジックをご披露いたしま～す。 早速、本日のゲストのご紹介です、そう、名高き”新聞のぶんちゃん”です。 では、はりきっていきましょう～。まずはひっつくぶんちゃん。 みんなで”チチンプイのポイ！”と呪文を唱え、新聞を胸につけ、走りましょう。 おっと、魔法がかかってきました。なんと！手を離しても新聞が落ちないんです。”これ、マジックや～～～”嬉しそうな声が聞こえてきましたよ。　　　　　　　お次は、"空とぶぶんちゃん"　　　　　　　　　　はぁい、ぶんちゃんが、飛びます飛びます。下のお友だち、ぶんちゃんを受けてね！ お次は、協力ゲームのようですね。”ぶんちゃんの飛び石”　進んだら、次々に新聞を前に送りましょうね。　　･･･このゲームは、ルールをよく守り、活動できたので、驚きました。新聞をちゃんとくっつけてつなげること、そ～っと渡ること、運ぶ人たちも、根を上げずに取り組みました。 勝敗にこだわり、あわてすぎて問題がでてきたら、ルールを話し合おうと思っていたのですが、kips　kids は、なかなかゲーム上手なようです。　この後の活動も子どもたちは、意欲満々！新聞のぶんちゃんを細く細く裂いていきます。　そして、今度は、長～く長～くつなげっこゲーム。どこのグループが一番長くなるかな？　ここで、すばらしいことに、”みんなつなげたら？”という提案がでました。指導者主導ではなく、子どもたちひとりひとりが主体的に参加している表れだと感じます。　ですが、そのおもしろい新聞迷路。カメラの電池切れで、画像に納めることができなかったこと、お侘び申し上げます。 m（_　_)m

  2007.06.27

• 今日の感動

   　”感動する”のは、どんな時でしょうか？ 　”感動”を辞書で調べてみました。。。”美しい行為・話、芸術作品などを見たり聞いたりして、人間の理想に触れた感じがして、充足感を覚えること”　小６（もうすぐ12歳）の息子が、感動ってどんな意味か、理解できているのかどうかは、ですが、今日、とっても熱く語りはじめました…。　「今日、感動したわ～」「Kっくんが、200ｍ泳げてん」　　　　　　　　　「すごいな～」　学校の水泳では、泳力の違う3人で1グループを組み、教え合いをします。泳げる子は、技術を分析し、友だちに教えることで学びます。また、教わる子は、友だちの熱意に答えようと努力する。支えあいの学習です。　こんなことが…、とても意欲を高める学習になっていることに驚かされます。泳げない子が泳げるようになることはもちろんとても嬉しいことですが、それに付き添う子どもの学びは何にも代えがたいものがあります。息子は、水泳では、こつを教える側であることが多いのですが、意欲の持ち方が違います。いつもやる気満々　　ある年は、指導計画まで作っていました。　そして今年は、友だちの喜びを自分の喜びと感じている。なんてすばらしいことでしょう。　「子ども同士の学びあい」を大切にするのは、日本の教育の特徴のようですね。　個人主義の時代ではありますが、そんなよい教育の文化を、守り伝えていってほしいと感じた出来事でした。

  2007.06.20

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  台風の目！

    ６月のKIPS　CLUB  　終了時間になると、　「もう、おわりなん～？」　ちょっと不服そうな子どもたち。　　まだ遊び足りないんだ。。。　そんなに、汗びっしょりなのに。。。　遊べば遊ぶほど、どんどん元気アップしていくんですね。　一度、「もう、や～めた」っていうまで、遊ばせてあげたいな 。o　O　　　　　　KIPS台風上陸！　お互いにけん制しあいながら、勢いを強めています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　周囲のみなさま～～、どうぞ、お気をつけくださ～い！　２人で１本の棒を持って走る”台風の目”ゲーム。　自分の思いだけではなく、相手の動きを察し、より速くを目指すのは、幼児には難しいのですが、どんどん上手になっていきます。知能を働かせ、身体を動かしていくんですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーキットトレーニングの中に、なわとびやボール運動を組み込みました。　　　これなら、反復練習が苦手なＢｏｙｓもにこにこ  　　　　　　１周回ってくるまでに、気分転換できちゃいま～す。  　　　　　　　　　　ジェットコースターで（前の記事を参考にしてくださ～い）体支持感覚をつかみ、腕の力がついてきたら、今度は”うさぎジャンプ”　　　６月の強調種目です。　これは、とっても大事な種目につながる感覚トレーニングなんですよ。　Q:うさぎジャンプは、どんな種目つながっていくでしょうか？　・・・答えはまた後日、ご紹介しま～す。　　　　　　　　　　　　　　 　いっぱい遊んだら、お片付けも主体的にがんばれちゃうんですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わぁぉ～、鉄棒してるきみ～。おかたづけしましょ～。       　「は～い、りょうか～い！　かたづけマン参上！」　　　　　　　　   

  2007.06.14

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  近頃...

   近況です...。　ウチでは、倉庫改装のため、荷物運び。倉庫の荷物がなんと！ワンボックスの車約４０回分。それぞれの趣味の多さに驚きます...。一番かさ張っていたのは、長さ120cm、高さ150cmほどの跳び箱。この跳び箱で、KIPSの子どもたちに、いつか”大山越え”をさせてあげたいな！　また驚いたものは...、かや・へっついさん・おひつ、ろくろが大小いっぱい。などなど数え切れないほど。”昔博物館”でもするつもり？？？　PTAの広報としては、写真撮影に走り回る日々。息子の小学校最後の１年を共にかみしめながら過ごしています。　　　　　　　　  なくなる倉庫の前で記念バーベキュー会　　　 赤6が６年生のぼく。紺７が４年生のおじょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ともにタッチフットクラブです。次の日記は、元気はじけるKPS CLUB　６月号です。

  2007.06.14

• 子どもの思いが膨らむ言葉がけで記憶力UP↑

  幼稚園、学校から帰ってきた子どもと、おやつを食べながら、またお風呂でどんな会話をされていますか？「今日は何したの」「誰と遊んだの」など記憶を尋ねる質問（繰り返し型）が多いですか？それとも、話を詳しく聞いていかれる（精緻化型）でしょうか？いろいろな情報を理解して、記憶する能力について、母子が一緒に今日１日を振り返っていく（過去を再現する）ような会話＝精緻化型の会話を持っている子どもは、その能力が高いというデーターが出ています。また、一緒に１日を振り返るような会話を持つと、おかあさんが聞いていないことまでも、次々に話だすようになります。くり返し型または、詰問（きつもん）型の会話例kids:「今日は遊園地作ったよ」mama＆papa:「あらそう、誰と作ったの」kids:「きっちゃん」mama＆papa:「他にはなんか遊んだ？」kids:「遊ばない...」mama＆papa:「給食全部食べた？」　　･･･次々と質問が続いて、大人主導の会話になったり、自分の遊びがあまりよくなかったのかな？と思わせてします。一緒にその日を振り返っていく精緻化型の例kids:「今日は遊園地作ったよ」mama＆papa:「うわ～楽しそうね。どこで作ったの？」kids:「体育館だよ」mama＆papa:「え？広いところね。じゃあ、大きな遊園地なのかな？」kids:「うん、だって、跳び箱やマットも使ったんだよ」mama＆papa:「うわ～、それは重かったでしょ。」kids:「ううん、かっちゃんと一緒に運んだんだ。でもね、だいたいぼくひとりでできるんだけどね。」mama＆papa：「まぁ、力持ちね。」kids:「それだけじゃないよ。○○も○○もできるんだから」　　　「それでね、そこに、なわとびで道を作っていったんだ」mama＆papa：「おもしろいこと考えたね」　　･･･この後には、なわとびを道にするのに、どのように工夫したかが、またいっぱい語られていきます。子どもが、「ぼくってすごいな」と有能感を膨らませながら、情報を理解→記憶する能力も高めていっていることを、感じていただけることでしょう。　子どもと話している時に、帰ってくる返事が「うん」「○○ちゃんと」…、などなど単語だったり、発することばが少ないな、と感じられたら、大人の問いかけはどうかしら？と、思い起こしてみてくださいね。集団生活で、友だちとうまくやっているかしら？　ルールは守れているかしら？　子どもへの心配はつきません。でも、その心配をぐっと抑え、私たち大人も「質問攻め」を卒業したいものですね。

  2007.06.13

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  心わくわく

  これ、おもろいわ～～～～口々にそうつぶやきながら走り出す、子どもたちの瞳はそんなKＩＰＳ ＣＬＵＢでしか経験できない、オリジナルゲームの時間です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは、サーキット。　　いろいろなトレーニングの要素が盛り込まれています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　跳んで、くぐって…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケンケンパ！　　　　　　　　　　　　　　　　　お次は、ボール運びゲームです。矢印通りに走りましょう。１０回ついてから運びましょう。と、ルールはひとつずつ増えて、複雑になっていきます。　　今度は宝さがしゲーム。自分が選んだ宝物を探します。この後、もめました。”私が先にみつけた！”    ”私が先だった！”　”がんばれ～”応援団も熱い熱い　　　　　　　　次は、迷路をつくります｡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな時の子どもたちの瞳は、とっても生き生きしています。　　　　　　あっちの島とつながったよ！　　　　　　　　　　迷路を使ってジャンケンゲーム　　勝ったごほうびいっぱい抱えて、　　　　　　　　　　みんなでフライングカーペット”昼寝しちゃおっと”　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　またジャンケンポン！　人との関わりは、知識ではなく、その中でしかつかめません。”しって（故意に）蹴った！””順番守らへん！”　指導者にいろんなことを訴えてくる子どもたち。話せなかったり、逆に出すぎたりする中で、人とのよい距離をつかんでいくのでしょうね。それは生きる知恵として、とっても大切で、役に立つこととなるでしょう。　2007 ＫＩＰＳ CLUB のゲームの時間ははじまったばかりです。丁寧にひとつづつの問題に取り組んでいきます！　　　積極的取り組みの中にも、他者に対しての思いやりを持てる、学び合いを生かせる子どもたちへの第１歩です。  

