テーマ:詩&物語の或る風景(1049)
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流れ星にお願い事をしたのはいつの事だったろう?
その流れ星の話を今日友人から聞いた。 「流れ星はみんなの願いが届いてから、初めて輝き始めるのよ。」そう彼女は言った。 ホントはたくさんの星が毎日流れてるの。でも、それが純粋な子どもの願いでないと星は輝かないの。 そしてその輝いた星はそのまま神様のところへその願いを届けるの。神様はいつも小さな机に座って忙しく仕事をしているの。長い髭を生やしていて、三角の帽子をかぶって、大きな大きな羽のペンで書き物をしている神様のところに、流れ星は子供たちの願いを届けるの。そしてその願いを叶えて下さい。とお願いをするの。 そしたら、神様はその子ども達の願いを一つずつ見ていって、叶えられる願いとそうでないものをわけていくの。そして叶えられる願いに対しては、「この願いを叶えます」っていう誓約書を書くの。 そうして叶えられる事になった願いの誓約書を大きな金色のとさかをつけた青い鳥が口にくわえて子供たちのところまで運んでいくの。けれど、その紙が子供たちに届くときには、この葉だったり、小さな小枝に変わってしまっていて、よっぽど気をつけていないと、その誓約書が来たことには子供たちは気づかない。 けれど、それに気づいた数日後には子供たちの願いはきっと叶うのよ。だって、神様が約束してくれたんですから。。 彼女はそう言って微笑んだ。 最近流れ星を見なくなったのは、きっと僕がもう大人になってしまったからなんだろう。そして、たくさんの流れ星はきっと今日もたくさんの願いを乗せて神様のところに届けられているのだろう。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 29, 2005 03:48:20 AM
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