  2007.05.19

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  運動感覚を高める遊び

  ４．５月のＫＩＰＳ　ＣＬＵＢ　です。 KIPSD　CLUB　では、たくさんのお友だちを迎え、２００７年度がスタートしました。友だち同士の関わりが増えることがとっても楽しみです。　　ぎったんばっこん。柔軟体操　　　　　　　　　　　２人ブリッジ　Ｋちゃん、できた～？　　ひっくりかえりますよ～！おっと、バクテン　下の人はお助けマン。大きくなりすぎ？？？回転感覚を高めましょう。　　　　　　　　　　　　　連続跳び取得の必殺ワザ！　　　　　　　　　今度は、転回跳び！　　　　　　　絶叫マシーンが、普通の感覚になっていきます。　　ジグザグ走は、敏捷性（びんしょうせい）を高めます。これができたら、頭、いい～～～なわとびでは、タイムトライアル！しんどくてもやめない、心を磨く時間です。鉄棒いろいろ。ふり跳びにも初めて挑戦！　　ケンパは、跳び箱につながる大事なスキルです。 　　　　　腕をひきつけてー、一気に逆あがり！ 

  2007.05.18

• その叱り方、子どもに届いてますか？

  「台所流し」叱り　子どもにひとつのことを注意していると、そういえばあの時も、この時も…と、過去の話が出てきたり、だんだん怒りが増してきたりしませんか？　そんな時、ふと冷静になって子どもをみると…。兄弟でふざけていたり、もうそこにはいなかったりします。前期思春期（小学校高学年）の頃からは、明らかに嫌な顔をしたり、「うるさい」と怒鳴って、守りに入ります。また、「それは関係ないんちゃう？」と痛いとこところをついてくることも…。そう、しかることが、子どもに受けとめられていないんですね。では、どんなことに気をつければ、子どもに心に響くのでしょうか？その時 問題であることだけを、できるだけ早い時期に話す。（子どもは今を生きています。過去のことは、その時うまくすりぬけられれたらOKだと思っています。子どもは反省しない生き物なんですね。）まずはアイキャッチ　　eye catch　(アイキャッチ)　は直訳すると、”目をつかまえる”「○○ちゃん、お母さん見てね」と集中させたり、「大切な話をするよ」と、受けとめる心の準備ができるような、前置きが必要です。はじめに、子どもの気持ちを汲んだり、よかった事から話す。「○○ちゃんは役に立とうとしてくれたのね。ありがとう…」←ここで、“でも”と言わず、そのことはいいことだと言う評価を返してあげると、次にいけなかったことを言われても受け入れられやすいものです。「台所流し」はしない　　流しに水がじゃぁじゃぁ流れていくように一方的に話さないようにしましょう。「この時はどう思った？」「どうすればよかったのかな？」と自分を振り返れるような、心のキャッチボールができるといいですね。

  2007.05.18

• 「3歳児神話」は「真話」(ほんとう)でしょうか？

  　「３歳児神話」とは、「母子関係の連続性が一時的であっても中断すると、安定した心理的絆はつくれない」「３歳以下の子どもが毎日、昼間分離されると、心の発達に深刻な影響が出る」という、スッピツの「ホスピタリズム」と、ボウルビーの「愛着理論」から発した言説ですが、本当（真の話）なのでしょうか？　いいえ、おとうさん、おかあさん、大丈夫ですよ！子育てで大切なのは、母子の関わる時間ではなく、質なのです。　３歳児神話は、景気の動向と密接に関連しているそうです。まず、１９７０年代高度経済成長期、女性が外で働くようになると、「３歳児神話」が浮上してきました。１９８０年代後半、女性の労働力が重要になってくると、「３歳児神話」は下火になります。そして、２０００年代、経済の低迷に伴い、また「３歳児神話」は復活の兆しをみせているそうです。　長時間保育を保証し、「二重保育」のしくみを徹底することは、女性にとっては働きやすい環境といえますが、子どもの育ちの点からは望ましくありません。　子育ては社会全体で支えなくてはなりません。社会が「育児機能」を取り戻すために考えるべきは、「二重保育」のしくみを整えることではなく、子どもの視点からの親の労働の形態、子育て環境の見直しが急がれるのです。さらに、保育の場では質の高い保育が行われることが重要です。　子育てにコストをかけたとしても、将来の文化を築き、明日の社会を担う子どもたちが充分に発達することで得られる、私たちの文化・社会の恩恵は計り知れず大きいことでしょう。　　そして私たち親が考えるべきは、子どもとの時間に何ができるのか？　遅すぎるなんてことはないのでしょう。今、目の前の子どもに大切なこと。それぞれのおうちで考えてみませんか？ 　　　　　　　 　　　（引用文献：内田伸子「３歳児神話は本当か」） 

  2007.04.19

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  よし、がんばるよ！

  ２．３月KIPSCLUBの活動です　　　ボールをついて運んで、いっぱい集めよう！　遠くへjump!　　　開脚jump!　　　"♪ぺったんこ～それ、ぺったんこ～♪"　足とおでこがごっつんこ。　おもちをつきましょうね！　　　　　　　　　”♪だぁるまさんが、こ～ろんだ♪””ひゃ～～、横にコロンしちゃった～”　　　前転は一連の動きで捉えます。今日は”げきレンジャー”になるよ。ぼくは、げきブルー　回って、シュワッチュでポーズをしようね。　　跳び箱や鉄棒のスキルもＵＰ↑するプログラム　プログラム中には、”あつい～””のど乾いた～”　のことばが飛び交います。かなり運動量の多いプログラムです。　実働時間（実際に動いている時間）の多さは、子どものやる気を下支えしてくれます。実働時間が少なすぎると子どもは退屈になってしまうんですね。ＫＩＰＳＣＬＵＢでは、実働時間50％を目指しています！（これはかなり高い数字です）　子どもも指導者も１年中半そで（シャツ姿）、汗一杯です。　運動のおけいこをされている方、”実働時間がどれくらいあるか？”ぜひ一度計ってみてください。子どもが実際に動いている時間＝実働時間が1/3以下だと、子ども達は退屈してしまします。　我が子が水泳教室に通っている時、複数の指導者がついてはいるけど、実際に起動しているのは、メインスタッフのみ。初心者ではほとんどをプールサイドで過ごし、1時間で５，６回しか顔つけをせず、ギャラリーで はがゆい思いをしていました。　　幼児のスポーツ産業は乱立し、質的にかなり差があります。ただ1時間過ごせばよいのなら別ですが、有効な運動経験を持たせてやりたいとお考えなら、年齢に適した種目練習をしているか（運動発達段階に即しているか）・内容・運動量・指導者の子どもへの対応やリーダーシップなどから、慎重に判断されるべきです。子どもによかれと思ってはじめたスポーツの習い事が、不適応な負荷で身体に悪い影響を及ぼしたり、運動嫌いになる危険性も含んでいるのです。子どもの未来の笑顔を応援しています！  

  2007.03.14

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  わかりやすい目標でやる気UP↑

  具体的な目標をもって、器具に挑戦してみましょう。 今日は、跳び箱と鉄棒の種目をみてみましょう。跳び箱は、開脚跳びに挑戦します。　…1　　　　…2　　　　…31、Sくんは、恐怖心で、左足で跳び箱をおさえて跳ぶのがくせになっています。　ですが、跳べるスキルは充分に持っています。 2、"！ここにお池を作ろう！"　"おいけ～？"　"足を２つとも入れるのよ"3、”わお～～～どうにかおいけに入れたよ～”　　　　　　　　その後のSくん、すぐにきれいな開脚跳びができはじめました。3段ができれば、5段だって、へっちゃらだ～い！このように、子どもは”目”でみえる具体的な目標がわかると、案外すんなりできるようになってしまいます。その他にも…　　　つばめのタイムチャレンジ！　ストップウォッチで時間をみてると、ついついがんばっちゃう！　この日、Sくんはいつもの4倍も！ねばりました。　ふって、後ろにびよ～んと跳びます。鉄棒からの距離を測ります。30ｃｍが80ｃｍ、１mとみるみる跳ぶ距離は伸びていきます。もっと遠く！もっと遠く！とやる気満々になると、”大きく足をふって、手ではねかえす”なんていわなくても、自分で、どうしたらうまく遠くに跳べるか、探索していきます。こいのぼりが風をはらんでいるみたいで、かっこいいでしょ～ 

  2007.03.13

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  両足ジャンプ上達法

  「両足ジャンプ取得法」（なわ遊びその後）基本的なステップの中で、両足ジャンプが、なわとびに。実はケンパーは、跳び箱につながる大切な運動です。基本ステップは、頭で理解して動くのではなく、“そうしてしまう”状況をつくるのが早道かもしれません。そして、基本ステップができるようになってから、手具や器具運動をすれば、無理なく楽しく、すぐできるようになるものです。なわとびでは、引っ張り合ったり、へびをつくって遊ぶことに慣れたら、連続両足ジャンプができるようになることが、次のステップです。次のような方法は、とっても有効です。今日は２つご紹介しますね。☆１　：　子どもに、棒や大人の手を握ら（子どもが握ることが大切です）、リズミカルにピョンピョンと身体を引き上げます。腰が落ちて、次のジャンプにつながらないことを防止します。（これは同時に握力や腕力を鍛えます）☆２　：　グッパー跳び...補助者は、なわを開いて、閉じて...、と交互にします。子どもは、足をグー・パーしながら、なわを跳びます。この時、子どものリズムを待ちすぎず、足になわをあて、促すのがポイントです。　ある程度の年齢になると、☆２の方法はかなり有効で、全身を使い、１跳び１跳び腰を曲げたり、前方に手をついてバランスを崩していた子どもが、みるみる、難なく連続跳びができるよになります。もちろん、腰を伸ばし、かっこい～姿勢になっています。一度、おうちでも試してみられてはいかがでしょうか？

  2007.03.04

• ごほうびは、○orＸ

  オペラント条件づけ　子どもが、いろいろな場面でがんばったとき、「ごほうびをあげてもいいのかしら？」と悩まれたことはありませんか？　純粋にがんばっているのに、何かもらえるからと、ものにつられるようではだめだ、と思い、ちゅうちょしてしまいますよね。　でも、オリンピック女子マラソンで銀メダルを獲得したAさんの名台詞！「自分をほめてあげたい」でもわかるように、大人でさえ、がんばった自分を認めること、自分への賛美は、次の活力を生み出すための大切な力の源としている、と感じることがよくあります。　報酬がもらえることで、自発的な行動が促されることを「オペラント条件づけ」といい、スキナーという人によって、定式化された、認知行動療法のひとつです。　もし、子どもがわがままで、おもちゃをほしがった時、ごねる→買ってもらえる　ということを学習してしまうと、「わがまま」がおもちゃという報酬を得ることによって、益々強化されていまします。でも、「オペラント条件づけ」をうまく使うこともできるでしょう。よい行動によって、報酬が得られれば、周囲に認められている感覚が持て、よい行動が増えるということです。　KIPSで、運動プログラム時によく出るごほうびは、「ぐるぐるまわり」回転感覚もつくし、「ぼくってがんばったんだな～」と達成感を感じられます。時には、「おめでとう！1周走れま～す」なんてことも。でも、ごほうびなら、おめめを輝かせて、大喜びで走っています。　子どもを輝かせる魔法の方法として、うまく使いたいものですね。（本来、オペラント条件づけは、負の強化（罰）も含まれますが、ここでは、正の強化（報酬）のみとりあげています。　また、「オぺラント」はスキナーの造語ですが、語源は、「オペレート」＝操作するだそうです。）

  2007.03.01

• "や～めた"っていわせない！

    今日は、"そりちゃん"という男の子のお話です。そりちゃんは、男の子3人兄弟の末っ子、有名俳優の"反○　た○しさん"と同姓同名。とっても知的で運動能力抜群の子どもで、いつも、きらきら輝く瞳が印象的でした。そりちゃんが、幼稚園の年長クラスに進級した頃は、なんでも精一杯がんばる姿がみられました。ところが、そりちゃんの身長はちゅうっくらい（中位）。他の子も成長してくる年長クラスでは、（筋肉の長さが筋力と関係する幼児にとって、形態が小さいことで）必ずしも1番になれないことが出てきました。するとそりちゃんは、活動を途中で投げ出すようになってきたんです。走りっこをしていても、負けそうになると、"や～めた"　　サッカーをしていてもボールをとられただけで"や～めた"　そりちゃんの心の中はどんなことが起こっていたのでしょうか？お家で、年上の兄弟の中では、いつも自分の力以上がんばって、生活していたことでしょう。その中で、"強い・速い"に大きな憧れや、執着をもっていたのではないかと思われます。1番でなければ価値がないと、捉えていたのかもしれませんね。一般的には、両親や他の家族から過剰に統制される感覚から"恥"の感覚が強くなったり（失敗したらどうしよう～→失敗しそうだからやめちゃおう～）、自律心が損なわれてしまうこともあります。　しかし親の態度や兄弟構成に関わらず、頭のいい子どもは、先を読んで、自分が恥をかかないよう、自尊心を守ろうとしがちだということもよくあります。 　　では、私たち周囲の大人は、どんな対応をすればよいのでしょうか？現代の子どもたちは、周囲の期待をどっしりと肩に背負っているように思われます。まず、その重荷を下ろしてあげましょう。あまり管理しすぎず、おうちでぼ～～～っとしていても、それは無駄な時間ではなく、内面と向き合う大切な時間と、そっとしておいてあげましょう。　また、失敗しても、少々のことは知らん顔しておきましょう。そして、"1番""うまくできるなど、"優れていることに価値をおかないようにしましょう。（成果主義）　そんな環境の中で、子どもたちは自分は価値のない人間なんだと自信を失っていき、自分からやってみよう、としなくなってしまいます。そのかわりに、取りくむ姿勢や、過程を大切にしましょう。"最後までがんばったね""楽しそうだったね"　伸びる力は子ども自身が持っています。私たちは、その子どもを、引き上げたり、コンピューター入力のように効率のよい知識の詰め込みをするわけにはいきません。私たちにできるのは、食物が大きく育つため、土を肥やし、水をやり、陽に当ててあげるように、伸びるためのエネルギーを育ててあげることではないでしょうか。　おかあさん、子どもから一歩離れて下さい。そうすれば、いいところをもっと発見できるのではないでしょうか？（ハリネズミの関係と同じですね） 　さて、"や～めた"のそりちゃん、その後どうなったのでしょう。運動会の組体操では、塔の土台として、歯を食いしばっていました。３キロマラソンでは、幼稚園の外を周回するので、途中棄権は無理です。冬場、ジョギングが始まった頃には浮かない顔をしていたそりちゃんでした。私は、「最後に戻る子どもは、他の子より長い時間しんどい思いをしてる」話をしていました。そんな雰囲気の中で、自分が上位で戻ってこなくても、次第に、運動することの爽快感を感じれるようになっていったように見えました。 　今、そりちゃんは、どんな青年になっているのでしょうか。会ってみたいですね。きっと瞳を輝かせ、心を込めて仕事に取り組む、立派な青年になってられると確信しています。

  2007.02.22

• よけいな動きしすぎ（２）

   Q：うちの子、走ったりなわとびをする時、むやみに身体を使ってるようです…。適切な動きができるようになるかしら？　もちろん、「Yes」できるようになりますよ。なわとびで考えてみましょうね。はじめてなわとびをする子どもは、肩から大きく腕全体を動かし、さらに腰から身体を曲げてなわを振り出します。「跳んだら回す…、跳んだら回す…」そんな感じですね。このように身体全体を使っての”大筋運動”を続けているうちに、だんだんこつをつかみ、必要な筋肉を効率よく使うようになってきます。”小筋運動” 　子どもによって程度の差はありますが、はじめから効率よい動きをするのは無理なことといえるでしょう。子どもたちが、もっと小さかった時のことを思い出して下さい。目の前の小さなものをつかむのに、苦労して何度も何度も挑戦していませんでしたか？ところがいまでは、難なく意志の通り、目前のものをつかめるようになっています。これも、同じことでしょう。　なわとびのお話に戻りますが、効率よく「回す」「跳ぶ」ことができるようになってくると、「こんな風に身体を動かして！」という運動の指令は、脳からでなく、筋肉が反射的に反応できるようになってきます。そこまでやるのが大切なんですね。　特に幼児は、回し方、跳び方を教えて頭で理解するのではなく、身体を使って覚えていくという方法が望ましいことをわかっていただけるかと思います。　また、正しい方法を知ってほしい時は、そばで一緒に跳ぶようにしています。 子どもの視覚に訴えてみましょう。そして認めてあげるのは、できたことではなく、取りくむ姿勢、気持ちです。認められた子どもは、どんどんがんばっちゃうものですよね。”気持ちが育てば、「スキル（技術）」はあとからついてくる”

  2007.02.20

• うちの子、よけいな動きしすぎ（１）

   Q:うちの子、よけいな動きしすぎ！う～～～んわかるわかるまっすぐ行けばいいのにね～～～。　　　　…　あっち行ったりこっち行ったり。手だけ動かせばいいのにね～～～。　　　　…　からだぜ～～んぶ使って縄跳び。なんだか、要領悪いよね...。でもうちの子だけでしょうか？？？そんなことないんですよ！大丈夫！！！　続きは、後日…。　

  2007.02.17

• 自転車コマなし速攻上達法！

   Q：ただ今4歳、今度年中になる女の子です。怖いことは、ちょっと苦手だけど、自転車のコマなしは、みんな公園で乗ってるので、挑戦したいな～～よい方法、もちろんありますよ！「無理なく・楽しく・うまくなる　自転車コマなしへの道」と言っても、ほんとすぐできちゃうんですよ。自転車は、バランスの乗り物です。コマをつけて不思議なバランスをがまんするより、「まっすぐ」を覚えるほうが近道です。そのために大切なことは、まず、身体に合った自転車であること＝またがった時、両足が地面を踏ん張っていますか？そして少しめんどうですが、ペダルをとりましょう。はじめ、自転車にまたがるように、、1,2,1,2と歩いていた子どもは、少し慣れてくると、両足同時に蹴りだし、足を着かずにバランスを保てるようになります。そうなれば、しゅわ～～～～しゅわぁ～～～～っと足こぎをすることでしょう。バランス感覚ばっちりになれば、もう大丈夫！ペダルをつけて下さい。ここまでくれば、大きな自転車になっても、ちゃんと乗れるほどのバランス感覚を身に付けているものでが、子どもの気持ちを支える意味で、ペダルをつけたら、後ろの荷台を持つことに、少しの間付き合ってあげましょうね。この間、わずか1週間ほど…、ではないでしょうか？そしてもう少したてば、「あぁあ、危ないから、コマなしが乗れるのは、もう少し大きくなってからでよかったのかしら～？。と思うほど上手に乗れるようになっていることでしょう。これはかなりおすすめの、自転車はじめの第一歩です。これから「こまなし自転車」に挑戦する子どもさんがいらっしゃるおうちは、ぜひ挑戦してみてくださいね。そして、実践結果の報告、お待ちしていま～～す。そうそう、「ペダルなしの足こぎ」に少し慣れた頃に、緩やかな坂道に挑戦するのも有効な方法です。

  2007.02.17

• 心が癒されるのは？

  いろんなストレスを抱え、心病んでいる人が多い現代。”癒し”産業は大ブームですね。　カウンセリングも、心の健康を取り戻すため、大きな役割を果たすようになってきているようです。　アメリカでは、カウンセリングに保険が適用されているとのこと。いろんな癒しグッズや施設でも、解決できない深い心の問題は、”人”を介して、癒されるというのが究極のカタルシス（心の浄化）なのかもしれません。　保険が使われているアメリカのカウンセリングは、短期間で効果的ということが、求められるようになり、その効果の度合いを調査する必要もでてきました。ということで、今日は、2000年アメリカ 第２９ 心理療法部会 報告　「心理療法の効果」　まず、心の病を持つ方の中で…、（1）40％は、心理療法以外で、回復。（2）15％は、自分はよくなるんだという「期待」（3）15％は、心理療法の「スキル（技術）」（4）30％は、治療者との人間関係　分析してみましょう～。まず（1）と（2）から、人間の持つ治癒力は心の問題にも生かされるすばらしいものなんだと感じますね。自分のことは、自分で解決！しちゃうんですね。そして(3)(4)、心理療法を行うほどの症状があっても、それが直っていくには、さまざまなスキルではなく、「共感」をキーワードとした、治療者との心のふれあいで癒される場合のほうがずっと多いという結果となっているのです。　この結果は、心理療法士にとっては、少しもの足りない思いがしますが、一般の私たちにとっては、勇気が持てるデーターといえますね。　目の前にいる友を救いたい時、催眠療法や、認知療法ができなくったって、友の心を受け止め、共感性を持つことで、救われる人がいるのかもしれません…。　あなたのとなりの人の瞳は輝いていますか？

  2007.02.06

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  冬の　ＫＩＰＳ　ＣＬＵＢ

  06.12月と07.1月のＫＩＰＳＣＬＵＢの活動です。寒さなんかへっちゃら、みんな汗いっぱいで、シャツ姿！いろんな運動を経験して、わくわくモードいっぱいになってきた、年中・少クラスは、12月から、ステップアップ　おかあさんのお力添えで、キャッチボールや柔軟の導入ができました。なわとびも、両足跳びがばっちりなので、走り跳び、前跳びをはじめました。もちろん、はじめからばんばん”技”を磨く方法もあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも、体力、運動能力、そして気持ちが整った時に、導入することが、じれったいようですが、実は一番近道で、「ぼく、もういやだ～」なんて、バーンナウトしない、長続きする方法なんです。急がない、急がない　　　　走り跳びに前跳び、回し方は難しいなぁ～。”こ～とろことろ”次世代に伝えたい伝承遊びです。今日は、びょんびょんを作りましょ！　　　ふうせんにびょんびょんのお化粧をして、お散歩です。ふうせんちゃん、一本橋を渡りますよ。　　　　　　　次は、2人で協力して、ふうせん運び。　　　　　　　チームワークばっちり賞！　　　　　　　お次は、年長児の体支持タイムトライアル！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぼくね、暑いからシャツになってるけど、がんばるよ～おっと～、鉄棒って、おなかに食い込む～　う～ん、もうちょっと、がんばりたいんだ！　　　年長児、レッツ　タッチフットボール　：　知能、協応性（ボール投げなどのように、いろんな筋肉を、ひとつの目的に向けて、違った動きを統合させる運動能力です）が、発達するこの時期にふさわしい、ルールの複雑なゲームです。　　　　　　　　　　　年長クラス　まだまだボール遊び　：　投げるぞ～！　転がすぞ～～！年中・少クラス　イナバウアーで、北京を狙うわ。　　　ブリッジだって上手でしょ。ふたりブリッジのコツをちょっと紹介　「私、下でうつぶせるからね～、自分でブリッジしてみてね。ポイントは”おててきらきら”よ。」　「じゃぁ、そろそろ、起き上がるよ。ブリッジしてるK君、バクテンしてね」　　　　　　　　　　　　　　　　　　跳ぶ！　　　　　　　　　　　　　　回る！　　　初めての、どきどきわくわく体験さて、またまたエネルギッシュ年長クラス　　　　　仲間と協力、人数合わせゲーム　　　　　　　　　　そんなに回ったら、バターになっちゃうよ　　今日は、積み木を高く高～く　　　　　　　次は、ジャンケンで勝ったらひとつもらえるよ！今度は協力して、高く、高～く。　　待ってました！サーキット作り。はじめは苦手な子どももいますが、心が開放されていくと同時に、創造力がむくむく沸きあがります。なわとびをま～るくしてね、どう使おう？　　　　小さなコーンを置いてね、どう通ろう？　　半年間の集大成。　このゴム↑、どこから出してきたんでしょう？　いつの間にかたくましくなった子どもたち。自分たちで、豊かな発想を膨らませ、友だちと協調しながら、楽しい遊びを一杯作り出しました。   

  2007.01.30

• 薄着で風邪をひかないのでしょうか～？

    「どうして薄着が大切なのでしょう？（２）」　この間、"薄着"の大切さを書いていましたが、今日はその心配事のお話です。「薄着が、皮膚を鍛え、子どもを活発にすることは、わかったけど...、風邪ひいちゃったら困るわ～」　　そうですね。薄着でも、風邪をひかないのでしょうか？　体温調節機能が未分化な幼児は、薄着になると、大人が薄着になった時より体温が下がってしまいます。 ぶるぶるそして、身体を動かして体温を保とうとします。身体を動かして遊ぶことによって、体温調節機能がさらに訓練され、風邪をひきにくくなるというよい循環作用が起こります。体温調節機能の失調が多くの場合、風邪ひきの原因になることは、みなさんご存じのことでしょう。　 幼稚園（保育所）の欠席率についてみますと、どの園でも入園後２,３年目になりますと、欠席率は下がりますが、特に、薄着を推奨しているある幼稚園では、入園２年目になると、欠席者はかなり減り、多の園の減少率に比べて著しいという報告がなされています。　変化は、長～いスタンツで待たねばなりませんね。薄着をしたら、来週から強くなるなんてことはなく、1年後ぐらいに、徐々に…ですね。　じゃあ～、冬でもはだかで！...なんて、極端なことはだめですよ。できるだけ、日常生活から逸脱しないように、そして、薄着をはじめる時期は、寒くなる秋頃からが望ましいようです。

  2007.01.28

• 年始の挨拶、短すぎ～！

  １１歳になるシャイな息子は、年末、ぼそっと...「ぼくに年賀状くれるやつなんかおらん」どうにか、勇気づけてあげたいと思っておりました。そして、ありがたいことに、思いがけず、おたよりをくれた女の子。息子は、「いらんのに...」といいつつとっても嬉しそう～！が、メッセージは「あけおめ」...。息子いわく。「あけおめ」で来たから、お返事は「ことよろ」にする！なるほど～。“新しい言葉は若者から”といいます。「～でよろしかったでしょうか？」や「全然大丈夫！」という新語にも慣れてきたし、これが、時代流れなのだと受け止めようと思います。ですが、「あけましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いします」という、ありふれた言葉の中に、ほんわかした心のやりとりを感じ、素敵な日本語を大切にしたいと感じてしまいます。やはり、どっぷり中年なのかもしれませんね。でもでも、子どもたちに、丁寧な言葉で話すことにこだわりを持っていきたい、と感じる年始でした。

  2007.01.08

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  クリスマスって？

  街にはイルミネーションが輝き、心はうきうき。子どもたちは、高価なクリスマスプレゼントをほしがり、それをもらったらどうしようって、頭の中はいっぱい。そんな楽しい気持ちになれるクリスマスって、素敵ですね。でも、それでいいのでしょうか？そんなことを考えさせられる、絵本「ミシュカ」（マリィ・コルモン作：ジェラール・フランカン絵：末松氷海子訳　セ－ラー出版）を、ご紹介します。　　ミシュカは、ぬいぐるみのくまです。わがままな、ご主人、エリザベートちゃんのもとから、ある晩家出をします。　森の中で、いろんな動物に出会ったり、はちみつをみつけて、自由を満喫するミシュカ。そして、木の枝で昼寝をしている時、鳥たちの会話から、今夜がクリスマスであること。なにかひとついいことをしなくてはいけないこと知ります。　雪深い北の国では、サンタさんにかわってトナカイがクリスマスプレゼント配っています。そのトナカイに出会ったミシュカは、お手伝いをすることになりました。　ミシュカは、お手伝いが楽しくて、楽しくてしかたがありません。でも、ときどき考えました。”なんかいいことをするって、これだけでいいのかな？”...と。　とうとう最後の家に来ました。森のはずれの貧しい家です。ミシュカは大きな袋をさぐりました。何度も何度も...。でも、なんにも残っていません。　...この小さな家には、病気の男の子がいました。明日の朝、ストーブの前のブーツがからっぽだったら、どんな気持ちがするでしょう？　...ミシュカは大きく息をして あたりの景色を忘れないように見回しました。ひとりでほうぼう歩くのは、ほんとうに素敵でした。　でも今ミシュカは決心したのです。クリスマスに、自分のできる、一番いいことをしよう！と。　ミシュカは肩をそびやかし、足をできるだけ高くあげ、いち、に、いち、に、と家の中に入って行きました。　かたほうのくつの中に座って、ミシュカは朝を待つのでした。 　今年最後のブログ更新です。今年、とてもたくさんの方に訪問いただけたことは、大きな励みになりました。ありがとうございます！　もしかしたら、”薄着しましょ”なんて思ってくださる方もいるのかな～？　来年も、ぼちぼちがんばります。KIPS＆あめちゃんを、どうぞよろしくお願いします。 

  2006.12.21

• 薄着をしましょう～！（１）

  どうして薄着が大切なのでしょう？（１）」　子どもの健康な身体づくりのために、元気に遊ぶのが大切なことは、もちろん！　そのために、体温調節機能が未完成な子どもは、薄着をして、直接、皮膚を鍛え、暑さ・寒さに強くなって、"暑い・寒いも減っちゃらっ子"にならなくてはいけません。　また、子どもは、皮膚の温度が３６℃ぐらいになると、活動が止まってしまいます。「厚着をするほど皮膚温度が上がりやすいので、はやく活動をやめてしまう」のです。ですから、着衣重量（着ている服の重さ）が軽い子どもほど、遊び時間が長くなっています。 この時期に薄着で過ごすことは、ちょっと勇気のいることですが、活動しやすい薄着は、健康への近道です。　勇気を持って、子どもの服を１枚減らしませんか？ 次回は、「それでも風邪ひかないの？ 」です    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  

  2006.12.17

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  ルミナリエ　2006

   １２年の時が教えてくれるもの。その輝きの中に込められた、亡き方への変わらぬ追悼の思いと、溢れるエネルギー。阪神淡路大震災以降のすばらしい復興。人間って、すごいね。がんばろう、神戸！　がんばろう黙々と…。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神戸市庁舎より

  2006.12.12

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  運動遊びでコミュニケーション♪

  １１．１2月、KIPS CLUBの活動です（数日後、フリーページにお引越しします）まずは、年中・年少クラスです　跳んで、這って（はって）、ひゃ～暑い暑い。シャツになっちゃった。体支持は、自分のタイムに挑戦です。数ヶ月前のぼくと、全然違うでしょう？ほら、しゃき～ん★☆★　　ボールはとにかく、投げる！投げる！投げる！ だ～るまさんがこ～ろんだ。きゃ～怖い！今度は、ハンドスプリング？　ぼくには、充分絶叫マシーンレベルです。　　さて次は、豊かな発想で、おおうけの年長クラスです。　さぁ、遊園地を作ろう！　今日のルールは、”２人で協力”です。　ところが…、早速もめていますよ。”このコーンはこっちや”こらこら、勝手に動かさず、お友だちの意見を聞いてみよう。””このコーン、こんなところに置いたら危ないやんか！””でもここは、ゴムで結んで、跳び越えるんだよ””そうか、じゃぁいいよ””このフープはこっちからこうやって…””いや、こっちから、こうやって…”　　さてどうしよう？　　　くもの巣抜けたら、ぴょんぴょん岩！　ここは”う○ちの池”落ちたら、臭くなっちゃうよ～。”どうしてルールがあるのかな？”お話しましょ。遠投に太鼓、ぼくたちまだまだパワー全開！　この中で子どもたちが学ぶのは、”生きる力”なのです。友だちとの関わりの中で、がまんしたり、自分の意見を無理に押し通したりと、よい距離感をつかむための、試行錯誤を繰り返していきます。はじめは、おこっても、すねてもかまわないんですよ。いい人間関係は、学習の成果なのですから、機会をたくさん持ちましょう～！　活動の中でも、自分の思いを膨らませることのできる”遊園地作り”の楽しさは、格別なようです。自分の考えた遊びを、みんなが認め、その通りにやってくれる。そのことは、”自信”や”勇気”につながる、「自己認証欲求」が満たされますし、”自分は、大切なひとりなんだ”と、自分を慈しむ（いつくしむ）気持ちをはぐくみます。  

  2006.12.12

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  コミュニケーション能力ＵＰ！

  11.12月のＫＩＰＳ　ＣＬＵＢ　”ゲームの時間”です（このページは、数日後、フリーページ”ＫＩＰＳＣＬＵＢの活動”に移動されま～す。）　楽しく遊んで、協調性やコミュニケーション能力をＵＰしましょう～　はじめは、自己中心的だったり、自分を出せなかった子どもたちも、みんなの中で、認められて自信をつけたり、仲間との協力することの楽しさをみつけはじめました。そして、漠然としていた”ルール”が、みんなが楽しむため、安全のために大切であることが、わかりはじめています。今日は、新聞がテーマです。あまりに走るスピードは速くて、ぶれてしまいます…　作った迷路で、ジャンケンゲーム。　紙ヒコーキの的あて対戦も白熱　頭を寄せ合って、なんだか楽しそう～。　ジャンケンポンでカエルがぴょん　”このゲームおもろいな～～～”といいながら走りだす子（君がユニークですよ、と心の中で思わずつっこみ～ました！）、１２月だというのに、頭からぽとぽと落ちる汗で、Ｔシャツびちょぬれ状態の子などなど、わくわくモード全開です。　最後のごほうびは床を這う、”フライングカーペット”…？？？　子どもの自由な発想は、とめどなくて、発見いっぱいで楽しいんだけど、とすれば、はちゃめちゃになってしまうんです…。だから、実は、いつも、ちょっぴりどきどきしています。　　　　　　　　　　（汗、汗、冷や汗？）

  2006.12.10

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  わすれられない　おくりもの

  今日は、絵本の紹介で～す。　人が生きるってどんなことか、考えさせてくれる1冊です。 「わすれられない　おくりもの」　ｽｰｻﾞﾝ・ﾊﾞｰﾚｲ　作 絵  小川仁央 訳　評論社　あなぐまさんは、森の長老（ちょうろう）です。みんなから頼り（たより）にされ、慕われ（したわれ）ていました。アナグマは、もう死ぬのが、そう遠くないことを知っていました。けれどアナグマは、死ぬことをおそれていませんでした。死んでからだがなくなっても、心は残ることを、知っていたからです。　ある晩、ゆっくりとゆりいすに腰掛け（こしかけ）、眠ってしまったアナグマ。　不思議（ふしぎ）ですばらしい夢をみたのです。アナグマは、長いトンネルをしっかりした足どりで走っています。もう、つえもいりません。そして、すっかり自由になったなと感じました。つぎの日、いつものように”おはよう”を言いに来てくれないアナグマを心配（しんぱい）して、森の仲間があつまりました。きつねが悲しい知らせをつたえました。　　　ながいトンネルのむこうにいくよ　アナグマより　　そんな手紙が残されていました。　森のみんなは、アナグマをとても愛して（あいして）いましたから、やりきれないほど悲しみました。そして、冬がきて、雪は地上をおおいました。けれども、心の悲しみを、おおいかくしてはくれません…。アナグマはいつでもそばにいてくれたのに...。みんなは途方（とほう）に暮れて（くれて）いたのです。アナグマは悲しまないようにといっていましたが、それはむずかしいことでした。 　悲しみの中に過ごした（すごした）冬が過ぎ、地上をおおっていた雪がとけはじめました。春がきて、みんな互い（たがい）に行き来しては、アナグマとの思い出を語り合いました。モグラは、アナグマに、紙のきりぬき方を習い（ならい）上手になりました。カエルは、スケートを、はじめてアナグマに習ったことを話しました。アナグマは、カエルがりっぱにすべれるようになるまで、ずっとやさしくそばにいてくれたのです。　キツネは、子どものもころ、アナグマに教えてもらうまで、ネクタイが結べ（むすべ）なかったことを思い出しました。　みんなだれにも、アナグマとの思い出がありました。アナグマは、ひとりひとりに、別れ（わかれ）たあとでも、たからものとなるような、ちえやくふうを残してくれたのです。みんなはそれで、たがいに助け（たすけ）あうこともできました。　さいごの雪がきえたころ、アナグマが残してくれたものの豊かさ（ゆたかさ）で、みんなの悲しみもきえていました。モグラは、アナグマがのこしてくれた、おくりもののおれいがいいたくなりました。「ありがとう、アナグマさん」　モグラは、なんだか、そばでアナグマが聞いてくれるような気がしました…　　大切な人と別れるとき、生きるとはどんなことなのか、と深く考えさせられます。それは、私たちが、乗り越えていくべき「通過儀礼（七五三や成人式など、その行事を越え、脱皮するように、ひとつ成長する…という感じのことです）」の機会を与えられたと感じたりもします。　先日亡くなった叔母は明るい人でした。叔母を思い出すと、いつも笑顔で、朗らかな（ほがらかな）笑い声さえ聞こえてくるようです。そして、初七日の法要では、「あぁ、ちっちゃん、楽になったわ～。身体が軽くなって…あっはっはぁ～」と話しかけてくれました。アナグマさんみたいですね。　　　「母は太陽」　叔母がくれたおくりものです。。。あっこさん、ゆうきちゃん、まりあちゃんに贈ります。

  2006.12.08

• たかがバクテン☆されどバクテン

  有能感を高める（２）・学童期学童期（6～11歳）の子どもたちは...、家庭以外の同年代の子どもたちの中での活動が重要となり、そこに自分の居場所をみつける時期になります。主として学校生活で”勤勉性”を学ぶのですが、技術の習得に失敗したときには、”劣等感”を学ぶことになります。　勤勉性が劣等感に勝って学習されると、「有能感」という活力が身につきますが、反対の場合は「不活発」になります。けれど、劣等感を避けて通るのではなく、乗り越えることで「有能感」を身につける方法が望ましいようです。（エリクソンの発達論）今日は、実際に劣等感をふきとばした”Ｔくんのバクテン”のお話...小学校５年生のＴくんは見かけによらず内向的です。やんちゃなくせに、友だちに言われると、しゅん太郎...。危ない橋は絶対渡らないタイプです。　Ｔ君は体操教室に通っていますが、目下（もっか）の課題は、バクテンとハンドスプリング。かなり前からトランポリンを使ってのバクテンはできていたので、感覚トレーニングはばっちり　　あとは、Ｔくんの気持ち次第です...。指導者は、その種目ができるスキルを持っているのかどうかはちゃんとわかるものです。床でも、バクテンの練習を取り入れました。ところが、Ｔくんは体操教室をこっそりさぼるようになりました。古本屋で時間をつぶして帰宅するのです。そんなことはすぐにばれるのですが、Ｔくんの言い分はこうでした...「先生が怖い」「バクテンができないのにできると言う」　お母さんは悩みました。やめさせるのは簡単です。けれど、この時期の子どもにとって、「バクテン」を乗り越えるのか逃げるのかが、思春期を乗り越えられるかどうかに繋がると考えたからなのです。　お母さんは、体操教室の先生と話し、課題を低くすることと子どもに自身を持たせることをお願いして、体操教室に送迎することにしました。１回目...、Ｔくんは「楽しかった～」（家族を心配させまいとする配慮やＴくんのプライドが　　伺われますね）安心したおかあさんは次はひとりで行かせました。ところが、またさぼり...。３回目、また送って行きました。なんと、床でバクテンができるようになったのです。　　うちに帰ったＴくんは家族に順にバクテンを披露していたそうです。　そんな簡単なことだったのです。（数回でできるような課題だったのです）でも、経験の少ない子どもには、乗り越えがたい課題に感じてしまうんでしょうね。　こんな風に、ひとつ乗り越え、自信をつけた子どもは、次の課題が目前に表れたときにも、以前の記憶を引き出し、「きっとできるはず！」とチャレンジしていける強さを身につけていくのです。　周囲の大人ができるのは、子どもたちそれぞれの持つすばらしい可能性を認め、気づかせてあげること。そんなことを感じる事例でした。Ｔくんがどのように思春期を乗り越えるのか、楽しみですね。

  2006.11.21

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  有能感を高める（1）

  ”有能感”ってどんな気持ち？”ぼくな～、○○ちゃんよりすごいねんで～？”これは優越感。有能感とは、達成感を感じる中から生まれる自己肯定的な気持ちなのですが、現代の子どもたちは、いろんなストレスを抱えていて、他者を見下すことで、どうにか自分を律しているという悲しい現実があるようです。　特に、スポーツの世界では、競争によって運動効果を上げようとするのが一般的です。しかし、思春期を過ぎる頃まではちょっときつい...。できたことだけ、優秀な子だけ評価されるグループにいると、子どもは劣等感が強く、何事にも消極的になってしまいます。子どもたちが、これから出会うさまざまなことに、適切に対処していけるのは、前向きな気持ちと"やればできるんだ"と自分を信じているから。それが持てなければ、未来に希望は持てません。いろんな経験を通して子どもたちに身につけてほしいと願っているのは...、”自分はだめな人間なんだ”という劣等感や、もうやりたくいないという焦燥感（しょうそうかん）ではないはずなんです。また、何気ない子どもへの評価が、子どもをひどく傷つけていることもあります。　そして今子どもたちは、生きることに疲れたり、チック症状を表わしたり、他者を攻撃して、自分を正当化しようとしています。競争社会の中で、ストレスを抱える子どもたちの健全な心の発達を救うのは、家庭の役割なのかもしれません。そこで、ご家庭でどんな言葉がけをすれば、子どもたちが勇気を持って、また歩み出せるのか、幼児の運動遊びの視点からみてみましょう。有能感を高めましょう～。ポイントは親が目標を持たない。他人と比べない。できたことではなく、がんばる気持ちを評価する。　ことぐらいでしょうか～。 同じ遊びでも、どのように子どもを認めていくのか、という着眼点でみてくださいね。では、簡単な遊びですが...、おうまぱかぱか競争～！　手をついてぱかぱかぱか。フラッグコーンを回って戻りましょう！  　Aちゃんは、何秒でいけるかな～？他者との比較ではなく、一人一人が前に比べてどれだけできるようになったのかが大切なのです。タイムは、○秒速くなったね。跳び方がダイナミックになったね、といいとこ探しをしましょう。複数で遊ぶ時は、前のタイムより何秒速くなったか、たとえば、Aチームは１回目60秒２回目55秒で5秒UP、Bチームは１回目50秒２回目45秒でやっぱり5秒UP。Bチームのほうが速かったのですが、タイムup度では同点です。または、タイム宣言レース！自分が事前に宣言したタイムと実際のタイム差が少ない人が勝ちです。”強い””速い”という評価ではなく、個々のスキルが上がったことへの評価やレベルの違う子どもの中でも自己発揮できる状況を作ってあげたいものです。次は、大なわとびです。　今日は、何回跳ぶ～？？？まず、子どもたちに聞いてみましょう。　実は子どもたちは、自分がどれくらいできるかをかなりちゃんとわかっているというデーターもあるのですが、”１００回とぶ～！”なんてとんでもないことを言う子もいます。（教室では限られた時間の中なので、上限を決めることが多いです）３０回でも、３回でもすべてok！子どもたちの宣言通りに跳べたら、”ぱちぱちぱち！”と大拍手です。ひっかっかっても止まっても構わないんです。すると子どもたちは気をよくして、必ず次はもっとたくさん跳ぼうとします。いつの間にか、気持ちは”ぼくって、なわとびの天才～”状態です。逆にとっても控えめな子どももいます。”１回～”とか”３回～”なんて言って...、もっと、跳べるでしょ～～～！いえいえ、そんこと言っちゃ、子どものプライド丸つぶれです。よ～しLet'S　try！　”1～、2～、3～、4～、5～””あぁ～、ごめ～ん。３回って言ってたのにあんまり上手だから５回も回しちゃったわ～”こんな時、子どもは怒ったりしなんですね。（おかしが少ないと目くじら立てちゃうのに...）　そして少しするとその子も”100回跳ぶ～～～”派に変身してしまうんです。これは、とても簡単なようで、大切な接し方です。特に思春期の発達は課題は、”劣等感を達成感によって有能感にかえていく”ことにあります。その土台となる”ぼくはすごい！””やればできる！”という自己肯定感を幼児期、学童期に持たせてあげたいものですね。次の日記では、思春期のことにふれますね。

  2006.11.14

• 「信じる」すいません？ありがとう？

  信じる　友だちのエピソードから...　友人のFちゃんは、和太鼓打ちとして、ステージで演奏活動をするプロ集団の助っ人として活躍していました。　公演ははいろんなところであるので、場所がわからないこともあります。その日も、京都に不慣れなFちゃんは、太鼓打ちの仲間と待ちあわせてステージに向かう予定でした。仲間といっても、年長者で先生でもある方。待たせるわけにはいきませ～ん　ところがFちゃん、遅刻してしまったのです　でもでも精一杯がんばって待ち合わせ場所に向かったんです。急行電車から乗り継いで３駅先に普通電車で行くのも待てず、急行電車が停止した駅からタクシーに駆け乗り、待ち合わせ場所を目指しました。　今なら携帯で連絡をとるのが常識ですが、数年前には連絡のつけようがなかったのですね...。さすが、プロ根性　Fちゃんってすごい！...って思いながら私は聞いていたのです。が、駅で待ってられた太鼓打ちのドンはそんなこと言いませんでした。必死でやってきた友人をほめるどころか...「Fちゃん。俺のことがそんなに信じられないんか？　Fちゃんが遅れて来たって俺は待ってる。置いてったりしないよ」　全く違う発想に驚きました。そんな人間関係ってあるだ...。その時の私には衝撃でしたね。　核家族化が進み、隣の人との敷居が高くなって、人に迷惑かけないよう、緊張しながら生きている現代の私たち。でも、大きな家族のように周囲の人たちとの関係が持てたら、自分も心の緊張が少し軽くなるのかもしれない、と感じたのでした。それまで よく 「すみません」といっては、クラブの先輩や上司に、「”すみません”って、何も悪いことは されてないよ!」と言われていた私ですが、努めて「すみません」→「ありがとう」に替えていくようにしました。　これは心の持ち方を変えていくことにつながりました。感謝の気持ちが、充実感と周囲の方との温かい関係をもたらしていきました。　昨今、純粋に「信じる」ことが怖いこともありますが、それでもやはり、「信じる」自分でいたいし、子どもにもそんな人でいてほしいと思うのです。どじしても、貴女は貴女。大切な人です。ちょっと失敗して落ち込んでる友へ贈ります。

  2006.11.07

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  浸る（ひたる）

  　先日、友人のHPを見ていて、"浸る（ひたる）"ということばが頭に浮かんできました。　そのHPは、家族で育てているいちごやとまとなどの栽培記録。そして、いちごちゃんは友だちに株分けされ、友だちの輪が広がっています。左のブックマーク「ジョイナス・いちごクラブ」をご覧ください。　そして、思い出した本が「ジムのおばけきゃべつ」です。概略　：　ジムジョーダンという小さな男の子は、思いがけず畑で野菜を作ることになりますが、やっと芽が出たばかりの頃、次々にいぬやねこ、にわとりに荒らされてしまいます。　残ったのはたった1本、キャベツの苗だけでした。　最初は家族みんなが畑の世話をしてくれましたが、いつの間にか皆、畑のことを忘れてしまったかのようでした。しかしジムは、毎日畑で過ごし、キャベツの成長を見守り続けます。　やがてそこで、いろんな生き物が住みつくようになります。昆虫や動物とも共存しながら成長するキャベツを、見つめ続けるジムの姿が描かれています。　そして最後には、ジムが抱えきれないほど大きなキャベツの収穫を迎えるのです。･･･　子どもの純真でひたむきな姿は、心を打つものです。めまぐるしく変化する現代社会の中ではありますが、こんなに"浸る（ひたる）"経験をさせてあげたいな、と感じた作品でした。　”こころゆくまで浸っている”その中で子どもたちは、物事の洞察力や、粘り強く取りくむ姿勢をはぐくんでいくように感じます。　機会があれば、ぜひ読んでみて下さいね。

  2006.10.18

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  夕日の向こうに...

  　　　　　空が紅く染まる頃　東塔・西塔もライトアップ　いにしえの賑わいに、思いを馳せること、しばし。。。

  2006.10.16

• ”やらなくてもいいのよ”マジック！！！

  　先日の運動遊び教室でのこと...その日は”年少児スペシャル体験” を予定していました。もちろん、はじめて参加する子どもたちばかりです。年長児のおにいちゃんの様子を嬉しそうにみていた年少児のR君。さぁ、自分の時間になりました...。すると急に泣き出してしまったのです。”いやや～～～～～”と大暴れ。　おかあさまは、どうしたものかと不安な表情。私は、ドッジボールをR君にひとつ渡しました。(よく使う手「友だちの印～～」と言ってます)　　”あれ～？やらなくてもいいのよ～。このボール預かっといてくれる？。ここに、R君のおうちをマットで作りましょうね～。おかあさんと、ここでみててよ～”さて数分後、なんとR君はすっかり輪の中に入り、汗をいっぱいかいて走り回っていました。 ．．．こんなことは、よくあります。子どもは経験が少ないので、初めてのことにはとても不安を覚えます。まず、周りが安心できる環境かどうかも確かめておかなくてはいけませんものね。そんな時は 心のガードを緩め、少し放っておくと、他の子どもたちを見て、子ども本来の好奇心がむくむくと沸いてくるのです。その様子をみながら、時々参加ができるよう、緩やかに進めていくと、すっと入ることができる場合がほとんどなんです。（半年間暴れ続けた子、約１年半立ったまま”いやいや”と身体をゆさぶっていた子など、意志のとても強い子どももいましたが、楽しめるようになるまで、無理をしなければそんなに時間はかかりません）でもみているおかあさんは心配ですよね。”うちの子、社会性がないのかしら？””このままだったらどうしよう～””せっかく連れてきているのに...”なんて思っちゃったりして。　でもそんな時、子どもたちも苦しんでいます。入りたいのに入れないのですから。そんな時はまず、”色々な参加の仕方がある”ということを念頭において下さいね。隅でおかあさんとボールの受け合いをするのも、みんなの活動を見ているのも立派な参加です。そして、禁句は...、”どうしてやらないの？””そんな子、嫌い！”　子どもたちが、一気に大海に出れないのなら、もう少し入り江で遊ばせてあげましょう。すぐに入れない子どもが能力が低いなんてことはないのです。それまで育った環境が違うので、適応時間に差があるだけなのです。”やらなくていいよ～！”と言えば、どうしてもやりたくなっちゃうんですよね。　おうちでも、”やらなくていいよ”マジック、使ってみませんか？（ただし、本当にやらない時、罰を与えたり、子どもを攻めないで下さいね。そうすると、その後効果がなくなってしまいます。）

  2006.10.12

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  なわとび　はじめの第一歩

  Ｑ：おうちで、なわとび遊びをしようと思いますが、なかなかうまくいきません。よい方法があれば教えて下さい。...こんなご質問をお受けしたまま、長らくが経ちました。ごめんなさい...。いろんなことをおうちでもやってみようというのはとてもすばらしいことだと感じます。でもね、子どもって、なかなか思い通りにならないんですよね～。何故なんでしょう？？？　家庭で、なわとびやボールをやってみよう！という方がいらっしゃったら、その前に、下の点をチェックしてから、やりましょうね。１：子どもに、技術的な上達を期待していませんか？　（なわとびなら、前とびできるようになってほしい～などという、下心って感じの気持ちでしょうか？）２：一緒に遊ぶ方は、その運動をやりたいと思っていますか？　または、その運動が好きですか？　　３：子どもが思い通りに動かなくても、できなくても構いませんか？or?　さて、すべて”Ｙes”の方だけ次にお進みくださいね～。なわとび、はじめの第一歩 　　にょろにょろ～へびさん　　うわ～、へびさんがつかまるー　　オーエスオーエス 力くらべ！　こけたって、はなさないよ　ぼくたちも、力持ち！ひっぱりっこ？にらめっこ？？？きゃっはっはっは～～～～こんどはひこうき～～～　　う～ん重いね。　引っ張るほうも飛行機さんも精一杯！なわを、一本橋にして、渡ったり、じゃんけん陣地とり。丸くして、おすもう、しりずもう。鬼ごっこの安全地帯などなど...。なわは跳ぶ以外の遊びもたくさん。”なわで遊ぶと楽しいな～”そんな余韻が残る時間となればいいですね。　おててつないで、ペアージャンプお姉さんみたいにまっすぐ跳べるかな２人で手をつないで跳ぶと、”縄を目指して右に左に行ったりきたり”することがなくなってきます。　子どもの時、なわとび遊びって、どんなことをされましたか？　前跳び・あや跳び・クロス跳び...、思い出されるのは、跳び方の技、ではないでしょうか？　跳躍運動が完成するか否かの幼児にとって、”縄跳びを跳ぶ”というのは、全身を巧みに使う(協応性)高度なもので、とてもつらい作業になりがちです。本来　手具は、それを使うことによって、よりダイナミックな運動ができるようになることが目的です。　子どもたちの、身体的能力がどれほどあるかを見極めた上で、次のステップを踏ませてあげたいものですね。(前跳びをする前に、両足ジャンプができるようになっていますか？　縄跳び以外の遊びの中で身につけてから、挑戦させてあげましょうね)  

  2006.10.07

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  からだを支える力(1)

  ★からだを支える力＝体支持力　おとなも子どもも最近は低下しています。★毎日の生活を考えてみましょう～　　・車のハンドルはかる～い”パワステ”　　・お買い物では、荷物を”カート”に乗せ、行き帰りは自転車に積みましょう～。　便利になって、私たちの腕の力はなくなってしまいました...。　子どもたちも、寝返り→はいはい→あんよ　という成長の過程に変化が出ています。はいはいをせずに、”たっち””あんよ”をするようになった子どももたくさんおられるのではないでしょうか？　はいはいは、腕の力をつけるのに、とても大切な発達段階なのですが、それをとばし、毎日楽々な生活の中で、腕の力はつくはづもないですね...。　身体を支える力（体支持力）は、運動をするときに重要です。跳び箱でもマットでも、手でからだを支えないとできないことばかりです。特に鉄棒をするときには大切な運動能力のひとつとなっています。　そこで、”スペシャルマシーン”の登場です　こうみえても"スペシャルマシーン"　体支持力の弱いこどもたちが、むやみに種目練習に入ると、できるまでにとても時間がかかります（その間にやる気もなくなっちゃうのです）。また、けがの危険性も高くなります。　そこで、”無理なく・楽しく・うまくなる”ために、いつの間にか腕の力をつける遊びなのです。　これで鉄棒で、苦痛な体支持(つばめ)をしなくても、体支持力UP 間違いなし　ぼくのジェットコースターは　　　ハイスピードだ～　　　最近の一番人気、ジェットコースター。何度も何度も勢いつけて挑戦する子どもたちなんてことない、机2台の真ん中に小さなベンチ、そしてその先に着陸地点があるだけ。でも、これが幼児の特性を踏まえた、ちょっぴり上を目指す工夫なのです。

  2006.10.01

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  シュタイナー？　フラッシュカード？

  　　　”むっちゃん＆かんちゃん”　　　　　　　　　　　　　　　　シュタイナー教育で用いられるお人形です　Ｑ、シュタイナー教育に興味があります...。フラッシュカードはやっていません...。　あるブログでみつけた、mamaさんのつぶやきに、私なりの意見を...　上の写真は、私がそれぞれの子どもにと、手を針でぷちぷちと刺してバンドエードだらけにしながら作った作品です。その甲斐あってか、このお人形だけは今も子どもたちと一緒にいることが多いようです。このお人形からもわかるように、シュタイナー教育は、子どもがお母さんのおなかの中で過ごすときのように、自然物を大切にし、やさしさあふれる教育観で子どもを包み込みます。（私は深く学んだわけではなので、ここらへんでおいておきますね）　先日、2歳親子体操で、右の男の子人形（かんちゃん）を相手に見本をしたら、子どもたちにかなりうけました。（うそうそ、きょと～～～ん状態でした）　かんちゃんと一緒にぎったんばっこん　では、シュタイナー教育で用いられる他のおもちゃはどうでしょう？　鉄琴は、音程がしっかりしていません。（鉄琴はkawaiの音ブロックがgood!です）　積み木は、定格がしっかりしていないので、ぴっちり合いません。（数学的思考へつながることを考えるならやはりきちっと合うものがいいでしょう。ぴかいちはwakuブロックです）　こんな風に、いろんな理論にはいいとこ、足りないところがあるようですね。　シュタイナー的考え方で行くと、フラッシュカードはもってのほか！　ですが、これも現在使用されているほとんどの幼児教室のやり方に問題があることも、最近知りました。　やり方さえ間違わなければ...、子ども特有の「パターン認識（...については2つ前の日記で少しふれています）」ができるうちに、その感覚を研ぎ澄ます、ということはすばらしいことですね。　私は、フラッシュカードについての認識不足から、活用することはありませんでしたが、子どもが成長し、「感覚で捕らえることのできる時期にトレーニングしていれば、今とは違ったかな？」と感じる場面もあります。　でも、基本は...”家庭はくつろぐ場所である”ということではないでしょうか？　子どもが小さいうちは、おかあさんの言うことを聞きますし、けなげにも、お母さんが喜ぶことをしようと、”おべんきょうする～”なんて言ったりします。（我が子は言いませんでしたが）　でも、幼稚園・学校で緊張して、おけいこで疲れ果てている現代の子どもたち。家庭で、また補習授業があったら、どうなるんでしょう？　最近、いくつも起こっている子どもが母に刃（やいば）をむける事件は、そんな行き所のない子どもたちが、突破口を開こうとしている叫びに聞こえてならないのです。（すべて手にはいるという恵まれた環境の中で、わがままになっている場合など、他にも原因はあるでしょが...）　また、子どもは即物的です。つらい・しんどいことは即、嫌いになってしまいます。子どものためを思ってやらせることが、やる気のないニート予備軍を作りかねない怖さも持っています。　のほほ～んと流れる時間の中で、子どもたちは力を充電させることもあるし、思考が深まっていく。　好きなことにひたれる...そんな幸せな時間が一生にどれくらい持てるのでしょうか？　これからの人生を支える土台は、そんな自由な発想が許される時間の、楽しかった思い出じゃないかな、と考えたりしています。せめて、子どもたちに今は、そんな時間を 十分味わわせてあげたい気がします。　だから、今、遅れないように！とがんばってられるおかあさん方も、集団教育に入ったら、少しその手綱を緩めて（たづなをゆるめて）あげてくださいね。（小さくお願いしておきます）

  2006.09.29

• 　子どもからのプレゼント

  　子どもがなかなか言うこときかない...って、煮詰まっちゃうことが多い毎日の中で、子どものことばに、心が和むひと時ってありますよね。　先日、８歳の娘のことばがそうでした。　小学校の総合の授業で、保護者が積極的に活動に参加する機会が多いのですが、娘は毎回来てほしがります。そして先日もぽつ～んと...　「なんか、雲がママにみえてくるねんな～（大阪弁バリバリですね）」　「なんかな～、ママ来てほしい、あぁ～来てほしいよな～と思って雲見てたら、雲がママに見えてくるねん」　親って、子どものこんなことばに支えられているんだわ、と感じられるひとときでした。　親は子どものできていない所や、反抗的な面ばかりに目が行きがちですが、こんな日常会話も大切にしたいですね。　そして、ずっと心に留めておけるよう、「○○ちゃん語録」なんて、作るのもいいかもしれませんね

  2006.09.27

• 子どもの特性

  先日、フラッシュカード考案者の上里先生に関する書籍におもしろいことが書かれていました。子どもの特性（子どもはどのような生き物でしょうか？） 1.やかましい 2.落ち着きがない 3.計画性がない 4.反省しない 5.物事が長続きしない 6.自己中心的 7.うらやましがる 8.大小にこだわる 9.順序にこだわる10.すぐ泣く　　　　　11.食べ物の好き嫌いが多い12.我慢できない13.視野が狭い14.未来を見通すことができない15.何でも自分でできると思っている16.興味のないものには身体が動かない17.おだてに乗りやすい18.反抗心が旺盛19.恥を感じない20.好奇心が旺盛21.何にでも興味を持つ22.興味を持っているものには疲れない23.行動と思考が同時24.身体が動いていないと頭が働かない25.丸暗記能力に優れている26.パターン認識ができる27.パターン思考ができる28.こだわりがない29.苦情を言わない30.恨みを持たない31.理解を求めない32.喜怒哀楽が自然にできる　ahahahahaha～～～おもしろいでしょ。あてはまるものがいっぱいありませんか？画面の向こうで、”そうよ～そうよ～そうよね～”とうなずく姿が見えるようです。ちなみにうちの子たちは、ほぼすべて当てはまります。　特に、26.パターン認識ができる...は子育てをして感じたことです。子どもと一緒にテレビをみていても私は、1部分しか覚えていないのに、子どもたちはまるで、画面を写真で撮ったかのようにいろいろ記憶にとどめているんですね。こんなことを、パターン認識というそうです。恐るべし、子どもたち...　子どもは、大人の未熟な姿なのではなく、別の生き物といえるかもしれませんね。 反省しない子どもに、「反省しなさい！」。落ち着きないのに「落ち着きなさい！」というのは無理なことなんですね。では、放っておいていいのでしょうか？といえば、そうでもありません。子どもが、そうしてしまうような状況を作ること、それが大切なのではないでしょうか？　子ども特有の思考や身体の機能的なことは、またの機会に…

  2006.09.25

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  ☆はじめ☆の大切さ

  wakuブロックです　これは、私の大好きな和久洋三さんの積み木です。このシリーズはほんとよくできていて、モンテッソリーの積み木を基本にしながら、より数学的な思考が育つ遊びへの可能性を持っています。（お話すればどんどん熱が入ってしまいますので、積み木についてはここでおいておきます）（詳しく知りたい方は、ページ右のブックマーク内、wakuブロックのHPをご覧下さい）　上の写真は、箱をゆっくりと逆さむけて、積み木を出した状態です。

  2006.09.20

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  意外に大事な”けんぱ”

  　　　おおきなお山もひっとっとび　６歳ごろになると、それまで獲得した運動感覚を連動させて、複雑な運動もできるようになってきます。これは、協応性といいますが、たとえば、ボールを投げる時に自然に行っている運動、ボールを握る手・腕・そして足は違った運動をしながら、ボールを遠くに飛ばすということに向かって統合されています。　跳び箱を飛び越えるということも、協応性という運動能力になります。　さぁ、跳び箱を跳びましょう！もし、突然目の前の跳び箱を跳び越えることが、初めてだったら...「ひっかかて、痛い～」「大きな器具が怖い～」子どもたちがメンタル面でもクリアしなければならないものが、目の前の跳び箱以前に、山積みになっています。よく、小学校の授業で、跳び箱や棒高跳びのバーの前で立ち往生している姿もみかけます。　ここで、大切なのは、跳び箱を跳ぶ前に跳ぶために大切な運動能力は育っているか、ということです。跳び箱は、助走ー踏み切りー着手ー飛び越しー着地と、いろいろな運動が組み合わさっていますが、それぞれができていなければ、飛び越すことににはつながらないのです。　踏み切りは"けんぱ”（意外ではないですか？）ができなければ、できません。着手から、跳び越す感覚は（肩が前に出て慣れなければそれが怖いのですが）、よつんばいなどの逆さ感覚が必要となってきます。　それが身についていれば、初めて開脚とびに挑戦しても、跳べてしまうのです。上の写真の子も、この日初めて跳び箱に挑戦しました。　指導者は、その種目をするために必要な運動感覚を知り、それがどれぐらいできているのか把握しておかなければいけません。ただむやみに、難しい種目に挑戦させては、子どものやる気をそいでしまうばかりでなく、身体の健全な成長を阻害してしまいます。　指導者だけでなく、周囲の大人は、子どもに無理がないか、充分な注意を払いながら、いろんなことをさせなければいけないと思うのです。　それが子どものやる気の源になるか、「ぼくは、なんにもできないんだ～」と無能感を持ってしまうのか。大きな分岐点となってくるのです。

  2006.09.14

• 子どものこだわり

  Q:子どもがいつも同じ本ばかり持ってきます。いろんな本を読ませたいと思うのですが、これでいいのでしょうか？A：これは、子どもの特性をよく表している事柄ですね。　子どもは、繰り返しが大好きです。幼稚園などで行われる劇遊びも、「大きなかぶ」「きんのがちょう」「にげだしたホットケーキ」など、繰り返しのお話がよく用いられます。　運動遊びでも、ひたすら、ただひたすら同じことを繰り返す場面によく出くわします。（先日、私も子どもたちと同じように走っていたら、目が回って倒れそうでした...）私はそんな時、できる限りその活動が中断しないよう、子どもの納得のいくまで（許される範囲でですが...）様子を見ていることにしています。子どもに何かさせようとすると、かなりの労力が必要ですが、そんな時の子どもの意気揚々とした姿ったらすごい！そして、おめめもきらきら輝いていますよね。そんなときは、全く疲れを感じないようです。　子どもは、繰り返しの中で、次に起こる事柄を、わかりきった事柄を、安心して行うことが大好きなんです。絵本を見ながら、「ほら～やっぱり～」なんて得意気に言うこともありますよね。子どもがどんどん次のことをするのも、興味が次々に広がる大切さがありますし、逆に何度も繰り返すことも、物事をじっくり捕らえ、思考の基礎を作るために大切な時間だと考えています。　我が子たちも小さい頃、それぞれにお気に入りの本がありました。いくつか凝った本はありましたが、「じゃあじゃあ　びりびり」の本は、は文字通りびりびりに。そして、上の子は、妹が生まれる頃、何度も持ってきた絵本が「もうすぐおにいちゃん」でした。きっと、この先まもなく起こる事柄のシュミレーションをしていたのでしょうね。２歳の子どもが無意識うちに、がんばらなくっちゃ、と感じてる姿は胸が痛むものでした。が、その後はそんな気持ちはすっかりどこかにしまい込んじゃったみたいです。

  2006.09.13

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  動物ランドに出発、Let's go!

  お出かけしよう～W（＾O＾）W　動物ランドへ。どんな動物に会えるかな～？子どもたちは、空想の世界が大好きです。今、お散歩に出発したばかりなのに、次の瞬間、ペンギンになって、海の中を”シューシュー”と泳ぎ回っています。かと思うと一瞬にしてジャングルの中へ。あらあら、次に会うのはどんな動物でしょうか？？？がおぅ～～～！ライオンだぞ。　じゃあぼくは、きりんさん。うん、なかなかいいぞ～！ぼくは舞台監督さ　V（＾＾）Vそれぞれの子どもの発想に、はなまる拍手！　ぱちぱちぱち☆☆☆　

  2006.09.13

• ”聞いてるだけ”のおかあさん○or×？

  かい”はおろかだったのか？(青春出版社：「子どもの自信をつける言葉　トラウマになる言葉」加藤諦三氏　著)「子曰（い）わく、吾れ回と言うこと終日、違（たが）わざること愚なるが如し。退（しりぞ）きた其の私を省みれば、亦（ま）た以（も）って発するに足れり。回や愚かならず」 「先生が1日中、回（かい）と話をした。 彼は全く従順で、異説を唱えなかったし、 反対もしなかった。先生は、回を愚かだと感じたが、 彼が下がってから省みると、「私の道」を発揮するのに 充分だった。回は愚かではない。」 そして、これを子育てに置き換えてみると...、 ｢子どもの言っていることを聞いてあげれば 喜ぶことを知っている上で、聞いているだけの 母親がいる。そういう母親は愚かではない。 母親は、ときに子どもを評価したり、批判したり しないで、ただ聞くということに徹することである。 そうすると、子どもは、「なにか、楽しかったな～」 と思う｣ そうなんですね～。なかなかできそうで難しいことです。ふと、思い出した一節です。

  2006.09.11

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